大分県日出生台演習場で行われていた米海兵隊の実弾砲撃演習が
2月10日終了したのを受けて、抗議文を海兵隊ケリー中佐に
宛てて出しました。
また同時に、昨年同様、米軍演習に反対を主張する私たち住民グループと
直接の交渉の場を持つようにケリー中佐に要請しました。
実弾砲撃演習は終わったものの滞在は32日間で、
2月の25日まで。
この間のボランティア、ホームビジット、外出すべて
公務であり、また訓練だとのこと。
以下、抗議文の転載です。
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デービッド・A・ケリー中佐殿
抗議文
米海兵隊が、私たちの故郷、大分・日出生台の地で、昨年に続いて、
２回目の実弾砲撃演習を強行したことに対し、心からの怒りをもって強
く抗議します。
私たち、日出生台演習場の近隣、及び、周辺に暮らす住民たちは、地
域の住民の暮らしの安心と安全を守りたいとの立場から、日出生台での
米海兵隊の実弾砲撃演習に対して、反対を訴え続けてきました。
しかし、米海兵隊は、このような住民や自治体の願いを踏みにじる形
で、昨年よりもはるかに拡大、激化された演習を強行しました。特に、
２月９日の演習では、日出生台での一日の砲撃数としては過去最大の124
発、１時間当たりでも過去最高の49発を撃つというかつてない激しい演
習を行いました。
沖縄ではやっていなかった夜間演習も、これは「沖縄と同質、同量」
という事前約束に反するものであり、県や地元３町まで再三自粛を申し
入れてきたものでしたが、これらの願いを無視して、昨年より１日多
い、6日間、夜間演習を強行しました。
特に協定で決められた時間枠ぎりぎりの夜９時直前まで砲撃を行い、
夜８時半以降の砲撃が、昨年３日間だったのに対し、今年は6日間もおこ
ないました。
２月６日の夜には、８時50分から58分のわずか8分で、13発砲撃、演習
終了のサイレンが鳴ったのは、協定の制限時間も過ぎた午後９時１分で
した。これは明らかな協定違反です。
また、このような約束違反、協定違反の演習に加え、現在、米軍用の
300人収用の宿舎やシャワー、トイレ、食堂などと言った恒久施設まで建
設が進められ、なおかつ日出生台演習場周辺住民の立ち退き措置まで進
められています。しかし、「年間10日以内」という約束の米軍演習に、
このような恒久施設や、住民の移転措置はまったく必要ないはずです。
私たちは、今回の２回目の米海兵隊の実弾砲撃演習の強行に対して、
強く抗議をするとともに、進みつつある演習の拡大、強化、米軍滞在の
恒常化に、強く反対します。
また演習を終了した以上、必要のない外出やボランティアの受け入れ
強要、ホームビジットなどをおこなうことなく、本日、今すぐに、沖縄
ではなく、アメリカ本国へ向けて撤収するように求めます。
2000年2月10日
米軍基地と日本をどうするローカルNET大分・日出生台 一同
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浦田龍次 Ryuji Urata
〔e-mail〕 yufukiri@fat.coara.or.jp
地域の暮らしの「安心」と「安全」を奪い、
自立した地域経済を壊す米軍基地や演習は、
日出生台にも名護にも、どこにもいらない！
日出生台で２月に行われる米海兵隊実弾砲撃演習に抗議する
「日出生台ピースアクション2000」
http://www.coara.or.jp/~yufukiri/localnet/lonets.html
米海兵隊は日本にいらない！アクションプロジェクト
（米紙意見広告を実現する会）
http://www.coara.or.jp/~yufukiri/
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