新しい反安保行動をつくる実行委員会
第10期結成への呼びかけ
かつての侵略戦争の体験は忘れて、公然と軍隊を持ち、それが海外で自由に戦闘できるようにすると宣言している自民党の「新憲法案」が発表された(10月28日)。そして、その直後に、米軍と自衛隊がともに日常的に訓練し、ともに積極的に戦争する体制づくりを目指す、基地・軍隊の再編プランの「中間報告」が示された(29日)。この先制攻撃(侵略)の権利を自国だけは持っていると公言しているアメリカ「帝国」にくっついて日本が戦争協力するには、平和憲法は明文改憲されるしかない。米軍のトランスフォーメーションにともなう日本の基地・軍隊の強化に対しては、基地が置かれている各地から、抗議の声があがり、反対行動がつくりだされている。沖縄の人々は、辺野古の海上基地づくりを体を張って中止に追い込んだ。その沖縄北部へ基地を集中するあらたな押しつけについても、島ぐるみの拒否の動きがはじまっている。
イラク派兵反対の各地の声をまとめて防衛庁にたたきつける行動の持続と、沖縄・辺野古の新基地づくり阻止行動への支援を二つの軸として活動してきた第9期(「イラクからの自衛隊撤退と沖縄の米軍基地撤去を求める実行委員会」)は解散し、私たちは第10期の実行委員会づくりへと向かう。全国の反戦・反基地・反派兵の声を広くむすび、これまでの安保体制を超えた日米軍事同盟(新安保体制)と正面から対決する運動をあらたにつくりだそうという決意を込めて。
沖縄の反基地闘争との連帯行動の持続はもちろんであるが、「国民保護」を名目とした軍民一体化した実動訓練が開始された今、「有事体制」づくりへ向けた日常的な民衆動員との闘いも、今後の大きなテーマとならざるをえないだろう。
私たちは、さらなる〈戦争国家・社会〉へと向かう日本とトータルに対峙する反戦・反改憲運動をめざして再出発する。課題の巨大さに比較して自分たちがあまりに非力であることを十分自覚している。それでも私たちは走りだす。
ひとりでも多くの個人・グループの参加・賛同を呼びかけます。
連絡先◆東京都千代田区三崎町3-1-18 近江ビル4F 市民のひろば tel/03-5275-5989 fax/03-3234-4118
郵便振替口座◆口座番号:00160-2-36988 加入者名:新しい反安保行動をつくる実行委員会
参加・賛同費◆ 個人1口1000円/団体1口3000円
第10期実行委員会準備会会議 2006年1月19日(木) 午後7:30より 於:市民のひろば(同上)
新しい反安保行動をつくる実行委員会第10期(反安保実X)
東京都千代田区三崎町3-1-18 市民のひろば気付
TEL:03-5275-5989/FAX:03-3234-4118
メール:hananpojitsu@jca.apc.org
http://www.jca.apc.org/hananpojitsu/
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