小倉です。戦争協力拒否ファックス通信の９月１３日号です。私の手違いで、
送付が大幅に遅れ、読者のみなさんに大変ご迷惑をお掛けしました。お詫びし
ます。

なお、ファックスでの配信はこのようなことはありません。電子版よりも確実
に早く届きます。電子版は無料ですが、ファックスでの発信は現状では不可欠
であり、そのための経費もかかっています。是非ともカンパなどお寄せいただ
けると助かります。また、各地の反基地運動情報もお寄せください。

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　　　　　　　 戦争協力を拒否し
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　　 全国　YY　　YY　　　 YY　YY　　YY　通信
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　　　　新ガイドライン・有事立法に反対する
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●「戦争協力を拒否し、新ガイドライン・有事立法に反対する全国Fax通信」の
　ファクシミリと郵送での購読料は半年間3,000円です。
●この９月中旬から新たに再スタートとなります。ファクシミリ／あるいは郵
　送での定期購読者を募集しています。ぜひ、定期購読をお願いします！
●この【電子版】は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
　開していますが、もちろん、こうしたメディアを編集し、発行を継続してゆ
　くためには、様々な経費が必要です。
●この【電子版】をご覧になった方で、多少なりともこうしたメディア／取り
　組みに意味があるとお考えの方は、＊是非カンパをお送りくださるよう＊お
　願いいたします。
●下記に記載の郵便振替口座をご利用ください。

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【電子版】
戦争協力を拒否し、新ガイドライン・有事立法に反対する全国ＦＡＸ通信
Ｎｏ．24　2000年９月13日（月２回発行）
◆◆◆第２期・第12（最終）号◆◆◆

東京都千代田区三崎町３−１−18　近江ビル４階
ＴＥＬ：03-5275-5989
ＦＡＸ：03-3234-4118
Ｅメール：tokada@jca.apc.org
ＨＰ：http://www.jca.apc.org/~toshi/NoWar_News/fax_tusin_index.html
購読料　3000円（半年間／第2期：2000．3〜9）
郵便振替　00110-4-408708　全国ＦＡＸ通信
＊〈Ｆａｘ通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
＊全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
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目次
●「全国Fax通信」さらに次のステップへ！
●ていこうせん
●「防災」に名を借りた自衛隊演習に反対！
　　−−9月1〜3日、各地で多様な行動を展開
●ビッグレスキュー東京2000／反対行動・立川での取り組み
　　−−8・25集会と翌日申し入れ行動
●ビッグレスキュー東京2000／反対行動・練馬からの報告
　　−−地下鉄を利用した部隊進出訓練に抗議！
●リレー連載「……こんな運動してます！」
　　−−「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会
●パンフ紹介
　　『石原都政下の「防災訓練」＝治安・軍事演習
　　　それは誰の、何を守るのか!?』
●空中給油機の導入計画の中止を求める署名にご協力を！
●沖縄・安保 News クリップ（8/20〜9/7）
●9・3正午、女たちが銀座で抗議ビラ撒き・リレートーク
●白鬚西地区で自衛隊演習に反対−−250名でデモを貫徹
●金大中大統領の来日を問う！　9・22日韓連帯集会
●「〈民衆の安全保障〉をめざす会」へ！
●各地集会・行動予定（9/15〜10/7）
●事務局から

