At 9:13 PM +0900 00.1.22, HIRATA Yasunori wrote.
> 平田@東京品川です。
> 文句とはべつに、衝撃的なあらたな事実はあんまりない感じでした。
> でも政府の考えや、やりとりが分かって面白い。
> 証言者として宮城康博さんも何度か登場していますね。
> 著者あとがきで続著の予定を約束しています。ぜひ期待します。
> ==
> 書名:沖縄の決断
> 著者:大田昌秀
> 出版社:朝日新聞社
> 2000年2月5日
> ISBN4-02-257449-6
> 2200円+税
> − お び −
> 前沖縄県知事の証言
> 基地問題をめぐる政府との交渉の舞台裏と新事実−−−
> 村山富市元首相・吉元政矩元副知事ら33名の証言を収録
公告・縦覧の代行応諾をして以来、大田氏の本を買ったことはなかったんですが、
つい買ってしまいました。橋本など政府との間になにがあったかに興味があったから
です。まだ、ざっとしか目を通していないのですが、いろいろな人の証言の部分がお
もしろいですね。この手の本としては珍しく「人名索引」が充実しているので資料と
して利用しやすい。
参考:
『週刊金曜日』2000.1.21(299号)のインタビューで、
基地反対を貫いた大田県政の政策・理念を実現するために、名護市長選への立候補
は考えられませんか、との問いに対し、
大田:
県内移設を認めるような今の県では、市長になってもね……。政府も金をばら撒い
て基地と“共生”させようと求めているのですから……。
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県知事から市長へではプライドが許さないとは思うけど、リコールが始まろうとし
ている現在、ちょっと無責任な発言ではないか、と私は思う。
以下、新崎盛暉さんの証言(『沖縄の決断』から引用、274ページ):
比嘉鉄也名護市長は、名護市民投票の後で、大田さんにあって判断を求めようとし
た。その時なぜ、大田さんが比嘉市長と会って一緒に記者会見し、「住民の意志に従
うことが民主主義である」と宣言しなかったのか、と思う。そうすれば、政府が比嘉
市長をつかまえて「海上基地を容認して辞任」という、あとの筋書きを描くことには
つながらなかったろう。沖縄社会が分裂することもなく、沖縄の政府に対する立場も
強まったろう。
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MARUYAMA K. kaymaru@jca.apc.org
2GO GREEN (JCA-NET)
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