pmn内部の話題について一部分略しました。
（from 『民衆のメディア・メーリングリスト』 改行位置等若干変更一部略）
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Date: Sat, 17 Mar 2001 14:23:49 +0900
From: Imai Kyohei <pebble@jca.apc.org>
Subject: [pmn 13885] Fw: PARCより報告とお礼
今井です。PARCから、今回の弾圧への抗議に賛同した団体などへお礼状が来てい
ました。状況を知る手がかりとなると思うので、以下転送します。
Forwarded by Imai Kyohei <pebble@jca.apc.org>
----------------------- Original Message -----------------------
From: MAEDA Miho <mmiho@jca.apc.org>
To: mmiho@mail.jca.apc.org
Date: Fri, 16 Mar 2001 20:53:03 +0900
Subject: PARCより報告とお礼
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アジア太平洋資料センター（ＰＡＲＣ）への家宅捜索に関連して
〔市民団体への不当弾圧に抗議する声明〕にご賛同いただいた皆様へ
お礼とご報告
３月９日のアジア太平洋資料センターへの家宅捜索に関して、
〔市民団体への不当弾圧に抗議する声明〕にご賛同いただき、どうもありがとう
ございました。実質的には１４日から１５日昼までという短い呼びかけ期間にも
関わらず、１１７団体（１５日１４時の時点で。その後さらに増えて１６日20時
段階では１２５団体となりました。また、それに加えて個人のお名前で賛同して
くださった方が１６名いらっしゃいます）のご賛同をいただきました。私たちの
力及ばない広い範囲にまで深夜になっても連絡をとり、賛同を集めていただいた
皆様、お力添え本当に心強く、感謝しております。
今回、短い期間の間にこれほど多くの賛同が寄せられたということ自体、歯止
めを知らず市民への弾圧を繰り返す警察に対して、多くの人がかつてなく危機感
を強めていることの表れではないでしょうか。日本社会全体にガタがきている今
の状況の中で、旧態依然の公安警察がなぜこのような権力濫用を続けているのか、
私たちは屈することなくきちんと抗議・批判をし、またそれを事実上支えている
司法の在りように対しても、抗議をしていかなければならないと感じます。
本日１５日、午前中に押収されたものの返却を求めるための準抗告の手続きを
済ませ、午後４時からは霞ヶ関の司法記者クラブにおいて皆さんにご賛同いただ
いた声明を発表する記者会見をもちました。この記者会見には、賛同いただいた
団体の中から「グリーンピース・ジャパン」「原子力資料情報室」「アムネスティ
・インターナショナル日本支部」「反管理ネット」「JCA-NET」「未来の『やめて！』
という命の声が聞こえませんか」「インドネシア民主化支援ネットワーク（
NINDJA）」の皆さんにもご参加いただきました。
記者会見においては、まず今回準抗告の手続きの労をとってくださった弁護士の
海渡雄一さんが準抗告が受理されたことについての報告をし、ＰＡＲＣへの家宅
捜索が法的にみても不当なものであること、またメディアの報道が警察情報を鵜
呑みにしたものであり、被害を受けた側にさらにダメージを加えるものであるこ
となどを説明しました。次にＰＡＲＣスタッフの前田が今回の声明の趣旨と、賛
同呼びかけへの反応について説明し、ＰＡＲＣ共同代表の村井吉敬が、今回のよ
うな弾圧はＰＡＲＣのみならず市民団体全体への弾圧であり、日本の公安警察の
在り方そのものが非常に時代錯誤的なものであることなどを述べました。続いて、
以前にやはり公安によって家宅捜索を受けたグリーンピース・ジャパンの関根さ
