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X-Sender: hankach@mail.jca.apc.org (Unverified)
Date: Tue, 2 May 2000 05:40:44 +0900
To: aml@jca.apc.org
From: 一坪関東ブロック <hankach@jca.apc.org>
Subject: [keystone 2652] 公開質問状(一坪反戦地主会)
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Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

 沖縄県議会での一坪反戦地主排除を求める陳情裁決(3月30日)に対して、一坪
反戦地主会が県議会議員全員に公開質問状を送付しました(4月27日)。以下は、
公開質問状の全文です。
 

 関連記事:

4月28日
 沖縄タイムス
   県議全員に公開質問状/「排除」で一坪反戦地主会
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200004281300.html#no_9
 琉球新報
   全県議に公開質問状/一坪反戦地主会
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2000/2000_04/000428e.html
 

 一坪反戦地主排除陳情問題に関しては、陳情書を含め詳しい資料をホームページに
掲載してあります。
http://www.jca.apc.org/HHK/petition/absurd.html
http://www.jca.apc.org/HHK/petition/questions.html

 本文中で言及されている資料は上記ページからとたどれますので、併せてご覧くだ
さい。

 添付資料:
  ・趣意書(1982年6月)
  ・一坪反戦地主会会則
  ・アピール(1982年12月12日)

============================== ここから 
========================================

 
       殿

              公開質問状

 私たちは、去る3月30日の2月定例県議会最終本会議において、「県の外郭団体な
ど、あらゆる県機関から『一坪反戦地主など』を役員から排除する件」の陳情が、自
民、県民の会、新進沖縄の三会派の賛成多数で採択されたことを、今もって信じられ
ない思いでいます。どうしてこのような陳情が採択されたのでしょうか。

 言うまでもないことですが、人間社会は多種多様な考え方の人々で構成されている
ことは大前提であります。「ある特定の立場」から「ある特定の立場」をとる人々を
排除することがどのような悲惨な結果を生み出してきたかは、いちいち列挙するまで
もないことです。過去の苦難な歴史の中から私たちは民主主義という宝をつかみとっ
てきたのではないでしょうか。その民主主義を実現していく場が、まさに「議会」と
いうところのはずです。

 私たち一坪反戦地主会は、「軍用地を生産と生活の場へ」をスローガンにして、反
戦地主を支えるために1982年12月12日に結成され、県内でも1,200名余の人々が結集
する団体です。「基地をとり戻す」との一点で集まった多様な思想と信条をもった人
々の集まりが一坪反戦地主会なのです。この間、二度の法律の改悪をしてまでも強制
使用したいとする日本政府と本土の一部悪質マスコミによって、一時期、まるで一坪
反戦地主が「天下の極悪人」ででもあるかのように悪宣伝されました。今回の陳情書
もその延長線上にあるものと私たちは考えています。ここに結成時の資料を添えて送
りますのでご参考にしてください。

 さて、私たちは、3月29日に本陳情が本会議に上程されることを聞き、急きょ3月
30日の最終本会議の体憩時間に全会派を回り採択をしないように要請を致しました。
その時対応した議員の中には、内容が分からないのてこれから検討するという方もい
ました。しかしながら、本会議の中では、反対討論が一人あったのみで、賛成討論も
全くなく多数で採択されてしまいました。今回の採択が十分な論議の上になされたも
のとは到底考えられません。

 私たちは、今回の「陳情採択」は、国民の「思想・信条の自由」「表現の自由」等
の基本的人権を侵害し、民主主義を根底から否定する行為であると考えています。決
して、「一坪反戦地主など」だけの問題でも、ましてや、保守とか革新の問題でもな
いことは論をまちません。

 私たちは、県議会史上、最大の汚点を残したと言われるこの陳情の採択を撤回さ
せ、人権侵害の回復と県議会の名誉の回復、何より民主主義を守るために断固として
運動していきます。そのためには、今回の「陳情採択」にかかわってこられた県議会
議員お一人ひとりの見解をどうしても知っておくベきだと考え、この公開質問状をさ
しあげることになりました。これにより真実を明らかにし、今後の行動を取り組んで
いく所存です。

