仲田です。
厚木基地の爆音・ダイオキシン問題解消、日米政府の不公平行政を
糾弾する行動参加へのお願いです。
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日 時 4月13日(木)13時〜15時
抗議場所 防衛庁正門前での座り込み
主催団体 厚木基地爆音防止期成同盟
第3次厚木爆音訴訟団
神奈川平和運動センター
集合場所 1 大和市周辺の方は大和駅南口集合
11時にバス2台で防衛庁へむけ出発
2 防衛庁正門前
申し入れ要請内容
・ダイオキシン問題同様、爆音問題も解決を要請する
瓦防衛庁長官や河野外務大臣が厚木基地に来て、直接
爆音体験をするよう要請する。
・エアショー廃止し、米軍全訓練を硫黄島でやるよう要請する
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ダイオキシン問題の概略
米側主張
◆エンバイロテック社(旧神環保)の出す排煙が米海軍厚木基地内の住
宅に流れている。その中に含まれるダイオキシン(国内基準は満たし
ている−−ただし、これ自体は問題がある)が米軍人・家族の健康に
害をもたらすので日本政府は対策を講ずるべきである。
◆日米両国にとって重要な問題だ。排出量を減らしてきれいにするか閉
鎖すべき。
県の対応
◆現時点では、施設を閉鎖させる法的根拠はない。超法規的なことをし
て裁判で負けたら、行政への信頼を失ってしまう。行政は法に従って
行動するしかない。
政府の対応
◆米軍住宅の居住者に一時的に代わりの住宅を無償提供する。
◆米側が業者に差し止めなどの提訴をするなら日本政府として異存はな
い。
◆米軍住宅に煙があたらないように煙突を高くする工事費、12億円を
計上。
◆防衛庁長官や環境庁長官等閣僚を現地に派遣、視察をさせる。
私の感じた問題点
●米軍人とその家族には代わりの住宅を無償提供するというが、ダイオ
キシンがあるというのなら、それは周辺住民も被っている。その住民に
対する配慮のひとかけらもない。
●その会社の出す排煙自体は大きな問題を含んでいるが、それは別の問
題として、一応国内法を満たしている会社を米側が訴えるのを「異存」
はないなどと顔がどこを向いているのか。その近隣では違法な野焼きを
している会社が多いが、取り締まってくれという住民の訴えは、一顧だ
にされていない。
●高さ100メートルの煙突を造るというが、航空法で基地周辺の建物
の高さは45メートルに制限して住民に守らせてきた。また、煙突を高
くするということは、被害を広域に拡散するだけである。
●40年間住民が訴えてきた爆音問題では誰一人閣僚は現地視察をした
こともないのに、米軍の要請にはいとも簡単に応える日本政府。4月1
日に厚木基地を訪れた環境庁長官は、すぐ近くの、基準の8000倍も
のダイオキシンを垂れ流していた工場や河川については見向きもしない。
仲田博康
nakada_h@jca.apc.org