んから、世界２７か国で３０年間活動してきたグリーンピースにとって、このよ
うな家宅捜索は日本が初めてのケースであり、日本の警察の在り方は世界的にみ
てもひどいものであるとのコメント、また、原子力資料情報室の藤野さんからは、
このような弾圧は市民運動をしている身にしてみれば、まったく他人事ではない
とのコメントをいただきました。JCA-NETと反管理ネットに所属している小倉利丸
さんからは、最近国際的にも警察権力によるインターネット情報の監視、違法捜
査にどう対抗するかがNGOの間で議論になっているとの報告があり、日本は警察だ
けではなく司法・メディアの状況も悪く、警察権力への批判報道があまりにも少
ないという指摘がありました。また、アムネスティ・インターナショナルの森原
さんからは、法治国家であるにも関わらず、目に見えないところで人権侵害が続
いていく日本の状況についてのコメントがありました。
記者会見を行なった司法記者クラブは、記者クラブというシステムの性格上、
かなり閉鎖的なもので、クラブに登録している記者しか会見場に入れないという
ことがあり、広く一般への記者会見にはなりにくい場所ではありました。また集
まる記者の顔ぶれも、たとえばサンケイの記者がまるで警察寄りの質問をするな
ど、記者の反応自体に腹の立つ場面もありました（記者の人数も入れ替わり立ち
代りで10数人程度でした）。翌朝（１６日）朝刊もざっと見たところではこの記
者会見に関する記事は出ていません。ただ、私たちとしては、賛同していただい
た団体の皆さんがともに記者会見の場に立ち会ってくださったことはとても心強
かったですし、この声明を出したことは意義があったと思います。
この件については、英訳した声明を海外の団体にも広く知らせていこうとして
います。また、このような弾圧が２度と繰り返されないために、市民運動内で情
報を共有し、公権力の濫用に対してともにたたかっていくことが大切ではないか
と思います。家宅捜索を受けたのはまったく不当で悔しいことではありますが、
このことによって皆さんからご賛同をいただいたことを、これからこうした弾圧
に対して市民運動の側で対抗していくためのつながりを作っていくステップとで
きればと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。まずはとり急ぎ
ご賛同への御礼と記者会見のご報告まで。
アジア太平洋資料センター（PARC）
事務局長 前田美穂
東京都千代田区神田小川町２−１檜ビル３階
tel.03‐3291‐5901 fax.03‐3292‐2437
parc@jca.apc.org
＊以下、ご賛同いただいた団体・個人の方のお名前です。
賛同団体 （順不同）
アムネスティ・インターナショナル日本支部／グリーンピース・ジャパン
原子力資料情報室／日本国際ボランティアセンター（JVC）
APEC・NG0モニターネットワーク（AMネット）／地域自立発展研究所（IACOD）
日本キリスト教協議会（NCC）／日本カトリック正義と平和協議会
カトリック東京教区正義と平和委員会／インドネシア民主化支援ネットワーク
（NINDJA）
ODA改革ネットワーク／特定非営利活動法人 アジアボランティアセンター
大阪自由学校／関西NGO協議会
神戸学生青年センター／国連・憲法問題研究会（ピースベリー・ジャム）有志
札幌自由学校「遊」／自然を返せ！ 関西市民連合
泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会／滞日アジア人労働者と共に歩む会
すべての武器を楽器に委員会／名古屋ニカラグアに医療品を送る会
野宿者・人権資料センター／反監視ネットワーク
民衆のメディア連絡会有志／メコンウォッチ
ASPBラオスの子どもに絵本を送る会／全統一労働組合
特定非営利活動法人 名古屋NGOセンター／ジャビルカ基金
ウータン・森と生活を考える会／名古屋YWCA
白木屋・魚民で飲まない会／杉並外国人登録法を考える会
杉並アクション／先住民族の10年市民連絡会
盗聴法（組織的犯罪対策立法）に反対する神奈川市民の会
