（from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更）
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Date: Thu, 30 Mar 2000 15:11:20 +0900
From: 春名尚子 <haruna8@po2.across.or.jp>
Subject: [aml 17161] すべての武器を楽器に委員会より
すべての武器を楽器に委員会より
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＜ 転載 大歓迎！ ＆ 重複して受け取った方すいません＞
◆ ７月 沖縄でサミットが開催されます
◆ ７月 私たちは、ニライカナイ祭りを開催します
◆ サミットには賛成、基地には反対、これが私たちの意見
◆ 「サミットとは、沖縄にとって一体どういう意味を持つのか？」
◆ 今、沖縄に必要なもの、それはポップで明るく楽しい平和活動。
◆ ポジティブ・フューチャー・プロジェクト〜明るい未来計画〜（仮称）
◆あなたの友達・仲間に伝えてください！
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みなさん、ご存知だと思いますが今年は沖縄でサミットがあります。
その７月に私たち、すべての武器を楽器に委員会は、
ニライカナイ祭りを開催します。
ニライカナイ祭りサイト http://www.ryukyu.ne.jp/~champloo/niraikanai
沖縄では街中に「サミットを成功させよう！」という横断幕と
各国の国旗が張り巡らされています。
道路もずっと工事中で空港から名護までの国道５８号線や高速道路は
全面、舗装工事が続いています。
先日、「沖縄中に国旗が飾ってあるから旗屋さん儲かっているらしいよ。」
という噂を聞きました。
その後、縁あってお会いしたある那覇の旗屋さんに、そのことを尋ねたら
「国旗というのは各国々でサイズがあって、作っていられないので本土から取り
寄せているんです。
名護の土建業者からの注文が圧倒的に多いですね。
那覇から名護まで配達していると、
ガソリン代と時間と、利益を考えるとそんなに喜べるものでもないです
よ・・・」といってました。
なんだか沖縄に落ちる特別予算の流れと重なるものを感じてしまいました。
歴史的に見て、訪れる人をもてなし、友好的な関係を創ってきた
沖縄の精神性からいってもサミットが沖縄に来ることは賛成です。
しかし一緒に基地もどうぞ、と言われるとそれはＮＯです。
サミットには賛成、基地には反対、これが私たちの意見です。
「サミットとは、沖縄にとって一体どういう意味を持つのか？」
そのことは根本的には問われずムードだけで事態が先行しています。
何やら実態が見えない＜サミット効果＞という言葉だけが渦巻いています。
このままサミットが通りすぎてしまったとき、後からやってくる ＜疲れ＞ に
対して私たちは危機感を感じています。
各国の首脳たちやマスコミたち、世界が沖縄に注目するこの機会であれば，
反サミットという視点ではなくても、沖縄が今現在抱える問題や、
過酷な歴史を乗り越えながらも育んできた素晴らしい文化、芸能、精神性、
をそれ以上に持っているのだという、この＜誇り＞を広く伝えたいと思っていま
す。
しかしながらこの時期、主要の公共施設は４月からサミット後まで借りられ
ず、海に出るにも許可がいるとか、本土から沖縄へ行くのは困難だとか、
警備が２万人本土から来るとか、様々な情報でみんなアピールする事に
萎え気味で７月に集中しにくくなっています。
今、沖縄に必要なもの、
それは今がんばっている平和活動の方々にプラスして、
「反対」の意思表明だけにとどまらず、それに代わり得る提案を出し合ってい
き、ポップで明るく楽しい平和活動を展開していくことだと感じます。
そこで、さまざまな人が参加できるように「ニライカナイ祭り」を開催します。
ニライカナイ祭り期間中に次のような企画を計画しています。
◆ポジティブ・フューチャー・プロジェクト〜明るい未来計画〜（仮称）
「すべての武器を楽器に」 というテーマからは、
＜代わりうるものを創っていく＞、
＜しかも人々の心に潤いを与えるものへと・・・＞
というメッセージが読み取れます。
◎例えば、
核を廃絶していくと、その核の処理は環境を考えていくことにつながります。
基地を撤廃していくと、跡地利用は経済を考えていくことにつながります。
問題はすべてリンクしていると言えます。
様々な問題意識に携わる方々が集い、交流し、そして良い道を創っていくために
語り合うフレンドシップのネットワークが必要とされています。
▲ 核開発に使われていた技術の先端はどういった方向へ向け、開発されると良
いか。
▲ 基地がなくなったらそれに代わる経済をどうやって生み出していくか。
▲ 原発をなくしたあと、クリーンエネルギーをどのように安定供給していくか。
などなど・・・
いろいろな課題があると思います。
リサイクルという視点も含めて、理想的な新しいテクノロジーを活かし、
明るい未来を迎えるための計画を立て、ビジョンをもちよりましょう。
もちろん今は完成品ではないものもあるかもしれません。
しかし一歩一歩、歩いていくことが、大事なことです。
そう！ これは、「クリエイティブムーブメント」です。
様々な表現方法で「平和」というものを考え
環境、人権、軍事、憲法、経済、アート、リサイクルなど
いろいろなテーマを取り上げていきます。
このプロジェクトの成果は世界的なアピールとするために
国連へ運んでいくことを目的とします。
いろいろな表現方法
展示・シンポジウム・ワークショップ・映画上映会・名産品・工芸品展
etc・・・
↓↑ ↓↑ ↓↑ ↓↑ ↓↑ ↓↑ ↓↑ ↓↑ ↓↑ ↓↑ ↓↑
いろいろなテーマ
環境・人権・軍事・憲法・経済・アート・エネルギー・リサイクルets・・・
・・・・・という計画です。
沖縄には中国の世、アメリカの世、日本の世の時代がありました。
歴史の波に翻弄されながらも他国の文化を吸収し和合し、
歌、踊り、祈りという人々に密着した独自の文化を守り続けてきました。
そしてそれらの文化は今もなおたくましく息づいています。
沖縄には、和合していく力や役割があるような気がします。
そして世界が注目するサミットがやってくる。
これらが私たちが感じている、今 「ニライカナイ祭り」 を起こす必要性です。
みなさん、このことを、思い当たるところに伝えてほしいのです。
本土の仲間たち、もちろん沖縄の人達にも。
そして沖縄の閉塞状態にある運動に、また無関心な若者たちの心にも
新たな風が吹くきっかけを創りたいのです。
問題をポジティブに切り替えるビションを結集しましょう。
また「こんな具体的な活動があるよ。」とか
ご存知でしたら情報を教えてください。
そして多くの人に
「７月のサミットの時期に、
力を合わせようとしているニライカナイ祭りがあるよ。」
ということを伝えてください。
とくに沖縄の人たちに・・・
そしてみなさんも是非沖縄に遊びに来てください。
来てくれるだけでもひとつのメッセージです。楽しい祭りを一緒に作りましょう！
どうぞよろしくお願いします。
すべての武器を楽器に
すべての基地を花園に
すべての人の心に花を
戦争よりも祭りを
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すべての武器を楽器に委員会 担当 岩井秀夫
ニライカナイ祭り公式サイト
http://www.ryukyu.ne.jp/~champloo/niraikanai
mail to champloo@ryukyu.ne.jp
〒900-0013 沖縄県那覇市牧志2-3-20 アーバンコア6F
tel 098-868-6809 fax 098-867-9171
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