Resent-Date: Wed, 19 Apr 2000 23:39:01 +0900 (JST)
Resent-From: runner <runner@jca.ax.apc.org>
Resent-To: runner <runner@jca.apc.org>
Subject: [keystone 2626] 動きだしたアジア情勢
From: 内田 多栄 <taei@d4.dion.ne.jp>
To: <keystone@jca.ax.apc.org>
Date: Wed, 19 Apr 2000 22:56:23 +0900
Precedence: bulk
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MIME-Version: 1.0
 

北朝鮮がついに韓国と首脳会談を設定する運びとなりました。この変化
はじつに大きいものがあります。きっと沖縄の方にもプラスに映っている
のではないでしょうか。この変化は端的にいうと日米同盟の強化さらに
日韓米の共同歩調が揃った結果でしょう。とくに日米安保をサポートする
韓国との信頼関係の醸成はおおきなものがあります。この体制により
北朝鮮は軍事侵攻という選択肢を狭められた感じがします。

今北朝鮮は国際社会の復帰をもくろんでいます。もちろん経済援助を引き
だすためです。カナダ・オーストラリア・イタリアと国交回復を目指していますが
その先で必ず言われることは「韓国との関係はどうなってる?」です。どこに
行ってもこれを聞かれます。その結果が韓国総選挙前に金正日が首脳会談
にでてくるという発表です。

つまり北朝鮮も資本主義社会のメカニズムを共有していくということです。
つまり中国も含め共産党の基盤を揺るがすことになるでしょう。ということは
沖縄の方にはプラスでしょう。共産党がアジアからなくなれば米軍からひき
あげるわけですから。つまり日米安保の強化は沖縄の人にメリットをもたら
します。

但し米軍が引き上げた日本には問題点が残ります。ではいったい国防はど
うするのか。これは必然的に自衛隊が軍隊になることを意味します。
自衛隊が国防省になることです。当然の帰結です。日本の防衛はあたりまえ
ですが日本自身でやらなければなりません。国の防衛と国際社会の秩序を
乱す勢力には国連の安保理で可決した軍事行動に積極的に参加するという
ことです。これは当然考えられる論理的帰結です。

これで戦後の日本は終わり新たな段階に入ります。



 
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