━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2022年5月セミナー案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

5月は下記の三つのセミナーを開催します。是非ご参加ください。

・5月22日(日)15時から セミナー1:監視・検閲との長い闘い―電子フロンティ
ア財団とは
・5月26日(木)19時から セミナー2:機械翻訳を使ってみる―大きく変化する
世界の生の声に直接接するために
・5月31日(火)19時から セミナー3:ロシアの反戦運動とインターネット―ネッ
トと実空間を繋ぐ市民たちの闘い

■■■■
■セミナー1:監視・検閲との長い闘い―電子フロンティア財団とは(世界のネッ
■トアクティビズム:第二回)
■日時:5月22日(日)15時から

前回紹介したAPC(進歩的コミュニケーション協会)が、グローバルサウスに焦
点をあててインターネットの草創期から活動してきた団体だとすると、今回紹
介する電子フロンティア財団(EFF)は米国を拠点に、インターネットの初期か
ら検閲や監視に一貫して反対してきた非常に影響力の大きな団体です。スタッ
フ1000人を抱え、裁判をいくつもこなし、議会へのロビーイングからコミュニ
ティでのアクションや技術的な対応まで幅広い活動を展開してきました。EFF
はこれまで、主に、政府によるインターネットへの規制や検閲、警察による監
視捜査など公権力に主要な関心をもってきました。しかし、今、EFFは、その
主要な活動領域を民間企業による市民への監視やプライバシー侵害の問題にも
向けはにてています。日本には残念ながらEFFのようなインターネットを主要
な活動領域とする市民的自由や人権問題に取り組む団体はありません。最近の
EFFの活動、インターネットの本拠地アメリカで何が起きているのかについて
紹介しながら、日本の反監視運動の課題を探ります。

電子フロンティア財団ウエッブ
https://www.eff.org

開催方法 オンライン(参加方法は後述)
参加費 無料(カンパ大歓迎)

■■■■
■セミナー2:機械翻訳を使ってみる
■大きく変化する世界の生の声に直接接するために
■日時:5月26日(木)19時から

インターネットはグローバルなネットワークで世界中50億人を越える利用者が
いるといわれています。しかし、言語の壁があるために、文字通りの意味で50
億人の人達と自由に交流できるわけではありません。日本でウエッブを閲覧し
たり、SNSでコミュニケーションをとるときは、どうしても日本語の情報に偏
りがちです。日本は、中国語、朝鮮語、ロシア語、英語を主要言語とする地域
に囲まれており、更に東南アジアだけでも10以上の公用語があり、アジアは多
様な言語を擁する地域でもあります。他方で、近年の機械翻訳技術の進歩もあ
り、日本語以外の言語を翻訳したり、日本語を外国語に翻訳するための語学の
壁がかなり低くなっています。まだ正確性には欠けますが、情報収集と発信の
重要な手段として、機械翻訳を使うためのノウハウなどを紹介します。機械翻
訳の代名詞ともいえるGoogle翻訳以外の機械翻訳を中心に、実際の使い方など
を参加された皆さんと実践します。

開催方法 オンライン(参加方法は後述)
参加費 無料(カンパ大歓迎)

■■■■
■セミナー3:ロシアの反戦運動とインターネット
■ネットと実空間を繋ぐ市民たちの闘い(戦争とインターネット:第三回)
■日時:5月31日(火)19時から

ロシアはクリミアとの戦争に対して厳しい情報統制を敷き、国威発揚のプロパ
ガンダが徹底していると報じられています。しかし、厳しい監視や弾圧のなか
で、反戦平和運動もまたネットと実空間を繋ぎ、広大なロシア各地から国外ま
で、ネットワークを拡げつつ抗議の声を上げつづけています。集団でのデモや
集会などが厳しく規制・弾圧されるなかで、たとえば、5月1日のメーデーには、
仕事をサボって街中で鳩に餌をやるアクションが各地で行なわれました。9日
の戦勝記念日にも多種多様な抗議行動が呼びかけられています。ロシアの市民
たちが、どのように抵抗しているのか、実際のネットでの情報発信などを紹介
します。抗議への呼びかけ、弾圧を回避していかにして多くの人達にメッセー
ジを伝えるのか、とくに、街中での行動のノウハウ、弾圧や監視にさらされな
いようなネットの活用など、ロシアの運動から多くのことを学ぶことができま
す。参加された皆さんからの情報もいただきながら議論します。

開催方法 オンライン(参加方法は後述)
参加費 無料(カンパ大歓迎)

---------------------------------------
参加費は無料(カンパ大歓迎)
オンラインはJitsi-meetを使用します
オンライン会議室 Jitsi-meetのマニュアル
https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/node/93

参加方法:JCA-NETの会員メーリングリスト、セミナーメーリングリストに登
録されている方は、当日30分前に、メーリングリストからの会議室案内をみて
アクセスしてください。

JCA-NETの会員以外の方でセミナーに初めて参加される方は予約が必要です。
おなまえ、メールアドレス、参加希望のセミナー番号(複数可)を書いて、下記
に申し込んでください。

jcanet-seminar@jca.apc.org

問い合わせ先
小倉利丸(JCA-NET理事)
toshi@jca.apc.org
070-5553-5495