神戸事件の真相を究明する会／自遊学校ひろしま
メンズリブ広島をつくる会／広島開発教育研究会
地球市民共育塾／地球市民教育ひろしま
全交広島（平和と民主主義をめざす全国交歓会広島実行委員会）
石原都知事リコール会議／ピナツボ・アエタ教育里親プログラム
科学と社会を考える土曜講座／エスニックコンサート実行委員会／命どぅ宝ネッ
トワーク
アジア保健研修所（AHI）／横浜事件の再審を実現しよう！ 全国ネットワーク
逮捕・家宅捜索令状110番／ムミアの死刑執行停止を求める市民の会
グループ「わりわり」／平和をつくる大和市民の会
民族差別を考える会・むくげ／名古屋自由学校
ウラシマ・プロ／未来からの「やめて！」という命の声が聞こえませんか
未来を考える会／脱軍備ネットワーク・キャッチピース
ピースリンク広島・呉・岩国／８・６ヒロシマ平和へのつどい
メディア開放法を実現させる市民の会／草の根援助運動
市民外交センター／被災地NGO協同センター／電磁波問題市民研究会
モンキーベイ自然保護基金／ハーモニクスライフセンター／京都自由学校
NGO神戸外国人救援ネット／インパクト出版会／不当捜索押収連絡会
人権尊重を求める市民の会／フィリピン情報センター名古屋
特定非営利活動法人 アーユス 仏教国際協力ネットワーク
三多摩・フィリピン資料センター
三多摩・カサナグの会
フィリピンピースサイクル 青柳さんへの不当弾圧を許さない会
ペルー民主化連帯ネットワーク／日本インドネシアNGOネットワーク（JANNI）
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック／日本婦人会議
市民フォーラム2001／New Internationalist Japan
（財）PHD協会／アンポをつぶせ！ ちょうちんデモの会
コムスタカ−外国人と共に生きる会／ピースネットニュース／浦和市民連合
第九条の会ヒロシマ／反差別国際運動日本委員会（IMADR‐JC）
置賜百姓交流会／非暴力サークル自立（準備会）／北海道平和運動フォーラム
日本の戦後責任を清算するため行動する北海道の会／アジア開発銀行（ADB）福岡
NGOフォーラム／婦人民主クラブ／高木学校／原発を考える市民の会／軍国主義に
反対する会／債務と貧困を考えるジュビリー九州／カトリック横浜教区 滞日外
国人と連帯する会／アジア女性資料センター／市民フォーラム２１・NPOセンター／Hand-in-Hand千葉
アジア人権基金／地球市民教育センター／東京労働安全衛生センター
日本基督教団西中国教区宣教委員会社会部／日本基督教団西中国教区靖国神社問
題特別委員会／北大阪新聞社救援連絡センター／たんぽぽ舎／平和の手
（以上１１７団体／１５日１４時段階）
●記者会見後に賛同を寄せてくださった団体は以下の通りです。
国際協力フェアトレードショップ・サマサマ／八ヶ岳大福帳／アジア・バプテス
ト・エキュメニカル奉仕会（ABEM）／日本国際法律家協会／全国一般労働組合東
京南部／ストップ・ザ・もんじゅ／東京ひらがな書房／A Seed Japan
（計１２５団体／１６日１４時段階）
個人賛同
（今回の賛同は団体賛同ということでしたが、個人としてご賛同いただいた方の
お名前を以下に列記します）
喜納昌吉（すべての武器を楽器に委員会）／武者小路公秀（フェリス女学院大学
教授）／ダグラス・ラミス／秀嶋ゆかり（弁護士）／染森信也（自治体労働者）
／鵜飼哲（一橋大学教員）／久世宣孝（在タイ）／奥山妙子／小林一朗（環境・
サイエンスライター）／藤井由美（在タイ）／岩崎駿介／後藤雄介（早稲田大学
教員／）尾関葉子（在ジンバブウェ／）戸田ひさよし（門真市議会議員）／ほか
匿名個人２名
（計１６名／１６日１４時段階）
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Imai Kyohei<pebble@jca.apc.org>
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