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「全国Fax通信」さらに次のステップへ！

　「全国Fax通信」の第2期は今号がラストです。本当にアッという間でした。アタ
フタと動きまわっていたら半年（12号分）終わってしまった。さて、次をどうする
のか。この件での事務局での討論の結果を、とりあえず報告しておきます。
　発行を維持できるだけの基盤は、キチンと購読料を払ってくださる読者の方々の
存在ゆえに、なんとか確保することができた。だから財政的には赤字になることは
なかった。インターネット経由での読者も含めて、必要とされているメディアであ
ることは実感できている。やめるわけにはいかない。しかし事務局は、これだけで
も大変なのに、ほかの運動も担い続けているから、かなりクタクタである。なんと
かスタッフを増やして、やり続けるしかあるまい。
　これが一応の結論で、10月中に新しく再々出発します。基本方針は以前と同じで
あるが、9月中に、どういう内容にするかについて、事務局であらためて討論し、
呼びかけのための号（第0号）の発行の準備をしていくつもりです。
　もう一つ報告しておかなければならないことがあります。この「Fax通信」の事
務局メンバーは、全員「戦争協力を拒否し、米軍基地の沖縄内移設に反対する実行
委員会」（通称：新しい反安保実�）の事務局をも担っています（「Fax通信」と
「反安保実」のニュースの2つを読んでいただいている方──かなり多いはずです
が──は、すでにお気づきと思いますが）。
　メディアがつくられてくる経過も、読者との関係のつくり（料金の問題も含め
て）も、一応まったく別々の運動とはいえ、私たちの「反安保実」の活動をベース
にふまえて「Fax通信」がつくられているのが実態です。
　そのことを前提にしての、身勝手なお願いです。「反安保実」（事務局）として
は、自分たちのニュースを、できるだけ理論的な問題の分析や検討にスペースをさ
くようにつくり、運動情報としては、こまめに報告され、コンスタントに出ている
「Fax通信」の方をできるだけ手にしていただくよう呼びかけるようにしようとい
うことになりました。季刊ぐらいのペースで出ている「反安保実」の運動（集会）
報告は、気の抜けたビールのごとくで、どうも様にならないという事と、論理的・
思想的な問題をキチンと論議するスペースがほしいという希望をふまえてのことで
す（もちろん、「反安保実」のニュースから運動報告がまったくなくなるというこ
とではありません）。
　「新しい反安保実」も�期を10月にはスタートさせます。次の「Fax通信」は、
この「反安保実」との有機的関係を、より明示的にして編集していくつもりです。
　もちろん、このことは、「Fax通信」の基本方針・購読方法（期間も金額も、お
そらく同一で）に、なにか変更をくわえるということではまったくありません。
　再々出発する「全国Fax通信」の購読と、紙面づくりへの協力を、あらためて呼
びかけます。
（天野恵一／事務局）

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ていこうせん

　猛烈に腹が立つ。言葉にならぬほど腹が立つ。フランクフルト空港での北朝鮮代
表へのアメリカン航空の扱い、いやそれにもまして「旅行に不慣れなせいで起こっ
たことで残念だ」などという米政府の反応に。筆者は国家代表でも何でもないが、
何度も似たような経験をしたのでなおさら。
　国連ミレニアム総会は、加盟国へのこの種の無礼、侮辱にたいして米国政府に抗
議し、謝罪を要求しないでいいのか。日本政府は「会談が流れて残念」ですませて
いいのか。「ならずもの国家」などという差別と排除のレッテルをのさばらせてお
いていいのか。念のため、筆者は北朝鮮寄りの人間ではまったくない。（む）

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「防災」に名を借りた自衛隊演習に反対！
　−−9月1〜3日、各地で多様な行動を展開

