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Subject: [keystone 2824] 基地撤去をめざす県央共闘結成総会
Date: Fri, 30 Jun 2000 15:12:27 +0900
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仲田です。

神奈川県央地区における反戦・平和運動の母体として労働組合・市民団体・政党・
個人参加による、新しい形態の運動組織を結成しました。

「原子力空母の母港化に反対し、基地のない神奈川をめざす県央共闘会議」
  略称:「基地撤去をめざす県央共闘」

2月19日、沖縄から真喜志好一さん、高里鈴代さんをお招きし、集会を開催しま
した。それ以降、県央地区における反戦・平和運動を担いうる組織を作ろうと、準
備委員会を結成して各団体や個人に呼びかけてきました。

同時に、7月20日の嘉手納基地包囲に合わせ、厚木基地に向けた抗議集会の開催
を準備をも進めながら、6月29日に結成総会を持ち、新たな出発をすることにな
りました。

横須賀の次期空母の配備が原子力空母といわれ、日米両政府はそのための準備をな
し崩し的に進める中、横須賀基地・厚木基地・キャンプ座間・相模総合補給廠と、
在日米軍の中枢部を抱える神奈川において、基地撤去の闘いを協力に進めていくこ
となどが総会では確認されています。
 

以下、活動方針と総会宣言(別送)です。
 

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2000年度活動方針

 神奈川県には、依然として16施設の米軍基地が存在し、厚木基地、キャンプ
座間、相模総合補給廠は県央にあります。われわれが、従来から、反基地、反戦
を取り組んできた「平和・反戦 県北共闘会議」を改組し、組織の再建、運動の
強化をめざして、ここに結成した「原子力空母の母港化に反対し、基地のない神
奈川をめざす県央共闘会議」は、まさに、これら3基地の機能強化、恒久化を許
さず、それぞれの基地機能を減殺し、やがては基地の撤去をめざすものです。

 もとより厚木基地は、日米共同の基地として、1973年から横須賀を母港と
してきた米空母艦載機の訓練施設として使用されており、同時期に海上自衛隊第
4航空群、同集団司令部、対潜61航空隊等が設置され、中枢基地として存在し、
NLPをはじめ、自衛隊機を含む訓練は、激甚なる爆音被害を周辺住民のみなら
ず、教育環境にも多大な被害を与えています。

 キャンプ座間は、米陸軍第9戦域陸軍地域軍の司令部等を配備し、主として後
方支援業務を統括し、10機ほどのヘリコプターを常駐させ、横田基地、厚木基
地への連絡輸送の使命も果たしています。

 相模総合補給廠は、最近PCBの不法排出問題で知られているとおり、米軍の
軍需物資をつねに調達し、備蓄し、かつてのベトナム戦争、湾岸戦争には多大な
軍事的役割を果たしてきました。トイレットペーパーから、戦車、砲弾まで取り
扱う備蓄倉庫といわれる基地です。

 これら3基地が占有する広さは963万平方メートルであり、これは神奈川県
で占有されている米軍基地総面積の約半分を占めています。厚木基地に集約され
る周辺住民等への激甚な爆音被害だけでなく、都市基盤形成の上からも大変な損
害を受けている事が明らかです。

 政府は、多くの反対や危惧を押し切り、新ガイドライン関連法を、ほとんど審
議もなく成立させ、さらには「日の丸・君が代」の法制化、盗聴法など反動諸法
の強行成立、憲法調査会の設置など、危険な動きを強めています。やがて不戦の
憲法がズタズタにされ、国民が専制と隷従を強制され戦争に巻き込まれることが
ないよう、「憲法を守る」運動にも、組織をあげて取り組んでいく必要がありま
す。

1.活動の基本について
(1)新ガイドライン、周辺事態法にかかわる一切の軍事政策に反対し、基地の
  近代化・強化には実力行使をも辞さない反戦・反基地の政治闘争を強め闘い
  ます。
(2)米軍、政府関係機関に抗議・要請行動を反復・継続し、米艦載機のNLP
  をはじめ、全飛行訓練の硫黄島直結方式の実現に取り組みます。
(3)キャンプ座間、相模総合補給廠をめぐる基地情報を的確に掴み、情勢を分
  析し、各基地の早期返還に取り組みます。
(4)横須賀を、原子力空母の母港としようとする動きに反対します。

2.当面の活動
(1)「厚木基地開放・曲技飛行」中止のため、継続して要請、抗議の取り組み
  を行います。
(2)3基地(厚木基地、キャンプ座間、相模総合補給廠)の情勢等の共通認識
  を深めるための学習会等を開催します。
(3)厚木爆音訴訟の勝利をめざし、当面5,029人の第三次訴訟の取り組み
  と連帯して支援します。
(4)その他、重要な諸行動については、幹事会で決定し、取り組みます。
 
 

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仲田博康
nakada_h@jca.apc.org



 
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