はじめまして、です。深澤＠佐世保です。
以下引用
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朝日新聞１月９日朝刊 佐世保版
西海町へのLCAC駐機場移設問題
「なぜ基地」議論まだ
地区別説明会始まる
問われる被爆県の真価
佐世保市崎辺地区にある米軍佐世保基地のエアクッション型揚陸艇（LCAC）駐機
場の移設問題で、受け入れを表明した西海町による地区別の説明会が８日、始ま
った。町による反対派への説得が今後の大きな焦点になるが、「そもそも、今、
なぜ、米軍基地を」という問いかけに町がどう答えていくことができるのか。突
き詰めれば平和論にまでさかのぼるだけに、「被爆県の県民としての真価が問わ
れている」と指摘する平和問題の研究者もいる。（LCAC駐機場移設問題取材班）
８日の説明会は、反対派が多数を占めるとされる寄船地区で行われ、山下純一
郎町長も出席した。町は、基地移設に伴う生活環境整備や地域振興の具体案を説
明したが、住民側の関心は騒音問題に集中。だが、一部には「国防への協力は当
然、ということもわかっている」との声もあがった。
反対派はこれまで、福岡防衛施設局を相手に疑問や反対の意志を示してきた。
賛成派は表立った活動は見せずにいたが、山下町長の後援者らが有権者の４分
の１にあたる１７８１人分の署名を集め、山下町長の決断を後押しした。
山下町長は近く、施設局と具体的な見返り条件を詰めて協定書を交わす。だが、
国との協定書に法的効力はない。施設局が移設候補地の横瀬地区の地先海面で操
業する漁業者との補償交渉を妥結させ、港湾管理者の光武顕・佐世保市長から埋
め立て免許を取得するまで、移設工事は始まらない。
そもそも、今、なぜ、米軍基地なのか。
「要するに、抑止力として置いておくという国の考えではないか」と山下町長
は推察する。国防上の位置づけは「担当外」とする施設局から、その説明を受け
たことはない。
そこで、国防関係の閣僚経験者に相談したところ、「アジア周辺の事態を考え
たときに必要だ。攻めていくのではなく、基地があることによって、周辺地域に
対する抑止になる。LCACが戦闘に使われて活躍する時代はこないだろう」との見
解が示されたという。
米軍は、今回の移設も含め、在日米軍の作戦に関わることは一切、明かしてお
らず、町民にとって真相を知る手段はない。
佐世保が、かつて旧日本軍が戦場としたアジア大陸に向けた軍港だったことか
ら、今回の移設の影響を懸念する見方もある。
昨年末に朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）を訪れた超党派の国会議員団で団
長を務めた村山富市元首相は、「佐世保でそんな動きがあるとは知らなかった」
としたうえで、「ようやく北朝鮮との対話にこぎつけたこの時期に、平和と安定
の流れに逆行する。相手を刺激し、緊張を高めることになりかねない。不安の根
源を取り除く努力を積極的に進めるべきだ」と話す。
こうした一地域の問題を越えた視点での議論は、西海町の賛成・反対両派の間
では、まだ本格化していない。
また地域振興とすりかえ 前田康博・北九大教授
戦後、日本は国際平和の確立を、軍事力ではなく外交努力で達成すると誓った
が、巨大な破壊力を持つ米軍基地を各地で受け入れ、軍事費支出も世界第２位に
膨らんだ。そのことが、アジア諸国に大きな脅威となっている一方で、自分たち
は平和主義を唱えているという矛盾に国民は気づく必要がある。
政府は、純粋な経済問題として論じられるべき地域振興を取引条件に、基地受
け入れを一地域の問題にしてしまうのが、普天間をはじめ全国共通の構図になっ
ている。自分の所に火の粉が降りかかるおそれがない限り、他人事として無関心
を装いがちな日本人の国民性を、政府は実によく知っている。
今回のLCACの問題は長崎県の人にとって、平和を考えるための願ってもない教
材だ。自分たちの考えは日本全体を代表していると考えなければ。被爆県として
はぐくんできた平和の理念を生かすという点でも真価が問われている。フィリピ
ンのように米軍基地撤退を実現した国もある。
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以上、引用
世論の後押しが必要な局面ですが、辺野古に陰に隠れてしまい、西海町民は孤立
的状況です。お覚え下さい。
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＼ 日本キリスト教団佐世保教会 牧師：深澤 奨
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:sho@church.email.ne.jp
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＼ Webサイト:http://www.ne.jp/asahi/church/sasebo/
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／ 長崎県佐世保市潮見町１４−２２
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