沖縄の後藤です。
沖縄・新刊案内です。
・「戦場に生きるーデイ梯梧学徒の体験記ー」
2000年3月 編集発行 梯梧同窓会
1300円?ISBN番号なし
梯梧隊は1930年、那覇・崇元寺にあった
私立沖縄昭和女学校の学徒隊のこと。
第62師団石5325部隊野戦病院の看護者として、
1945.3.6に4年生17名入隊。内9名戦死。
学校としては卒業生・在校生803名中62名が
沖縄戦で死亡。沖縄戦後学校は自然消滅。
糸満市米須西原に「梯梧の塔」。
・「沖縄の旅・アブチラガマと轟(とどろき)の壕」
ー国内が戦場になったときー
2000.6.1 集英社新書0036D
石原昌家著 700円+税
ISBN4-08-720036-1
著者は沖縄国際大学教授、
「平和の礎」刻銘検討委員会座長、
「新沖縄県平和祈念資料館」監修委員
後藤も「アブチラガマ」などに多くの方々を
案内するが、話は全部この本(の原本)から引用。
沖縄戦の学びにも最適。
・「オキナワ 海を渡った米兵花嫁たち」
2000.6.15 高文研
澤岻悦子著 1600円+税
ISBN4-87498-239-5
著者は75−94まで沖縄タイムス記者。
題名から内容を推し量れるが、
記者出身らしく取材力には敬服する。
こういう視点が従来の沖縄ではなかった。
好著。
・「ケーイ」ー命がおしえてくれたものー
つしま丸・沖縄戦
2000.6.10 沖縄出版
金城明美 文・絵 1600円+税
ISBN4-900668-86-9
対馬丸の生存者・平良啓子さんを
モデルにした絵本。
著者は平良さんの教え子の、
現役の小学校教師で、
「つるちゃん」や「ちむどんどん」など
を出している。
子どもから大人まで読める。
・「沖縄絵本」
2000.6.15 平凡社ライブラリー348
戸井昌造著 1600円+税
ISBN4-582-76348-0
著者は今年、4月17日77歳で亡くなられた。
本書は1989年晶文社から発行されたものの
文庫版といえるが、死の1ケ月ほど前、
後藤は沖縄・辺野古を取材している氏と
会っている。
息子の戸井十月、海勢頭豊が本人にかわって、
あとがきを書いている。
特別付録として「特選・島歌」4曲入りの
ミニCDがついている。
・「奥山の牡丹」
ー沖縄歌劇の巨星・伊良波いんきち物語ー
2000.3.31 沖縄県与那原町教育委員会発行
1800円+税 新里堅進 作・画
沖縄芝居と与那原など興味はつきない。
新里の「画」も例によって硬軟混ぜておもしろい。
ちょっと価格が高い。
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OKINAWA/Satoshi Gotou
沖縄・後 藤 聡
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