> 島川@風邪で発熱です。
>
> 私もこのところ関係資料を検討していますが、「冷戦期日本の核の傘」
> 関連でダウンロードした資料は、nautilus.orgとgwu.eduとbullatomsci.org
> で400項目31Mに達し、なお増えつつあります。その量にややうんざり
> しているところです。
私は解禁された文書の山をを見て欣喜雀躍。シロウトは気楽です。
市民投票も何のその、基地受け入れ表明をしたあの比嘉元名護市長が日本政府にど
のように恐喝されたか、あるいは甘い言葉を囁かれたか。稲嶺・岸本が日本政府のシ
ナリオ通りに行動することをどう強要されたか。日米政府のやりとりなどなど、資料
が出てきたら面白いですね。『ベスト&ブライテスト』(デイビッド・ハルバースタ
ム 朝日文庫)を読むと、政治なるものが如何に無茶苦茶な論理で動いているか分か
ります。暴露話は面白い。
閑話休題
> ・Standing Operating Procedures for Atomic Operations
> http://www.nautilus.org/library/security/foia/Japan/FEC56.PDF
> (解禁文書そのもののコピーを画像で入れてあるため1.2メガのファイルです)
> このほかに、廃棄施設(?WEAPONS DISPOSAL CAPABILITY)として、以下のリスト
> があります(日本のみ)。
>
> ・池子弾薬庫
> ・船岡弾薬庫
> ・Hozono弾薬庫 (Kamada)
> ・Machinato(牧港?)沖縄
> ・嘉手納飛行場
> ・立川飛行場
> ・山田弾薬庫(久留米)
> ・Kozojo
> ・横須賀
> ・佐世保
>
> ==========================================
>
> 後半のほうは「兵器廠分遣隊」「弾薬兵站部」というような部隊名が並んでい
> ます。「DISPOSAL」は配置とか処理とかいう意味でしょう。DISPOSAL
CAPABILITY
> とは、例えば弾体と弾頭を結合させるとか信管を付けるとか、ミサイルなら燃
> 料を供給するとかの整備能力のことを言っているのだと思います。
「?」を付けたように、「DISPOSAL」の正確な訳語はわかりません。
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(D-7)
6. WEAPON DISPOSAL SERVICE.
Each component command is responsible for providing or arranging
for
weapon disposal service. Appendix II to this Annex contains a list
of units
possessing a disposal capability.
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しかし、「WEAPONS DISPOSAL」は、現在ではほとんど「解体・廃棄」の意味で使われ
ています。
・NUCLEAR WEAPONS DISMANTLING AND DISPOSAL
http://adaction.org/pubs/nucweapons432.html
・Raytheon Awarded $44 Million Contract To Design DOE Nuclear Weapons
Disposal Facility
http://www.ueci.com/press/1999/aug/doepit.html
「弾体と弾頭を結合させるとか信管を付けるとか」だったら、13カ所の貯蔵場所で
おこなえるはずです。実際、三沢では沖縄から運んだ「コア」を入れて組み立てるこ
とになっていました。
兵器の組立とか燃料補給をどこで行うかは最重要項目でしょうから、部隊レベルが
責任を持つはずはありません。やはりここは、「整備能力」というよりは、「処理
(解体・廃棄)」できるところ、の意味ではないでしょうか。
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MARUYAMA K. kaymaru@jca.apc.org
2GO GREEN (JCA-NET)
http://www.jca.apc.org/~kaymaru/2GG_JCANET.html