(from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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Date: Tue, 18 Apr 2000 22:36:38 +0900
From: 山崎 久隆 <SDI00872@nifty.ne.jp>
Subject: [aml 17398] GPJ>4/18プレスリリース米軍PCB
プレスリリース
2000年4月18日
米国、送還されたPCB廃棄物の安全処理を約束
8時間に及んだグリーンピースの抗議行動
本日午前9時前、国際環境保護団体グリーンピースの活動家4人(日本、カナダ、米
国)は、横浜港に着岸したコンテナ輸送船WANHE号に乗り込み、「PCB これはアメリ
カのゴミ USA - Toxic Criminal」と書かれた横段幕を船上でひろげ、同船が載せて
いる米軍のPCB廃棄物については、米国が環境汚染を招かずに処理する責任をとるよ
うアピールした。
それと同時にグリーンピースは、米国大使館に対して、本日米国・カナダを経て送
還されてきた在日米軍のPCB廃棄物に関して、
・焼却処理を行わないこと
・汚染者負担の原則
・米国の責任において処理を行うこと
・地域社会の権利の保証
を要請する申入れ書を送付した。
WANHE号に乗り込んだグリーンピースの活動家4人は、2人がコンテナの上に登り、
残る2人が船の縁に体をチェーンで括り付けて、米国が要請に応じることを求めて船
上で抗議をつづけ、荷揚げを食い止めていた。
午後4時15分になって、米国大使館との電話連絡により、「このPCB廃棄物を環境に
害のない方法で処理する」という言質をとることができたため、要請の一部が達成さ
れたとしてグリーンピースは抗議行動を終了した。その後活動家4人は神奈川県山手
署へ任意同行を求められ、上申書を書き、午後6時13分に解放された。
WANHE号が着岸する際にも2隻のゴムボートによる海上行動も行ったため、本日の抗
議行動は全体で8時間を超えるものとなった。
米国はこれまで、PCB廃棄物の処理を、焼却という二次汚染をもたらす危険な方法
で行ってきた。大量のPCB廃棄物を抱える米国が、環境汚染を引き起こさない処理を
約束したということは、大量に蓄積されているPCB廃棄物による汚染の危機を回避で
きる重要な前進となった。
しかしながら、環境に害のない方法というのが、具体的にどんな処理法を指すのか
については、今後確認をしていく必要がある。
※本日の抗議行動の趣旨については、本日午前9時発表のプレスリリース
を参照のこと
問い合せは、
グリーンピース・ジャパン
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TEL 03-5351-5400 FAX 03-5351-5417
広 報 担 当 櫻井 淳子 03-5351-5409 090-3470-7884
有害物質問題担当 関根 彩子 03-5351-5413 090-2254-0114
HISATAKA YAMASAKI
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00 04 18