（from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更）
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Date: Wed, 04 Apr 2001 14:28:01 +0900
From: 和田 喜太郎 <YRX00535@nifty.ne.jp>
Subject: [aml 21519] ひびけ沖縄のこころ関西集会
先月２５日、西区の大阪ドームで在日韓国・朝鮮人、日本人が一堂に会し、約３万人
の大交流集会が行われた。これほどてでもないが４月１日、以下のように「ひびけ沖縄
関西のつどい」が開催された。昨年６月の首脳会談以後、南北和解への動きが胎動しつ
つある一方で、韓国・沖縄など米軍基地の存在は東アジア平和の足かせとなっている。
集会での訴え内容を書けば長くなるので省略するが、いずれも今をめぐる貴重な発言ば
かりだった。01/04/04（和田）
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４月１日の午後、大阪城公園野外音楽堂で「『命どう宝』基地・軍隊はいらない、ひ
びけ沖縄のこころ関西のつどい」が沖縄や韓国からのゲストを迎えて開催され、約２５
００人がこれに参加した。
９５年の米兵「少女暴行事件」以後、大阪で二つの沖縄関係団体が発足した。「米兵
の暴行糾弾！沖縄と共に基地撤去をめざす関西連絡会」と「『平和な島を』関西沖縄の
会』で、これらを中心に翌年３月に取り組まれたのが「ひびけ沖縄のこころ関西のつど
い」だった。以後毎春２〜３０００人規模の「つどい」が継続され、昨年は京都（円山
公園）で開催されるなど今年で６回目を迎えた。
少し花冷えながら天気は快晴、前々回大田前知事を迎えて行った大阪城公園野音周辺
の桜も満開、植木市などもにぎわい、時たま甲子園の宜野座高校の健闘ぶりも伝えられ
ながら集会は進行された。まず恒例となった、まよなかしんやさん事前ミニライブがあ
り、在阪舞踊団による琉球舞踊のオープニングに始まった。実行委代表太田弁護士の開
会挨拶のあと、ゲスト最年少の島袋博江さん（レッドカード・ムーブメント提案者）よ
り沖縄からの訴えがあった。（以下アピール内容は省略）
つづいて安次富浩さん（ヘリ基地反対協代表）から、今回始めて集会参加の金城裕治
さん（辺野古命を守る会会長）、金城繁さん（二見以北十区の会）の紹介があり、安次
富さんから沖縄の現状と問題点などの訴えがあった。
金城裕治さんはサミット・ツアーで辺野古を訪れた際に対応された方で、長く大阪生
野で過ごされ久方ぶりの来阪だった。周囲が「師匠」と呼んでいる金城繁さんは民謡・
三線の研究所も持つ奏者で、訴えのあと民謡アレンジの基地反対のうたを披露された。
韓国からは、全晩奎［チョン・マンギュ］さん（梅香里住民対策委員長）から梅香里
（メハンニ）の現状の訴えがあった。駐留米軍による被害や問題点は韓国・沖縄とも共
通し民衆の連帯によってこれらの闘いをすすめていこうというアピールだった。
このあと在日韓国青年同盟のサムルノリ演奏。団体アピールでは息子さんを米兵の交
通事故で失った海老原大祐さん（宝塚市在住、米軍人軍属による事件被害者の会）、武
部恵子さん（ジュゴン保護キャンペーンセンター）、金昌五さん（在日韓国民主統一連
合・事務局長）から、それぞれの取り組み課題についてのアピールがあった。
最後に集会アピール（別記）を採択し、エイサー（ガジュマルの会）の舞台演奏から
引き続き太鼓を先頭に、鶴橋までのピースウォーク（デモ）に移った。
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４・１「命どう宝」基地・軍隊はいらない
ひびけ沖縄のこころ、関西のつどい アピール
ハワイ沖でおきた米原潜による「えひめ丸」衡突沈没事故、人命より軍の都合を優先
し保身に走る米軍に大きな衝撃が広がっている。沖縄では米兵による少女への猥褻暴行
事件をはじめ事件事故があとを絶たず、米高官の県知事への「中傷メール事件」など、
怒りは頂点に達している。１月に起きた連続放火事件では米軍は容疑者米兵の身柄の引
き渡しを拒否した。日本政府はなによリも住民の生命や財産を守る義務があるにもかか
わらず、「日米地位協定」の改訂を米国に要求しようともしていない。基地がある限り
こうした事件事故がなくならない事は明らかであり、我々は沖縄からの海兵隊の即時撤
退と基地撤去を断固要求する。
日米政府は、普天間基地の移設先として名誰市辺野古沖に最新鋭の米海兵隊基地を建
設しようとしている。ジュゴンの生息するいのちの海・豊かなヤンバルの森を破壊し、
朝鮮半島の南北首脳会談の成功に見られる東アジアの平和の流れに逆行するこの動きを
断じて許すわけにはいかない。平和は軍事によっては守られない。今こそ沖縄から、韓
国から、日本から米軍は撤退せよ。沖縄や韓国梅香里をはじめとする反基地運動に堅く
連帯しよう。２１世紀を平和な世紀にするために、共に行動しよう。
名護にあらたな基地をつくらせない！
ジュゴンの海、ヤンバルの森を守ろう！
朝鮮半島・沖縄・日本から米軍は出ていけ！
２００１年４月１日
２１世紀の初年にあたり「関西のつどい」参加者一同