来賓あいさつ
丹田昇氏


 司会者より、丹田氏の紹介がありました。丹田氏は40年もエホバ の証人として活躍され、最後に長老までされていましたが、組織の間違いに気付き、脱会され、今は証人の救出のため、被害に遭った 家族のために活動をされています。

 私はこの被害者全国集会には初めて参加させていただきました。 エホバの証人の同窓会に出席した様な気分です。学校の同窓会なら 昔の楽しかったことを懐かしむことができますが、元エホバの証人 は同じ悲しみや苦しみを乗り越えてきた人たちです。このような集いによって、悲しみを分かち合い、慰め合い、励まし合うことも大 切だと思います.

 ものみの塔は巨大な組織ですが、最近はジャーナリストの方々も 取り上げてくれるようになりました。ものみの塔という組織の秘密性、欺瞞性をこれからも調べて、報道していただけることをお願い します。情報統制をしている「ものみの塔」は、インターネットに 気をつけるように注意を促していますが、情報のコントロールは難しい時代になっています。堅固に見える組織にも、亀裂が生じてき ている、と言えます。

 東西ドイツを隔てていた壁も、取り除かれました。共産国ソビエ ト連邦も解体しました。120年の歴史を持つものみの塔も、そろそ ろ解体されるのではないかと思っていますが、手をこまねいている だけでは解体されません。私たちひとリ一人の力は小さいものです が、皆が協力すれば大きな力となり、ものみの塔の壁を壊すことが できると信じています。

 そのためにも、被害者全国集会が中心となってたくさんの力を結集することが必要だと思います。証人の頃は「地上の楽園」を夢見 て伝道に励んでいましたが、最近は「ものみの塔」の壁が崩れるこ とを楽しみに活動をしています。また、それが実現されるまでは地 上での生を全うしたいと願っています。


戻る