　自衛隊が初めて大規模に参加した、東京都の総合防災訓練「ビッグレスキュー東
京2000」に対して、9月1日から3日までの連続行動が、全国各地からの仲間の参加
を得ながら闘い抜かれた。
　9月1日は、「関東大震災から77年──石原・都知事による自衛隊『防災演習』を
問う映画と講演の夕べ」が、なかのZERO・視聴覚ホールで開催された。集会には
100名以上が参加し、立ち見が出る盛況さだった。記録映画『隠された爪跡』は、
私たちに関東大震災における朝鮮人虐殺という歴史をあらためて思い起こし、問い
直すことの重要性を教えてくれた。また内海愛子さんは、戦前・戦後の在日朝鮮人
の置かれてきた立場や、差別の実態をわかりやすく話され、石原「三国人」発言の
歴史的な意味をするどく指摘された。
　今年最高の猛暑となった2日。その炎天下で午後2時、新宿公園に集まった私たち
は、大阪や名古屋、浜松などから参加した仲間と共に、新宿通り、新宿駅南口の繁
華街を通り、都庁前までのデモを貫徹した。三宅島で噴火が続き、全島避難という
事態の中で、3億円もの巨費をかけた自衛隊演習を中止し、島民の救援に全力を上
げろという私たちの訴えは、多くの市民の共感を得た。
　2日の夜は、早稲田で全国交流会が行われた。広島・呉や浜松からの仲間も加
わっての活発な議論は、石原発言をどうとらえるのか、今回の自衛隊演習の狙い、
市民にとっての「防災」とは何か、など今後の運動の方向性を示す有意義なものと
なった。
　防災訓練本番の3日は早朝からの行動になった。午前7時、「ストップ！海外派
兵・大田共同行動」の仲間は、福岡県芦屋基地、愛知県小牧基地から160名の自衛
隊員を乗せて羽田空港に飛来した航空自衛隊輸送機C130に抗議の声を上げた。駒沢
公園・三宿駐屯地・用賀駐屯地では午前7時半から、「自衛隊の防災・治安訓練を
止めろ！南西部実行委員会」の仲間が監視行動を続け、午前10時からは駒沢会場近
くで抗議行動を展開した。午前8時過ぎからは、「戦争に協力しない！させない！
練馬アクション」の呼びかけにこたえた100名近くの労働者や市民が地下鉄大江戸
線・高松車庫前に集合、木場までの進出訓練に向かおうとする迷彩服姿の200名の
自衛隊員の間近で抗議のシュプレヒコールを上げ、その後も光が丘駅ホームで、一
般乗客も見ている中、抗議行動を展開した。また、午前9時からは、「『防災訓
練』に名を借りた9・3白髭西自衛隊演習に反対する実行委員会」の仲間が玉姫公園
から会場近くまでの抗議デモを闘い抜いた。
　午後2時からは、早朝からの各地での監視・抗議行動を闘った仲間を含め、250名
が水谷橋公園に集合、各行動の報告を行った後、日曜日で賑わう銀座・数寄屋橋通
りをデモ行進し、日比谷公園まで沿道の市民に訴えを行った。
　自衛隊が主体となった初めての総合防災訓練に対する今回の闘いは、「治安訓
練」であることを隠そうともしない石原知事の存在、また三宅島噴火・全島避難と
いうまさに緊迫した事態、そうした幾重にも重要な意味を含んだ状況の中で行われ
た。呼びかけ期間から数えると6カ月余りの長い闘いであったが、やり抜いた私た
ちに十分な達成感と数多くの教訓を残してくれたと思う。
（中村利也／「やめて！東京都による『防災』に名を借りた
　9・3自衛隊演習」実行委員会）

【今後の予定】
東京都−自衛隊「防災演習」の真の狙いをさぐる9.29集会
●日時：9月29日（金）午後6時30分〜
●場所：中野区環境リサイクルプラザ・消費者センター（中野駅北口15分）

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ビッグレスキュー東京2000／反対行動・立川での取り組み
8・25集会と翌日申し入れ行動

　8月25日には「自衛隊『防災』演習に反対する三多摩集会」が実行委主催で開か
れ、30名以上の参加があった。集会は冒頭主催者側からの問題提起として2つの発
言が行われた。障害者である吉田さんからは、阪神大震災の体験から報告が行わ
れ、一番災害に強いのはコミュニティを持っている人々だと結んだ。テント村の加
藤からは、社会そのものが軍事化している中で石原発言があったと指摘。すでに国
民の信頼を得るために、災害出動している時代は終わり、むしろ今の自衛隊は情報
収集などを現地でしている場合が多くなっている。また、三宅島、有珠山の問題を
見てもNLP反対闘争のあった三宅島とそれのない有珠山では行政と住民の関係や、
「防災」体制のあり方に違いがあるのではないか、という提起もあった。
　続いて朴慶南さんの講演に移った。朴さんは「石原やめろ！　ネットワーク」な
どでこの間活動しているエッセイストである。以下講演要約。
―─今回の訓練は自衛隊がやりたくてしょうがなかった訓練だという。軍隊が大好
きな石原都知事が人を扇動するような発言を意識的、確信犯的に行った。テレビの
対談でも相変わらず、外国人への差別発言を繰り返している。／関東大震災では多
くの在日朝鮮人が殺された。内務省がデマを流し、自警団が組織され朝鮮人探しが
行われた。だが、中には彼らを守った日本人もいた。当時鶴見署の署長だった大川
さんは、体を張って朝鮮の人々を守った。石原慎太郎は彼と比べると、命を大切に
しない、人の痛みを分かろうとしない人ではないかと思える。／戦争責任をあいま
いにして日本は、戦後を過ごしてしまった。新ガイドラインも朝鮮有事を想定した
ものだった。軍隊がのさばるような国にはしたくない。そのためにも、9・3訓練に
向き合って行きたい。─―
　その後、質疑討論を経て、集会決議を採択して終了した。
　翌26日、この決議文を8名で立川基地へ提出しに行ったが、不当にも我々を面会
所には入れず、挙げ句の果ては立川警察署まで呼ぶ始末。決議文をトラメガで読み
上げ、受付に置いてきた。
　9月3日当日は、実行委に加えて他団体の基地申し入れも同時にあったため、全体
で70名ほどの人数が集まり、全部で9団体からの申入書が出された。途中、立川署
の介入があったが、最後まで申し入れを貫徹した。
　上空にはUH1などの多目的ヘリに加えて対戦車攻撃ヘリも。ここに、治安訓練の
性格がはっきり見て取れた。（大洞俊之／立川自衛隊監視テント村）

