(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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Date: Fri, 01 Sep 2000 11:55:34 +0900
From: 山崎 久隆 <SDI00872@nifty.ne.jp>
Subject: [aml 18872] 三宅>全島避難へ向けて動き出す
9月1日補足
補足です。ついに噴火予知連井田会長が全島避難の検討を求めるコメントを出し
ました。
火砕流しかも人命を奪う規模のものがあり得ることを否定できないからです。
火砕流発生の情報は、既に8月10日、18日の噴火の段階でも指摘されていま
した。しかし物証がそろわないことで、公式に認められてこなかったのですが、今
回の29日噴火では、地元の人々が写真に撮り、それをインターネットに流し、さ
らに何人かの(その中には予知連会合に参考人として出席した人も含む)火山学者
が繰り返し警告し続け、東大地震研の見解も火砕流発生を確認したことから、今回
の予知連見解となりました。
もう今日になるわけですが、1日に都は災害対策本部を開き、その場で今後の方
針を決めます。ここで全島避難が決まれば、少なくても三宅1500名の命は救わ
れます。
火砕流については、既に摂氏100度以上のものが存在したという見解を示す学
者もいます。また、通産省地質調査所の研究者には「いまだに避難していないのは
信じられない」とインターネットで主張をしている人もいます。
専門家の多くが、きわめて危険な状況であることを、次々に声に出しているので
す。これを今まで知事は「一部の独自の見解」としてきました。
全く原発の世界と同じですね。
しかしこれももうひっくり返ります。その日が今日であることを切に願います。
三宅島そのものは、なんと優しいことにまだ待ってくれています。我々の力を見
るまでは噴火しないのかもしれません。
さらに全島避難が出ても大きな問題が控えています。それは避難住民へのケアを
さぼり続けている都庁の責任です。これも別途追及しなければなりませんが、その
点を解説する暇がないのが現状です。詳しくはかけませんが、大島全島避難の時の
教訓が生かされていないとだけ言っておきます。
00/9/1(Fri) 11:51am SDI00872 yamasaki
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Date: Fri, 01 Sep 2000 11:59:02 +0900
From: 山崎 久隆 <SDI00872@nifty.ne.jp>
Subject: [aml 18873] 三宅>長谷川村長が全島避難を都に要請
とうとう長谷川村長が英断の手前にまで進みました。東京都に対して
全島避難を強く要請したことを議会答弁しました。
次のフェーズは、都がいつどのようなかたちで三宅村民1500名の避難を
受け入れると決めるかです。
例えばこれが3日以降だと、手遅れの危険性が高まります。
即刻全島避難を受け入れと決定することを強く要求しなければなりません。
三宅村長は都の受け入れ態勢の状況や今日の都の対策委員会の決定などを考
慮しているようで、即刻の全島避難を直接迫ったと言うところにまではいって
いないもようです。
一方、旭川市は有珠山噴火災害のために防災担当者が張り付いていることか
ら、防災訓練を中止しました。まさに東京都とは逆のパターンです。
00/9/1(Fri) 11:55am SDI00872 yamasaki