大分県日出生台（ひじゅうだい）演習場では２回目となる
米海兵隊の実弾砲撃演習の日程が発表されました。
この中の弾薬輸送ですが、
去年はこっそりと運ぼうとしてたらしいのですが、
佐世保の監視グループに弾薬輸送トラックが見つかり、追跡されて、
住民からの沿道抗議行動も受けて、
おまけに、大分県知事からもきちんと県に連絡するようにと
クレームがつけられました。
それで、今年は、県と地元三町だけには「公表しない」ことを条件に
連絡するそうです。
知らされないのは住民だけ・・・。
ところで、今度の日出生台での米軍演習に使われるのではないかと見られる弾薬が
昨日、呉から佐世保はりお弾薬庫に輸送されたということを
報道関係者から、さっき聞きました。
以下、大分合同新聞 2000年1月12日から
転載禁止
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２回目の日出生台米軍訓練 日程を発表
32日間、210人が参加
弾薬輸送、ルートなどは公表せず
県が対策班設置
福岡防衛施設局は11日、陸上自衛隊日出生台演習場で、2月3日から15日
まで実施される在沖縄米軍による二回目の実弾砲撃訓練について、訓練
に参加する海兵隊の人員や到着日、滞在期間など具体的な日程を発表し
た。小竹秀雄同施設局長が帯刀将人副知事と、演習場を抱える玖珠、九
重、湯布院の３町長に伝えたところでは、訓練は昨年の一回目と同規模
で海兵隊員約210人が参加。1月25日に先発隊が演習場入り、2月25日に撤
収するまで32日間、日出生台演習場内に滞在する。
防衛施設庁は昨年12月22日、訓練日程と砲撃日数（８日間）だけを発表
していた。福岡防衛施設局によると、訓練には第三海兵師団第12海兵連
隊第三大隊の一個中隊（210人）が参加。155ミリりゅう弾砲四門、車両
四十両を使用する。
1月25日の先発隊（110人）に続き、同28日には本隊（約100人）が演習
場に到着。訓練後、2月22日〜23日に本隊（約190人）が撤収、後発隊
（約20人）も25日に演習場を離れる。沖縄からの兵員の輸送は民間航空
機を使い、大分空港を経由。車両、砲などの物資は民間の船舶で1月27
日、大分市大分港大在公共ふ頭に到着する。弾薬の輸送日程、ルートは
県と三町に「公表しない」との条件付きで近日中に伝えるという。
日程の説明にあたり、小竹局長は「安全対策、早期の情報伝達などの
要請が出ている。昨年の経験を踏まえ、現地対策本部を設置し、「日出
生台演習場の米軍使用に関する協定」にのっとって最大限の努力をした
いので、支援、協力をお願いしたい」と述べた。
防衛施設局の説明に対し、帯刀副知事は「住民には依然として安全へ
の強い懸念がある。協定を遵守し安全確保を最優先に、正確な情報を早
期に伝達してもらいたい」とあらためて要請。三町長も（1）射撃時間な
どきめ細かな情報の早期伝達（2）夜間訓練と米兵外出の自粛、秩序の維
持-などを要望した。
一方、県は同日、総務、現地連絡、空港、港湾の４班からなる「県日
出生台演習場米軍実弾射撃訓練対策班」を設置した。24日には湯布院町
の若杉公民館に現地連絡事務所を設け、職員数人を常駐させる。
訓練日程の伝達後、三町長と共に記者会見した帯刀副知事は「住民の
安全確保を最優先し、無事に終わるよう三町と協力して最大限の努力を
したい」と述べた。
連携はかり安全確保
平松知事の話
昨年に続き、二回目の訓練となるが、期を引き締め、国、地元三町と十
分連携を図りながら、県民の安全確保や不安Ｎ解消に向け万全を期した
い。
庁舎前に「張り出し」
湯布院町
訓練スケジュールの発表を受け、湯布院町は11日夕、役場庁舎前の特設
掲示板に、訓練情報として張り出した。近く町内全戸（約4100戸）にチ
ラシを配布するとともに、２月号の広報紙にも掲載して、町民に訓練情
報を伝えることにしている。
全世帯に無線放送
玖珠町
玖珠町は11日夕方、町内の全世帯、6700戸に設置している防災行政無
線で訓練にっていの概要を放送した。週末にはあらためてチラシを配布
する。
米軍の大分入りに合わせて抗議行動
県平和センター
大分県平和運動センター（岩崎正文議長）は11日、大分市の県教育会
館で代表者会議を開き、二ＧＴＵＮＩ日出生台演習場で行われる在沖縄
米軍実弾砲撃訓練に反対するため、米軍の大分入りに合わせて抗議行動
に取り組むことを決めた。
岩崎議長が「日出生台での砲撃訓練に対してねばり強く反対闘争を進
めよう」とあいさつ。先発隊が到着する25日、本隊が到着する28日にそ
れぞれ大分空港で150人規模の抗議行動を、また武器車両輸送船が大在公
共ふ頭に入港する27日は、千人規模の抗議行動に取り組むことを決め
た。
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