「沖・韓民衆連帯」の都裕史です。(aml,keystone,k-peace MLに
投稿します。)
**** 転載大歓迎 ****
老斤里事件の真相究明に際して、米国側が事実の隠蔽に走り、カルデラ陸軍長官が
「上部の命令なし」
と発言しました。
その事に対して被害住民から強い批判が出ています。
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声明書 【老斤里米軍良民虐殺事件委員会】 00,12,15
■ カルデラ米陸軍長官による老斤里事件の上部発砲命令否認発言を糾弾する。
■ 老斤里事件を歪曲する米国政府に免罪符を与えることは決して容認できない。
■ 韓国政府はカルデラ長官の発言に対する韓国政府の立場を明らかにし、米国政府
の老斤里事件縮小、歪曲意図に強く対応せよ!
2000年12月15日、カルデラ米陸軍長官は、『老斤里事件当時、米軍兵士が上級部隊の
命令に従って行動したという確証を見いだせなかった』として、老斤里事件の真実を
捏造する発言を行った。
最近、米国側の老斤里事件諮問委員であるマクロスキーが、発砲命令があったという
点は疑う余地がないとワシントンポスト紙にインタビューし、参戦した米軍のクロム
(Clume)とルバイン(Levine)は、『師団、または師団より更に高いところから射
撃命令があった』とAP通信に対して明確に証言を行ったにもかかわらず、カルデラ長
官は事件を縮小、歪曲するために計算された発言を行った。
我々被害者はカルデラ長官の発言を被害者と韓国民の名で糾弾する。
特に、現在老斤里事件の解決のために韓国政府が派遣した老斤里事件の韓国側諮問委
員が米国を訪問中であり、両国政府が公式的に調査報告書を年末頃に発表することに
して、このような発言を行うことは韓国国民と政府を愚弄する仕打ちだ。
米国政府は以前から嘘に終始している。
1994年、駐韓米軍賠償事務所で老斤里地域に米軍が駐屯したという証拠がないと嘘を
つき、1988年には韓国キリスト教会協議会と米国キリスト教会協議会の誓願に対する
答弁で、米国防総省は米陸軍が老斤里の民間人虐殺に関与したという証拠が無いと嘘
をついた。最近、米国側老斤里事件諮問委員であるマクロスキーが、発砲命令があっ
たという点は疑問の余地がないとまで主張したにもかかわらず、カルデラ長官は、上
級部隊から下達される命令と老斤里にいた部隊の兵士達に何らかの連関性があるとい
うことを確証できなかったと、操作された発言を行った。
このようなカルデラ長官の発言は、米軍の高位層には虐殺責任を負わせず、これを通
して米国政府の責任を軽減させるための発言だ。カルデラ長官の発言は、米国国家の
召集を受けて韓国戦争に参戦し、米軍の高位層の射撃命令に従って射撃を加えた米軍
兵士達に老斤里虐殺事件の責任を転嫁する卑劣な仕打ちだ。
カルデラ長官の発言は、老斤里事件を縮小するために米軍が上部の命令に従って意図
的に犯した虐殺事件ではないことを主張するための発言であるが、韓国政府も米国の
このような行動に対応して、老斤里事件が虐殺事件であることを規定し、この間の調
査結果を老斤里事件被害者と国民に即刻発表せよ。
さる12月の初めに米国側老斤里対策団が訪韓し、韓国政府の老斤里対策団と会議を
行って以後、先週には米国政権の閣僚がAP通信に老斤里事件に対する韓国側と協議さ
れた内容をインタビューし、カルデラ長官もまた老斤里事件に対する歪曲発言を行っ
たが、このような事柄が発生した背景を韓国政府は公開的に説明せよ。
そして、韓国政府は1年2ヶ月という調査過程を米軍調査団が悪用し、老斤里事件の
真実を歪曲して老斤里良民虐殺事件に免罪符を与える過程に終わらないよう米国政府
に強く対応せよ。
米国政府は、老斤里事件の真実が歪曲されて被害者の人権と名誉が蹂躙され、国民の
自尊心が毀損を受けることに、韓国国民が決して座視できないことであることを知ら
ねばならないだろう。
米国政府は、老斤里事件が米軍の高位層の命令に従って生じた明白な虐殺事件である
ことを認定せよ。そして、米国大統領が公開謝罪して賠償を行うことが、米国の人権
政策の純粋性が認定され世界の国家に米国の指導力と韓米友好関係を維持する道にな
るだろう。
2000,12,15
老斤里米軍良民虐殺事件対策委員会
委員長 鄭殷溶
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都裕史(NAH00567@nifty.ne.jp or yoosa@oic.ac.jp)
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