From: tedm <tedmoto@bcomp.metro-u.ac.jp>
Date: Thu, 09 Nov 2000 21:32:52 +0900
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Subject: [keystone 3277] シンポジウムのお知らせ
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みなさま

徐勝さんと林秀卿さんをメインスピーカーとするシンポのお知らせです。重複受信の方ご
めんなさい。

11月23日(木) 現代史を考えるミニシンポジウム 第3回
――東アジア冷戦と「私たち」
「徐勝さん講演と学生パネルディスカッション」
時間:午後1:00〜5:00(開場 :12時30分)
場所: 中野勤労福祉会館(JR中野駅南口 徒歩3分)Tel: 03-3380-6941
会場費: 1000円

 「冷戦」は終わったのか?−−20世紀後半の東アジアと『私たち』20世紀後半
のいわゆる「東アジア冷戦体制」は、アメリカ合州国と日本との「GNP4割同盟」
のもとで、はかり知れぬ数の東アジアの民衆に苦難を強いてきました。その冷戦体制
の解体と矛盾を象徴する事件が、2000年の「南北首脳会談」と「沖縄サミット」
という対照的な出来事の同時発生でした。朝鮮南北統一は、めざましい進展にもかか
わらず、決して楽観を許す状況にはありませんし、沖縄は東アジア米軍基地の要にし
て、日本の「政官財」癒着が集約的に生活と環境を破壊する土地として、民衆の抵抗
の拠点であり続けています。20世紀も押し詰まった現在、東アジアのポスト冷戦・
ポストコロニアル
状況という広い社会的・歴史的視野から、私たち自身が置かれた歴史の結節点を見定
め、東アジアのより良い社会の構築は差し迫った課題なのではないでしょうか。
 今回はとくに韓国の激動の時代を身を挺して生きてこられた「歴史の証人」とも言
うべきお二人をゲストに迎え、東アジアの歴史を担いつつある学生の皆さんを議論の
仕掛け役として、東アジアの未来のために「私たち」にどのような貢献が可能か、ご
一緒に考えたいと思います。とくに多くの学生、若者の皆さんの参加を心より歓迎し
ます。
               <プログラム概要>
1:00−2:00 基調講演 徐勝(ソスン)さん 
 (ソウル大学大学院留学中の1971年、韓国当局に逮捕され、政治犯として19
年間を獄中で過ごす。著書『獄中一九年』(岩波新書)、『第一歩をふみだすとき』
(日本評論社)など。現在、立命館大学教授。比較人権法専攻。)
2:00−2:30 コメント 林秀卿(イム・スギョン)さん 
(韓国外国語大学生当時の1989年、平壌の世界青年学生祝典に韓国の全国大学生代表
者協議会の代表として参加。「統一の花」と呼ばれ、多くの人々の共感を獲得す
る。韓国帰国後、3年5か月の獄中生活を経て、現在アメリカ留学中。)
2:30−4:00 学生によるパネル・ディスカッション+ゲストとの討論 
金美恵(キム・ミヘ)さん(津田塾大学) 徳永理彩(トクナガ・リサ)さん(一橋
大学)   未定  (朝鮮大学) 鈴木隆(スズキ・タカシ)さん(東京都立大学)
4:00−5:00 聴衆との質疑応答・全体討議
 

問い合わせ: 「東アジアの冷戦と国家テロリズム」日本事務局・東京
        本橋哲也 (Tel: 0426-77-2168 Fax: 0426-77-2158)       
  
 
 

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