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ビッグレスキュー東京2000／反対行動・練馬からの報告
地下鉄を利用した部隊進出訓練に抗議！

　9月3日、午前8時30分、練馬区・光が丘団地に隣接する地下鉄・大江戸線の高松
操車場に、自衛隊の幌付トラックが次々と到着する。合計8台。「自衛隊による地
下鉄利用反対！」「部隊進出訓練をやめろ！」「軍事活動に労働者を利用する
な！」……。操車場の金属柵の塀越しに、怒号が巻き起こり、シュプレヒコールが
こだまする。抗議の横断幕を自衛隊員に見せつける。予想外の抗議に、自衛隊取材
のために地下鉄に同乗するマスコミが殺到。それをよそ目に、自衛隊は、班ごとに
隊列を整えて、地下へと消えて行く。
　同日、午前8時前後、北町駐屯地からは、続々と自衛隊部隊が都内各地へ出動。
監視活動をしていた人は、操車場に来た部隊の出動を確認できず。一説には、朝霞
基地から来たともいわれる。事前の北町から出て光が丘駅から乗車というマスコミ
報道自体、陽動作戦だったのかもしれない。しかし、緊急抗議行動を呼びかけた
「戦争に協力しない！させない！練馬アクション」など区内の諸運動のメンバー、
練馬区職、東水労など地域の労働組合のメンバーなど、練馬で働く者や練馬区住民
を中心に、東京北部諸地域、中野、杉並からも黙ってはいられないと人々が集ま
り、都営地下鉄で働いている人たちとも合流して、100名で自衛隊の目前に迫る抗
議行動を展開できた。
　自衛隊が地下に消えた後、光が丘駅に移動。ホームで自衛隊を乗せた列車を待つ
こと約１時間。防災服を着た機動隊員がホームにやってきて規制する中、自衛隊を
乗せた列車が入ってくる。窓越しに丸見えの自衛隊に向け、再び抗議を叩きつけ
た。
　なお、8月26日「すごく変だよ！石原さん・練馬集会　やめて『防災』に便乗し
た自衛隊演習」（参加者60名）、9月1日の藤井治夫さんを講師とした労働組合の連
合体の集会（参加者100名）といった事前の取り組みがあった。今後も、そうした
地道な活動を持続させていきたい。
（池田五律／戦争に協力しない！　させない！　練馬アクション）

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リレー連載「……こんな運動してます！」
　−−「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会