 時節がら、県会議員の皆さんが一番忙しい時ですが、本件の重大性に鑑みて、県民
から重責を委ねられた議員として、誠実に対応され、こ回答くださるよう切に要望い
たします。回答は1郵送、2ファックス、3直接届ける、のいずれかの方法で5月
10日まで(消印有効)にお願いします。

 なお、この回答は、集計の上、印刷物となって、マスコミ発表や直接配布等により
全県民に明らかにされることをあらかじめお断り申し上げます。

 2000年4月27日

                 〒902−0061
                  那朝市古島119一1(教育福祉会館内)
                        一坪反戦地主会
                     電話兼FAX 098-885-8230

---------------------------------------------------------------------

              質問事項及び回答欄

    (回答は各選択肢に○をつけ、理由及び意見を記してください。)

質問1 あなたは本陳情の採択にあたり、どういう立場をとりましたか。

1.賛成した 2.反対した 3.その他
<その理由及び意見>

<1.に○した方に伺います。>
1.今も気持ちは変わらない 2.今は違う
<どう違うか下欄に記入してください>
 

質問2 本陳情は、その一で、「一坪反戦地主の土地所有の目的は、土地を経済的に
使用する為のものでは無く、国の政策を妨書する為のものであるから、憲法第十二条
違反である。」と述べていますが、あなたはどう考えますか。

1.そう思う 2.そうは思わない 3.その他
<その理由及び意見>
 

質問3 本陳情書は、その二で、「『反戦平和』とは、米軍を日本から追い出し、自
衛隊を無くして、日本を無防備にしてから、民衆に暴動を起こさせ、日本を破減に陥
れようとする考えと同じである。」と述べていますが、あなたはどう考えますか。

1.そう思う 2.そうは思わない 3.その他
<その理由及び意見>
 

質問4 本陳情書は、その三で、「足を踏み鳴らし、拳は天を突き、怒号罵声で、平
和を叫んでも真の平季和は訪れ無い。」と述べています。
 この項目は、「一坪反戦地主など」の行動に対する陳情者の一方的誹講中傷である
と考えます。あなたはどう考えますか。あなたの「平和」観、「一坪反戦地主」観を
お書きください。
 

質問5 本陳情は、その四で、「平和祈念資料館監修委員、県公文書館役員、県教育
委員などは特に歴史の公正を期する立場から『一坪反戦地主』のような人物は不適格
者である。」と述べていますが、あなたはどう考えますか。

1.そう思う 2.そうは思わない 3.その他
<その理由及び意見>
 

質問6 本陳情は、その五で、「県内に正しい歴史観を持つ有識者は豊富である。こ
のような人達を差し置いて、保守県政のリコールを企てたり、少なくとも県政を危ふ
くし、県民の恥となるような行動、言動を繰り返して、てんとして恥じない『一坪反
戦地主』などを有用し、県民の税金を無駄遣いすべきでは無い。」と述べています
が、あなたはどう考えますか。

1.そう思う 2.そうは思わない 3.その他

<1.に○した方のみ>
 また、「正しい歴史観を持つ有識者は豊富である。」と述べていますが、正しい歴
史観とはどういうものですか。有識者の名前も記入してください。
 

質問7 本陳情書の最後に「県から給与、運営資金など何らかの資金の関わりのある
外郭団体に於いては、一坪反戦地主や過去にその団体の一員であった者は、役員から
即刻排除するよう・・・・」と述べていますが、あなたはどう考えますか。
1.そう思う 2.そうは思わない 3.その他
<その理由及び意見>
 

 2000年 月 日

             回答者 氏名:
================================ ここまで ==================================
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 沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック hankach@jca.apc.org
  http://www.jca.apc.org/HHK/

 東京都千代田区三崎町2-2-13-502
   電話:090-3910-4140、ファックス:03-3386-2203
   郵便振替:00150-8-120796



 
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