(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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From: "Koike Yoshiyuki" <ykoike@muc.biglobe.ne.jp>
Subject: [aml 19074] 空中給油機に関する意見書(浜松市議会)
Date: Mon, 18 Sep 2000 21:30:19 +0900
9月18日、浜松市議会議会運営委員会で、下記の意見書が満場一致で決定されまし
た。浜松市にある航空自衛隊浜松基地は、AWACSが配備されるなど実戦基地化し、さ
らに空中給油機まで配備されるという報道もあり、反対運動が高まっています。
下記の意見書は、社民党浜松支部などが提出した意見書案を保守会派が修正したもの
ですが、浜松市議会が平和問題でこのような意見書を提出するのは画期的なことで
す。
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21世紀を目前に世界は緊張緩和・軍備縮小に向けて歩み始めており、21世紀は
「平和の世紀」になるものと期待されている。東アジアでも沖縄サミット並びに南北
朝鮮会談の開催など平和への着実な前進を見ているところである。
こうした状況の中、防衛庁は来年度予算に対する概算要求で空中給油機の導入を計画
しているが、外交・防衛は国の専管事項とはいえ、市民の中には空中給油機は専守防
衛の理念に反するのではないかという意見があるほか、近隣諸国との緊張を高め、軍
備拡大競争に拍車をかける危険性があるとの見方もある。また、空中給油機の導入が
決定されれば、その配備先を決めなければならず、浜松基地は、その有力地であると
のマスコミ報道がある。基地が市街地の住宅密集地にある浜松市民の不安は、日増し
に高まっており、大きな社会問題になりつつある。
よって国においては、これらの情勢に鑑み、空中給油機の導入・配備
に関しては、慎重に検討するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平和問題研究所 小池善之