[keystone 2618]で紹介があった、「GPJ 米軍PCB廃棄物への声明」に関する情
報です。
現在、有害物質汚染キャンペーンのために来日しているグリーンピースの船
「虹の戦士号」が、晴海埠頭で一般公開を行います。
4月18日の米軍PCB廃棄物搬入の際には、瀬戸内にいた同船から横浜に向かい、
抗議行動にあたった乗組員もいますので、彼らの話を直接聞ける、いいチャン
スと思います。
急な話ですが、ぜひ首都圏の方はご検討ください。
=====
グリーンピース
虹の戦士号(SV Rainbow Warrior) 一般公開
〜〜〜〜 TOXIC FREE FUTURE TOUR 2000 〜〜〜〜
ところ:晴海埠頭(晴海通りで都バスに乗って、晴海三丁目で下車)
とき :5月7日(日) 10:00〜17:00
当日の現地連絡先:090-4545-4815(木村)
昨年12月にインドをスタートし、「TOXIC FREE FUTURE TOUR 2000(汚染なきアジ
アツアー)」を展開してきたグリーンピースのキャンペーン船、「虹の戦士」号が、
東京・晴海にやってきます。
これまでに、タイ、フィリピン、香港をめぐり、有害物質汚染の問題をアピールし
てきました。日本でのキャンペーンは4月10日から。閉鎖水域である瀬戸内海に焦点
を当て、汚染の実態調査結果を発表したり、「瀬戸内海をゴミ捨て場にするな!」と
、処分場やゴミの不法投棄現場、工場の排水口から訴えました。また、山口県上関町
では、漁船60隻とともに、原発建設に反対する洋上パレードを実現しました。
乗組員は12カ国にわたり、実に多彩。ぜひこの機会に、グリーンピースのキャンペ
ーン船をご覧下さい。
■虹の戦士号
・プロフィール
全長55.2m総トン数555トン。速度は約8ノット。帆走もできます。定員は30人。
・名前の由来
「虹の戦士」は、アメリカインディアンに伝わる説話に登場します。「いまに、大
地は荒れ、海は黒ずみ、川の水は毒となり、そして鹿は径に倒れて死ぬときが来る。
間に合わなくなるそのときに、虹の戦士が現れる」。1971年に、グリーンピースが誕
生したとき、核実験抗議船の中で、この説話がメンバーの心を捉えました。グリーン
ピース・ジャパンでは、「レインボーウォーリア」とも「虹の戦士号」とも呼びます
。
・ものがたり
今回日本にやってくる虹の戦士号は、じつはグリーンピースにとって、二代目の「
虹の戦士号」です。一代目は、英国農業漁業食糧省の調査用トロール船を改修して
1978年4月に進水。ガス冷却原子炉の建設に反対する集会を支援したのが、初仕事で
した。その後北大西洋での対捕鯨船活動や、核廃棄物海洋投棄に反対する行動などで
活躍しました。
1985年、フランスの核実験を阻止しようと、ニュージーランドのオークランド港で
準備中に、フランスの工作員によって爆破され、浸水により、カメラマンのフェルナ
ンド・ペレイラが死亡しました。
二代目は、フランス政府が支払った賠償金を元に買い入れた北海のトロール船を改修
し、1989年竣工しました。
・船長:ピーター・ウィルコックス(米)
以前は、ハドソン川をパトロールする環境巡視船の船長で、捕鯨調査船に乗ってい
たこともありました。1982年に、虹の戦士号船長に就任(当時28歳)。一代目がオー
クランドで爆破されたとき、船長として船に居合わせました。
そして、1995年、再びフランスによるムルロア環礁での核実験に抗議するために二
代目がオークランド港を出航したときも、彼が船長でした。
=====以上
紹介:佐久間淳子@[自然の権利]セミナー