1.ボランティア国際年の概念が初めて登場したのは、1996年に日本で開催された国連ボランティア計画(UNV)および国連大学(UNU)の政策フォーラムの場である。 その後、1997年7月22日の経済社会理事会決議(E/RES/1997/44)などを経て、同年11月20日に、「2001年、ボランティア国際年(International Year of Volunteers, 2001)」と題する総会決議(A/RES/52/17)が無投票採択された。 2.この総会決議の内容は、「国連総会は、1997年7月22日の経済社会理事会決議(E/RES/1997/44)における同理事会の勧告を歓迎し(Welcoming)、とりわけ(inter alia)、2001年をボランティア国際年(the International Year of Volunteers)と宣言して(proclaiming)、当該決議により要請された行動をとることを決定する(Decides)」(川島訳)というものである(なお、その他のボランティア国際年に関する経社理決議等の具体的内容については、下記のホームページを参照)。 3.ボランティア国際年の主な目的としては、(1)ボランティアに対する認識向上(increased recognition)、(2)ボランティア活動のための環境整備(increased facilitation)、(3)ボランティア活動のネットワーク化(networking)、ならびに(4)ボランティア活動の促進(promotion)が挙げられている。 4.ボランティア国際年は、多くの政府、NGO、国連諸機関などから支持を得ている。そして、それらの活動の中心的な役割を果たしているのが、国連ボランティア計画(United Nations Volunteers programme: UNV)である。また、各国においてボランティア国際年を推進するための国内委員会が設置されている。日本では、「2001年ボランティア国際年推進協議会(IYVJ)」が積極的な活動を行っている。 (注記:本文は以下のホームページを参照して作成された。また、IYVJの御好意に感謝を申し上げます。) 総会決議(A/RES/52/17)の原文は国連ホームページで入手可能。 http://www.un.org/documents/resga.htm 国連ボランティア計画(UNV)のホームページ。 http://www.unv.org/ ボランティア国際年の詳しい情報は、以下のIYVおよびIYVJのサイトを参照されたい。 http://www.iyv2001.org/ http://www.iyvj2001.org/ http://www.iyv.org/japanese/index.htm |
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