こんにちは、森です。
At 11:07 +0900 2000.03.30, NAKADA Hiroyasu wrote:
> いわゆるマッカーシー旋風を一般に「赤狩り」といい、日本で行われた
> 同様の動きを「レッドパージ」と表現しています。
> なぜ、そうなっているのでしょうか。
At 18:29 +0900 2000.03.30, MARUYAMA K. wrote:
> > 戦後、民主化の過程で、実際にはどうであったかは別にして「戦争に責任あ
> > る軍国主義者」の公職追放が行われたわけですが、この動きはその後の反動
> > 過程で日本共産党や在日朝鮮人に対する公職追放へと姿を変えていったよう
> > です。当たっているかどうかは分かりませんけれども、何故異なる表現とな
> > っているのかと考えると、単なる政治的キャンペーン(魔女狩りを語源とす
> > る赤狩り)ではなかったことが、そのような異なる表現を与えたのかなとい
> > う気がするのですが。
>
> 軍国主義者の公職追放とレッドパージはまったく別物です。政策の変更ですから
>。
そうですね。
> 赤狩りが魔女狩りを語源としているという意味がよく分かりませんが??
witch hunting→red hunting ではないんでしたっけ?
丸山さんの引用に明かなように、事実など関係ないんですよね。「魔女」っ
て何、なんて疑問は意味を持たない。「魔女」だと誰かに指さされればそれ
で終わり。「赤」だと言われればそれで終わり。議論も何も無い。考えるこ
ともしない。あるのは、考える前に「排除」しなければ自分も「魔女」だと
言われてそれでお仕舞いだという恐怖心だけ。
マッカーシーがやったことは実体の無い「赤」の恐怖を煽りつつ、全ての政
敵に「赤」だというレッテルを張って回ること。人も本も全て。自由を謳う
政敵は「赤の手先」、「自由」のために奴を倒せ。それがマッカーシーのや
ったことではないのでしょうか。
そして今、「反戦」を主張し「平和」を求める人々は、「戦争」を求め、世
界を「破滅」へと導く連中だというレッテル貼りが沖縄で始まったわけです。
余りにも滑稽で、まさかこんな茶番がと思いつつ、丸山さんが指摘されるよ
うにこのままでは本当に恐い話しになってしまうのかも知れないと心配にな
ります。