　昨年国会で敗戦後守ってきた平和・民主主義を打ち消すような法律が成立しまし
た中に、日の丸と君が代を国旗、国歌とすることも制定されました。この二つは日
本の侵略行為の先頭に立った天皇制のシンボルでもあり、国民を総動員するための
手段にも利用された忌まわしい記憶が染みついたものです。制定に際し政府は「強
制はしない」と公言しましたが、教育やさまざまな行事の現場で強い強制が行われ
ています。東京都国立市では教員が処分されてしまいました。
　この不当な強制には従わないことを自ら決意し、その意思を表明していこうとい
う運動を始めています。意思決定は本来、一人一人の内的行為ではありますが、国
家的規模で強制されるような問題においては、個々人の抵抗は心細いものです。ま
た、強制に反対の意思をもつものの存在を示すためにも、反対の表現方法の伝達の
ためにも、グループをつくって意思の強さと大きさを明らかにしていきたいとの趣
旨です。
　オリンピック、サッカーなどをはじめ各種スポーツは、国威高揚のチャンスとば
かりマスコミこぞって日の丸を煽りたてます。強い警戒が必要です。でも、年度代
わりで行事の集中している時期には高まる気持ちも、日常の生活の中で薄まること
もあるので、お互いに励まし合うために不定期ではありますが、ニュースレターを
発行し、会員の拡大にも努めています。秋には各地での取り組みの紹介、リードイ
ン・スピークアウトなどを中心にした集会を予定しています。どうか参加してくだ
さい。意思表示への参加お誘いのリーフレットのお申し込みをお待ちしています。
あなたも意思表示を！　友人への誘いかけも！
（梶川凉子）
●秋の集会：10月28日（土）午後1時〜
　武蔵野公会堂（中央線吉祥寺駅南口下車徒歩3分）
●連絡先：〒101-0061　東京都千代田区三崎町3-1-18
　近江ビル4F　市民のひろば気付（電話／Fax：03-5275-5989）
●郵便振替口座
　口座番号：00190-7-165681
　加入者名：「日の丸・君が代」強制反対意思表示の会
●賛同費：1口　1000円

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パンフ紹介
−−『石原都政下の「防災訓練」＝治安・軍事演習
　　　それは誰の、何を守るのか!?』

　9月3日の東京都「防災訓練」よりもわずか20日くらい前の8月15日に、グッドタ
イミングで発行されたパンフレットである。とはいえ、このB5判40ページのパンフ
は、東京都「防災訓練」の後先関係なく、いつ読んだって十分にためになる内容ば
かりがギッシリつまっている。むしろ読まれるための期間は、これから先随分長い
時間が横たわっているのではないか。
　都の「防災訓練」については、今年の問題はもちろんだが、どのような歴史の延
長線上にいまがあるのか、そしてこれから先をどのように予想するのか（都や政府
は何を目指しているのかの分析）が読める。また、「防災訓練」というもの自体を
どのように評価するのかという、より根源的な問題も提起されている。あるいは、
「防災」「災害対策」に自衛隊が出てくる論理を批判的に分析する、などなど。ど
れも、現在的なテーマであり、かつ普遍的なテーマでもあるのだ。
　簡単にコンテンツを紹介しよう。「『防災』という名の国内安保体制」（加藤克
子）、「東京都九月三日『防災演習』は、自衛隊の軍事演習だ」（池田五律）、
「石原発言と防災訓練の歴史」（松平隼人）、「都議会から見た石原都政の素顔」
／福士敬子都議に聞く（インタビュー：山本英夫）、「『守ってあげたい』って
か？―災害対策の軍事化を許すな」（天野恵一）、「資料」。
　「防災」や「災害対策」が、地震や火山噴火に怯える多くの「日本人」にとっ
て、「きちんとやってほしいこと」となりがちなのはとてもわかりやすい話だ。だ
からこそ、「防災」や「災害対策」の意味を問うところから始まる、このパンフ
レットのようなメディアが必要なのだ。
　新聞やテレビのニュースでは得がたい、情報とそれに基づいた状況分析、評価、
批判を、このお手軽で安価な500円のパンフレットで手に入れられる。ぜひ一読
を。
（桜井大子）
●頒価：500円（送料込み、１冊600円）
●発行／連絡先：派兵チェック編集委員会（電話／Fax：03-3368-3110）

