活動報告(2)

 

 ホームオブハートの元メンバー、山本です。

 2004年4月、子どもを段ボールの箱の中に入れて育てたということでマスコミで話題になったカルトです。わたしたちの「ホームオブハートとTOSHI問題を考える会」は7人の元メンバーが活動しています。訴訟と子どもの問題に取り組んでいます。2004年に子どもが保護されました。子どもたちには児童福祉士の指導が続けられています。外のエゴの世界と交わらないようにと箱の中で育てられました。今では少しずつ外の世界とのつながりは定期的に持てているようです。親たちが自分たちのやってきたことや集団のおかしな点について気がついているかといえば、実効があるか難しいところです。児童福祉士が親を動かすのは難しい。

 告発したため被害者が名誉毀損で訴えられました。さらに山口貴士弁護士、紀藤弁護士が訴えられました。弁護士会に懲戒請求が出されています。

 インフォームドコンセントもなしに中で心身に多大な影響を及ぼす激しい心理セラピーをさせられました。真暗闇の中で、わたしは親を亡くした体験でしたが、想像瞑想をさせられました。泣き叫んで息もできないくらいの心理セラピーをさせられました。

 家庭破壊が起きてます。さらに経済被害も大きくなっています。訴訟が数件、損害賠償も進んでいます。児童の問題の取り組み、懲戒請求といろんなことが同時進行しています。

 恐怖感は徹底して植え付けられました。罵倒句と暴力的なセラピーを受けてましたのでその恐怖感は絶対でした。

 1年10ヶ月続けていましたが、迷いながら現地の那須に行くため新幹線に乗ろうとしたらホームで転んでしまいました。倒れながら必死で乗せてくださいと泣いてわめいたらベルの音が止まりました。そのとき頭に浮かんだのは、もし集合時間に間に合わなかったらどんな怖い目に遭うんだろうという恐怖感でした。体験をまとめていくうちにようやくそれに気付きました。カルトイコール宗教カルトだけではなく、ほかに心理セラピー、政治カルトもあります。マルチ商法のカルトもあります。カルト団体には共通する点は多くあります。

 外の社会はエゴ社会であって、汚れている。教会カルトはそれを悪霊やサタンに操られていると言うんでしょう。教会の説教を聞いても、サタンと言っていますが、私たちの場合、それはすべてエゴに置き換えられます。パターンが似ていることに驚かされました。世の中には間違いがある、危険に満ちています。明るいことを考えにくい世の中です。ハッサンの最近の本の中では、「人は既成の政治、宗教にいらだって幻滅している。希望に飢えている。誇大妄想を持った権力やとりつかれたリーダーがそれを利用して教え込みをしている」と書かれていました。

 わたしはここに来て、問題をただ放置してもしょうがない、どうしようと思っても、黙っていて文句を言っていてもとにかく行動を起こすしかないんでなと改めて勉強させられた気がします。わたしも多くの訴訟で訴えられ、全員が経済的に厳しい状況です。ご協力をいただければと思います。裁判傍聴の案内も見てください。注目してご協力いただければと思っています。

 

 


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