活動報告(1)
オウム真理教家族の会 永岡弘行
家族の方に言います。世の中このままでいいのか、おかしいのではないかと彼らは近寄ってきます。そういう人に負けないようになったらいいのです。覚えて悪いのは一つもありません。みなさん、いろんな事を覚えてもらいたい。多くの人々が信者になっているというのはテクニックがある、騙す術を持っていること。それを肝に持っていくことです。そう思わないといつになってもだめです。
オブラートで一枚を十万枚、百万枚に見せかけて包んでいるのです。マインドコントロールは十数年前まで知られていなかった。そのためテクニックに引っかかったことを肝に銘じてほしい。それに対応する術を身につけていかなければなりません。
わたしの子どもはオウムに89年出家しました。4年後に取り戻しました。息子からじっくり話を聞きました。なぜオウムに魅力があったのか。ダライラマが麻原を賞賛していたと聞きましたのでじゃあそれを確認しにいこうということになりました。それまで飛行機が怖くて一度も飛行機に乗らなかったのですが、行って確認してきました。絶対あり得ない話でした。帰りの飛行機が怖かった。すると息子の顔つきが変わっていました。信者を自分の頭で考えられる人間に戻せました。