「沖・韓民衆連帯」の都裕史です。(aml,keystone,k-peace MLに
投稿します。)
*** 転載大歓迎 ***
韓国での反米機運の盛り上がりを示す1つの例で、毎月定例化されている米大使館前
の
集会開催があります。
さる1月16日に開かれた第16次集会では、集会場所の近隣に大統領夫人が来ると
いう
ことで、警察が集会参加者を警察のバスに3時間監禁するなどの過剰弾圧をしまし
た。
今回の第17次集会は、韓国にある在野運動団体が数多く参加し、警察の弾圧も少な
かった
模様です。ただ、米大使館は書簡の受け取りを拒否し、警察は集会後に参加者が米大
使館
前を通り過ぎることを遮ったということです。
決議文にあるように、今年の韓国では昨年の流れを受けて反米運動の更なる盛り上が
りが
展望されます。
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「沖・韓民衆連帯」(URL:http://homepage1.nifty.com/OKIKAN/)
都裕史(NAH00567@nifty.ne.jp or yoosa@oic.ac.jp)
【情報室】に今までのnewsがあります。
「梅香里米軍国際爆撃場閉鎖のための闘争速報」
(VHS22分、日本語字幕入り、1本1,700円)
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韓米SOFA再協商促求と国会批准反対のための第17次米大使館反米連帯集会
決議文
欺瞞的なSOFA改正案の国会批准を中止し、韓米当局はSOFA再協商に即刻立ち
上がれ!
韓米当局は昨年12月28日にSOFA改正案に合意して、さる1月18日に公式署名し
た。韓米当局は改正案を発表しつつ、『両国の関心事項を充分に反映し、両国政府が
相互尊重と有効精神にしたがって最大限協力した結果』だとして、不平等な韓米SO
FAがまるで全面改正されたごとく国民に宣伝している。
しかし、今回のSOFA改正案を詳細に見れば、SOFA本協定は31の条項中第22条
第5項、すなわち米軍被疑者の身柄引き渡し時点を裁判終結後から起訴時点に改正し
ただけだ。また、付属文書である合意議事録と了解事項の一部が改正され、「環境保
護に関する特別了解覚書」、「韓国人雇用員優先雇用及び駐韓米軍家族の就業に関す
る了解覚書」が新しく追加されたのに過ぎない。
結局、今回の改正案は、韓国の主権を侵害する核心条項はそのまま置いたまま、幾つ
かの枝葉的な改正と法的効力がない宣言的な文句を入れた欺瞞的な改正であり、甚だ
しくは改悪された条項まである。代表的には、環境関連の改正の場合、本協定ではな
い合意議事録に「環境保護の重要性を認識して認定する」という何の法的拘束力がな
い宣言的文句を挿入するのに止まり、原状回復や被害賠償を規定しない有名無実な条
項になってしまった。
更に深刻はことは、12月28日の改正協商案発表内容とは違い、1月16日の公式署名段
階で更に後退した部分も発見されているという事実だ。
今回のSOFA改正案が、このように多くの問題を抱えているにもかかわらず、外交
通商部は国会に批准同意案を提出して2月16日の統一外交通商委員会審議を目前にし
ている。
これに対して、我々はすべての市民社会団体と共に事実上改悪されたSOFA改正案
の国家批准に強く反対し、平等な韓米関係を望む良心ある国会議員がSOFA改正案
国会批准反対に積極的に立ち上がることを強く求める。
また我々は、欺瞞的なSOFA改正案を決して認定することができないのであり、韓
米当局は即刻再協商に臨むことを重ねて強く求めるものだ。
米国は老斤里事件をはじめとした良民虐殺の真相究明、梅香里とストリー射撃場の全
面閉鎖、米軍犯罪の完全根絶などを解決し、この地から去れ!
米国は2000年に韓国民が強く要求した当面の懸案を一つも解決しないでいる。
特に、老斤里良民虐殺事件が米軍による組織的、計画的虐殺だったことが明白になっ
たにもかかわらずこれを隠蔽し、「謝罪」ではない「遺憾」で、「被害賠償」ではな
い「奨学金」と「慰霊碑」で虐殺の責任を回避しつつ、老斤里事件がすべて解決され
た様に騒いでいる。
また、梅香里とストリー射撃場問題も同じだ。いま、南と北は和解と団結に進んでい
るが、米軍は韓半島で依然として戦争に対備する爆撃と射撃演習を強行している。こ
れによって南と北の和解のムードをぶち壊しているのは勿論で、爆撃場と射撃場周辺
の住民は生活の基盤を根こそぎ奪われている。今やこれ以上の爆撃と射撃演習は必要
がない。梅香里米軍国際爆撃場と坡州ストリー射撃場は即刻閉鎖されなければならな
い。
我々は今日、韓米当局が2001年に解決しなければならない当面の懸案であるSOFA
再協商及び全面改正、韓米相互防衛条約の廃棄、老斤里良民虐殺事件に対する米軍の
組織的・計画的虐殺の真相究明と被害賠償、梅香里爆撃場と坡州ストリー射撃場の閉
鎖、NMD推進反対などを速やかに解決することを強く要求し、2001年全国民と共に反
米闘争を展開することを明らかにしておく。
−我々の要求−
・ SOFA改正案は欺瞞だ! 韓米当局はSOFA協商を再び行え!
・ SOFA改正案は欺瞞だ! SOFAの国会批准に反対する!
・ 米軍は老斤里良民虐殺に謝罪して賠償せよ!
・ 韓国政府は米軍の老斤里事件国際司法裁判所提訴のための承諾書を交付せよ!
・ 梅香里米軍国際爆撃場と坡州ストリー射撃場を即刻閉鎖せよ!
・ 米大使館前集会を暴力鎮圧した警察は公開謝罪して責任者を処罰せよ!
・ 韓米相互防衛条約を廃棄して駐韓米軍は即刻この地から去れ!
2001年2月13日
SOFA改正国民行動/梅香里汎国民対策委/米軍基地共同対策委/全民特委
及び第17次米大使館反米連帯集会参加者一同
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