夏休み中の沖縄学習旅行のお誘いです。
東京都の教職員組合、アイム’89(東京教育労働者組合)主催です。
教員だけでなく、一般の方に広く呼びかけています。
・・・・・・・ ちらしより転載 ・・・・・・・・・・
「観光でない沖縄見聞旅行」について
○1984年7月より始まったこのツアーは、若い教職員の平和教材、平和学習の一
環として、自主的に実施されていました。それは、沖縄の歴史を通史的に(1.明治
以降から太平洋戦争に至るまでの戦前。2.民衆が犠牲になった、かつて例のない
地上戦としての沖縄戦、3.戦後の占領政策と現在に至る、日米安全保障条約下で
の基地を抱える沖縄の実態)学ぶことでした。
つまり、戦前・戦中・戦後を通して、平和問題と教育の問題を実践的に学ぶ見聞ツ
アーだったのです。○しかし、1997年の米軍用地特別措置法の改悪によって、
土地(軍用地)の所有者に憲法上保証された基本的人権や平和的生存権、財産権
などを奪う国と政府のやり方に対し、これは単に教育の範疇だけで片づけられるよう
な問題ではなく、主権者(国民)としての私たち一人ひとりに突き付けられた問題で
あ
ると考えました。従って、1997年から教職員を対象としたツアーから市民向けの
見
聞旅行として新たに位置づけられ、「より多くの方に沖縄の実状を知っていただき、
また、一緒に考えていきたい」という趣旨に変わり現在の企画に至っています。とり
わ
け、戦争体験のある方々が高齢化する中、主権者である若者達がオキナワを見聞す
ることで、様々な視点で物事を考え、お互いの理解と信頼を深め、これからの日本と
世界のあり方を交流していこうというのがねらいです。○主催は教職員組合として1
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89年に独立したアイム’89という組織。人員200名ほどの少数組合が、どんな
小さ
なことでもはじめの一歩と継続の努力を積み重ねることが大事であると確信し、今日
まで続けて参りました。一回のツアー参加人数は平均して25名くらいですが、多い
と
きは35名少ないときでも15名ほどで毎年夏のこの時期に実施しています。既に参
加者の延べ人数は330名を突破しました。沖縄の基地の位置づけや日本国内の状況
も平和からどんどん遠ざかっているようにも思えます。世界情勢が刻一刻と変化する
中で、沖縄が常に危険にさらされ、犠牲を強いられているだけでは何の解決にもなり
ません。日本のあり方、方向性を見通すことは容易ではありません。しかし、小さな
取
り組みの小さな一歩がやがて大きな波紋に広がることを望んでやまないのです。
実行委員会・事務局代表 臼井勝重
第17回 観光でない沖縄見聞旅行 概略
日程 7月27日午前7:30羽田集合
那覇着後、普天間、読谷、嘉手納訪問(知花さん、山内徳信さん他)
28日名護、キャンプシュワブ他、
29日南部戦跡(ひめゆりの塔、新平和祈念資料館他)
30日座間味島 フリータイム
31日那覇自由行動 午後帰京
費用 9万8000円
募集開始 6月23日から
募集人数 先着 25名
詳しいことは下記に問い合わせてください。
連絡先 臼井勝重さん 電話・Fax 0428−23−0385
または yasuhiro@g.email.ne.jp
・・・ 以上転載終了 ・・・
工藤 高栄 (クドウ コウエイ)
Koei_Kudo@men.com