(韓国)ジャーナリストが ウクライナの戦争取材で刑事罰――憲法裁判所に提訴へ。JCA-NETはこの闘いを支援します
韓国では、ウクライナの戦争取材に韓国外務省が厳しい渡航制限を課しており、これに違反したとしてフォトジャーナリスト、チャン・ジニョンさんが告訴され有罪になる事件が起きました。韓国では、この判決は、報道の自由への政府による圧力であり、渡航制限の根拠となっている旅券法がそもそも憲法違反であるとして、憲法裁判所への提訴が計画されています。JCA-NETは、写真家チャン・ジニョンさんのこの闘いへの連帯を表明しています。以下は、APCのメーリングリストに投稿された韓国からの支援呼びかけ文から、その一部を訳して掲載したものです。なお、6月23日午前11時からソウルで記者会見も開かれる予定です。
ジャーナリストが ウクライナの戦争を取材したことで刑事罰を受けました
私たちは、写真家チャン・ジニョンJang Jin-youngさんとともに、パスポート法第17条に異議を唱えるため、憲法裁判所に提訴します
フリーランスのフォトジャーナリストであるチャン・ジニョンさんは、政府の許可なくウクライナの戦争を取材したことで刑事罰を受けました。本日、報道の自由を守るため、旅券法の合憲性の裁決を求める要望書を提出します。ジャーナリストは、紛争地域を記録するという勇気ある行為に対して、決して刑事罰を受けてはなりません。