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空中給油機の導入計画の中止を求める署名にご協力を！

●政府・防衛庁が現在導入を計画している空中給油機は、自衛隊の海外での指揮・
戦闘・攻撃能力を飛躍的に高めることになる。「NO! AWACSの会」では、空自浜松
基地に配備されているAWACS（空中警戒管制機）の廃棄と空中給油機導入を止める
よう、衆参両議長と浜松市長に求める署名活動を行っている。ぜひ協力を！
●連絡・問い合わせ先：NO! AWACSの会（Fax：053-422-4810）

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沖縄・安保Newsクリップ　8/20〜9/7

 【8月20日】県サミット推進県民会議のサミット関連事業運営費などに県民から寄
せられた寄付金が、目標額に1億1千万円足りなかった、と沖縄タイムス。新たに県
が補てんする可能性もあるという。
 【8月23日】在沖米軍は午前零時以降の酒類を販売する店への立入禁止を条件に夜
間外出禁止令を解除したが、多くの米兵がこれを守っていない、と琉球新報。
 【8月24日】勝連町のホワイトビーチにたびたび寄港している米海軍攻撃型原子力
潜水艦4隻が過去5年間に、核弾頭型の巡航ミサイル・トマホークの発射試験をして
いた、と琉球新報。「ピースデポ（平和資料協同組合）」が資料を入手した。p
「代替施設協議会」の初会合を前に、移設先の名護市では国内外の大手ゼネコンを
巻き込んだ受注争いが活発化、と沖縄タイムス。
 【8月25日】米軍普天間飛行場の返還に伴う基本計画を策定する「代替施設協議
会」の事務レベル連絡会議が首相官邸で。国、県、地元三市村の関係者が今後の日
程などを論議。名護市の岸本建男市長は「使用期限や基地の使用協定締結について
も別途に協議してほしい」と強く求めた。��政府が、米軍施設への立入りなどを,
定した日米地位協定三条を見直す考えがないと、照屋寛徳参院議員の質問主意書に
文書で答弁した。
 【8月31日】米海兵隊トップのジェームス・ジョーンズ総司令官がグアム当局者に
対し、「在沖米海兵隊の訓練をグアムでもっと行うべき」との考え方を伝えた。米
太平洋軍準機関紙の「星条旗」が報じた。
 【9月1日】在沖米軍が、沖縄市、宜野湾市、北谷町の米軍基地ゲート周辺の繁華
街で夜間パトロールを開始。��沖縄県平和祈念資料館の運営協議会が発足。県庁G
第1回会合を開いた。同資料館の分館として位置付けている八重山平和祈念館の運
営で、地元の人たちと話し合う部会を同協議会内につくることを決めた。
 【9月6日】7月はじめ、沖縄市内の民家に侵入、女子中学生にわいせつな行為をし
たなどとして米軍に起訴されていた海兵隊員の軍事裁判が、北中城村のキャンプ・
バトラー内であり、裁判所は拘束刑2年、不道徳除隊などの実刑判決を言い渡し
た。��米軍用地の強制使用手続きで那覇防衛施設局が、県収用委員会に対し、楚U
通信所（象のオリ）や牧港補給地区の一部土地について、それぞれ4年2月と10年の
裁決を申請した。
 【9月7日】8月下旬、宜野座村役場を訪れた虎島和夫防衛庁長官を見送った浦崎康
克村長が報道陣の取材に応じた際、那覇防衛施設局職員が無断で記者の輪に入り込
み、村長と記者のやりとりを録音・メモし、防衛施設庁内の内部資料としているこ
とが分かった、と琉球新報。��米空軍嘉手納基地所属NE3空中警戒管制機
（AWACS）が、南米コロンビアに派遣され、麻薬取引の監視活動に従事していた、
と沖縄タイムス。��沖縄県が、米軍人・軍属との間で様々な問題を抱える女性らr
支援するための「国際女性相談室」を設置。

