ご挨拶

JWTC代表者
中澤啓介

 第16回エホバの証人被害者全国集会にお集まりの皆様、JWTC(エホバの証人をキリストヘ)を代表して皆様に熱いご挨拶をお送りいたします。     
 本来なら、本日の集いに私も皆様とご−緒に参加し、ものみの塔の動きに厳しく目を光らせるべき立場ではございますが、ここシンガポールの地においてはやむを得ない状況があり、欠席せざるを得ない非礼をお許しください。
 皆様が今日までものみの塔組織に与えた打撃は実に甚大なもので、ものみの塔問題について日本社会にこれほど大きなインパクトは与えることができた組織は他にありません。

 1995年以降の日本社会は、宗教団体「ものみの塔」がオウム真理教、統一協会につぐ「日本において三番目に大きなカルト団体である」と認識するようになりました。この状況をつくってくださったのは、皆様の粘り強い活動によるものです。ここに改めて、みなさまのお働きに敬意を表します。                           
 現在ものみの塔組織は、社会的に認知されるため大きな方向転換を図っております。むろんそうすればするほど、内部の信者に対する引き締めは強くなり、その結果、信者と信者の家族の犠牲・被害は大きくなる一方です。
 これからますますこの傾向は強くなることでしよう。そして、二世問題も含め、被害はさらにさらに拡大していくことが予想されます。       

 現役のエホバの証人たちは、外の世界に対しでは加害者の立場にありますが、実は組織の最大の被害者であり、犠牲者なのです。                      
 貴グループにおいては、この点を広く社会に訴え続け、働きかけ続けていただきたいと願っております。

 この集いと働きかけがさらに盛んなものになりますようにと、心よりお祈りいたします。   


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