沖縄の後藤です。
沖縄・新刊案内+1です。
・「青年医学徒の沖縄戦回想記」
遠藤幸三著 2000.12.10 2500+税
発行 橋本確文堂 金沢市増泉4−10−10
076−242−6121
ISBN4-89379-059-5
これは、驚くべき沖縄戦の証言。
筆者は1912年生まれ、旧制金沢医大卒。
1937−1945の間、召集3回の軍医中尉。
専門は産婦人科。1988年現職引退、
金沢赤十字病院名誉院長。
1944年8月5日、3回目の召集令状、
「第9師団第3野戦病院勤務」指定、
9月25日門司港出航、10月25日朝那覇港上陸、
編成変更で「第24師団第2野戦病院」勤務、
中頭郡美里村知花駐屯、
1945年2月1日、東風平村小城(こぐすく)移駐、
9月14日米軍に投降、1946年9月帰日。
後藤は、この「遠藤軍医中尉」
の存在、手記について、
寡聞にして知らなかった。
「沖縄戦」ではまだまだ知られていないことが多いが、
筆者の医師としての観察力、行動力にはびっくりさせられる。
兵隊、下士官、将校への観察、日本軍、戦争についての
考察も興味深い。
88歳の筆者にインタビューしたいものである。
・「孤高の桜」
−ハンセン病を生きた人たちー
井上佳子著 2000.12.11 1500円+税
発行 葦書房 福岡市中央区赤坂3−1−2
092−761−2895
ISBN4-7512-0791-1
筆者は熊本放送ディレクター。
第19回潮賞受賞作。
熊本にある国立療養所菊池恵風園の取材を通し、
「ハンセン病を生きた人たち」を紹介している。
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SATOSHI GOTOH
OKINAWA
fwgk4969@mb.infoweb.ne.jp
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