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9・3正午、女たちが銀座で抗議ビラ撒き・リレートーク

　米国紙にも「防災訓練は軍事演習」と報道された9月3日の訓練の2時間後、銀座
マリオン前で、「婦人民主クラブ」と「戦争への道を許さない北・板橋・豊島の女
たちの会（通称：KITの会）」が抗議行動。阪神淡路大震災の被災者で、「公的援
助法」の市民運動をする中島絢子さんも神戸から参加。「震災の犠牲者の88％は耐
震設備のない住居の倒壊によるもの。人が住まない銀座のビル街で防災訓練などお
かしい。家などの下敷きになった人の8割は近隣の人に救出された。自衛隊は災害
救助の主役や切り札ではない。防災とは、災害を人災にしない都市計画（公園の木
が火災の延焼を防ぐ）や、正確な情報発信。これは皆さん一人ひとりの命に関わる
問題」と訴えた。
　「石原知事は戦争ゴッコをしたい男の子のよう」「天災と戦災を故意に同一視し
ている」など他の女たちも次々にマイクで訴え、「銀座無関心通り」の通行人も今
回はビラを手にとる光景が見られた。
　又、その後「KITの会」は再度、都知事に抗議文を送った。4・9発言、9・3中止
要請に続き3度目の抗議文の送付である。
（KITの会）

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白鬚西地区で自衛隊演習に反対
−−250名でデモを貫徹

　関東大震災直後の日本人自警団や警察による朝鮮人虐殺事件は、荒川と隅田川を
挟んだ各所で強行された。今も多くの在日朝鮮人・韓国人たちの住まうこれらの地
域から見れば、今年4月の石原都知事「三国人」発言と自衛隊への治安出動要請
は、世代を超えて過去の歴史を思い起こさせ、さらに新たな差別や戦時体制のイ
メージを結ぶものとしてあった。
　看過できない多くの問題を孕んだ9・3白鬚西地区での自衛隊演習に対し、墨田、
荒川、そして山谷で闘う仲間達によって「『防災訓練』に名を借りた9・3自衛隊演
習に反対する実行委員会」が結成された。
　実行委の立ち上げに際して、私たちは荒川区と東京都に対し、（１）合同訓練の
全容の開示、（２）会場である白鬚西地区がかつての震災時に朝鮮人虐殺が起され
た地区であり、この近辺では例年（今年は9月2日）犠牲者の追悼の集いが開催され
てきたことをどう認識しているのか、（３）そのような歴史を認識すれば、「災害
時の在日外国人の騒擾事件の抑止」を目的とした自衛隊との合同訓練は民族差別で
はないのか、（４）いまだに撤回されることのない都知事の「三国人」発言と行政
機関として差別問題に取り組んできた姿勢とが、あまりに乖離していないか、とい
う4点の申し入れを行った。
　また会場周辺でのビラ入れなどもおこない、9・3当日には250名の結集でデモと
監視行動を最後まで貫徹した。
（三井峰雄／荒川反戦・反差別実行委員会）

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金大中大統領の来日を問う！　9・22日韓連帯集会

●9月22日（金）18:30〜
●文京区民センター／3階（地下鉄春日駅すぐ、後楽園駅3分）
●テーマ（1）南北首脳会談後の南北統一の動きと米軍撤退運動［講師：韓国民主
主義民族統一全国連合ゲスト］
●テーマ（2）日韓投資協定と日韓自由貿易圏構想［講師：郭洋春さん（立教大学
助教授）］
●主催：9.22集会実行委員会
（連絡先：日韓民衆連帯全国ネットワーク・電話/fax：03-5684-0194）
●協賛：日韓投資協定NO！緊急キャンペーン　　

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「〈民衆の安全保障〉をめざす会」へ！

　「〈民衆の安全保障〉沖縄国際フォーラム」解散後、「民衆の安全保障」の概念
を深めていくための研究会を続けます。その第一回目の研究会に、ぜひ参加を！
●9月29日（金）18:30〜
●日本キリスト教会館会議室（地下鉄東西線早稲田駅下車、徒歩7分）
●主題：韓国梅香里の米軍爆撃場反対運動の現状（ビデオ上映）＆朝鮮半島情勢と
日韓米軍事戦略のゆくえ
●報告者：加藤正姫（韓国語通訳）
●問合せ：ピープルズ・プラン研究所（電話／Fax：03-5273-8362）

