*反人種主義世界会議のロゴがメアリー・ロビンソンにより紹介された。以下、それを報じたプレス・リリースを訳出する。 2001年2月23日付けプレス・リリース 2001年2月23日に、メアリー・ロビンソン国連人権高等弁務官事務所・反人種主義・差別撤廃世界会議事務総長が、2001年8月31日から9月7日まで開催が予定されている反人種主義・差別撤廃世界会議に関するオフィシャルなロゴを紹介した。 南アフリカ政府が提起したロゴは、「陰陽(Yin Yang;万物の根底にあるとされる2種類の原理)」を芸術的に解釈したものである。この「陰陽」は、対立しつつも補完する二つの生命の基本的な力を表しており、中国の伝統的な黒と白のシンボルである。 反人種主義・差別撤廃世界会議のロゴとして、中国の伝統的な「陰陽」に複合的な灰色の影と芸術的な動きが加えられた。というのも、人間がもつ多様な地理的、文化的及び人種的な起源を強調し、より動態的で進化している社会を象徴するためである。 このロゴは、「陰陽」を支える基礎として斜角によって支えられている。この軸線は、伝統的な地球を表しており、また、進むべき正しき道を示す指針という概念を加える。 ロビンソンは、反人種主義・差別撤廃世界会議の独自性(アイデンティティ)を主張する道具として、また、彼女が21世紀初頭にダーバンに集まる人々に望むことを表すシンボルとして、このロゴを温かく歓迎した。すなわち、このロゴは、非差別、寛容及び多様性という諸原則に基づいていく過程を示す図表である。 ロビンソンは言う。「このロゴは、多様性が対立の根拠となるのではなくむしろお互いを豊かにするものであり、また、世界中の様々な人々がお互いに補完し合っているという概念を具体化するものです。私たちは皆、一つのヒューマン・ファミリーであるということを表すには最良の方法であると思います」。 ○上記のロゴに関するプレス・リリースの原文(英文)は、以下の国連人権高等弁務官事務所ホームページから入手可能です。 http://www.unhchr.ch/huricane/huricane.nsf/view01 /3117807CDB6A3F1AC12569FB005A6E30?opendocument ○ロゴに関する反人種主義・差別撤廃世界会議のプレス・リリース(RD/908)は以下から入手可能です。 http://www.un.org/News/Press/docs/2001/rd908.doc.htm ○ロゴの図柄とロゴの使用に関するガイドラインとは以下から見ることができます。 http://www.unhchr.ch/html/racism/logoguide.htm |
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