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各地集会・行動予定（9/15〜10/7）

 9月15日（金・休） 米軍実弾砲撃訓練反対　東富士抗議集会　時間＊13:30〜／場
所＊御殿場市中央公園（JR御殿場駅10分）／集会後デモ／問合せ＊NO!　AWACSの会
（FAX：053-422-4810）
 9月16日（土） 携帯電話・PHSから出る電磁波は「安全」ですか？　時間＊14:00
〜／場所＊南百草地区センター／200円／主催＊電磁波からいのちを守る会（042-
592-5102　国分）
 9月19日（火） 都庁交渉と周辺事態法第九条「戦争協力」解説にかんする報告と
討論会　時間＊19:00〜／場所＊スキャットセミナー（東西線神楽坂駅・03-3207-
8296）／主催＊東京都は戦争協力をするな！平和をつくる市民連絡会（03-3953-
9550）
 9月21日（木） アメリカの有事動員体制　時間＊18:30〜／場所＊造船会館（総武
線水道橋駅5分）／報告＊上原久志（平和新聞）／主催＊「なだしお事件」犠牲者
13回忌あらためて海の平和と安全を考える連続学習講座実行委／問い合わせ＊
TOKYO大樹法律事務所（03-3354-9686　水野）
 9月23日（土） 戦争のモトを作り出す市場の暴力と国家の暴力　時間＊14:00〜／
場所＊立川女性総合センター・アイム（中央線立川駅北口）／講師＊武藤一羊（PP
研）／主催＊うちなんちゅの怒りと共に！三多摩市民の会（042-592-3806　古荘）
■女性も男性も同等の社会保障を受けるには!!　時間＊13:00〜／場所＊渋谷区女
性センターアイリス（山手線渋谷駅）／お話＊竹信三恵子／500円／主催＊ふぇみ
ん社会政策部会（03-3402-3238）
 9月29日（金） 「日の丸・君が代」なんて押しつけられてたまるか　時間＊18:30
〜／場所＊神奈川県民センター（横浜駅西口）／お話＊学校の取材をしている新聞
記者／主催＊「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会（090-
3909-9657）
 9月30日（土）「女性国際戦犯法廷に向けたキリスト者全国集会」女性への暴力を
断ち切るために　時間＊10:30〜15:30／場所＊日本福音ルーテル教会（山手線新大
久保駅5分）／講演＊松井やより／パネルディスカッション＊渡部静子、高里鈴
代、福原啓子、吉高叶、香山洋人／無料（献金あり）／主催＊同集会実行委（03-
3203-0372　NCC）
 10月3日（火） 第５回やぶれっ！「住基ネット」市民講座／世界の住民登録制度
（日本の制度と比較して）時間＊18:30〜／場所＊渋谷区立新橋区民会館（渋谷か
らバス、恵比寿から徒歩10分）／講師＊鳥居高（明治大学教員）／主催＊同市民講
座実行委
 10月7日（土） 公開講座・沖縄経験〈民衆の安全保障〉へ　時間＊18:30〜／場所
＊文京区民センター（三田線春日駅・ＪＲ水道橋駅）／講師＊天野恵一／主催＊ア
ジア連帯講座（03-3372-9401）
■ビデオ『シアトルで何が起きたのか？』上映会
＋お話　時間＊19:00〜／場所＊武蔵野公会堂（吉祥寺駅南口）／お話＊渡辺治／
主催＊アンポをつぶせ！ちょうちんデモの会（0422-44-0364　矢島）
■ウカマウ集団：観客との対話　開始＊14:00／場所＊カンダパンセホール（水道
橋駅ほか）／『第一の敵』『地下の民』上映／講演＊サンヒネス監督／前売2000
円、当日2300円／主催＊シネマテーク・インディアス／連絡先＊現代企画室（03-
3293-9539）

歴史と人々にふれあう　2000年日韓民衆交流の旅
日程＊11月10日〜13日／費用＊約8万円（日本での交通費等は含まず）／（１）梅
香里（民泊）、（２）「ナヌムの家」宿泊→（１）（２）合流後ソウル→労働者・
民衆大会参加→労働運動、市民団体、青年たちなどとの交流／通訳・食事付き／申
し込み〆切＊9月30日／問い合わせ＊日韓民衆連帯全国ネットワーク（tel蘿ax　
03-5684-0194）

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事務局から

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