来年の2005年は、日本が朝鮮に統監府を置いて「保護国」とし、武力によって事実
上の植民地支配が開始されてから100年になります。しかし、戦後も日本は朝鮮侵略
・植民地支配への反省もなく、南北分断を強いられた朝鮮半島の人々の苦痛に思いを
めぐらすこともありませんでした。1965年、韓国とだけ締結した日韓条約は、過去の
侵略・植民地支配を正当化し、韓国を朝鮮半島の唯一の合法政府と規定し結ばれたも
のです。
いま朝鮮半島では、南北間の和解と民族自主、平和と統一の機運が広がっていま
す。分断対決から和解と平和へ―これは押し止めることのできない歴史の奔流です。
それは東アジアの平和にとっても不可欠です。
しかし、米国は世界的規模で米軍の再配置を進め、日本の役割はいっそう強められ
ようとしています。
これに自衛隊の多国籍軍への参加(イラク)、有事法態勢、憲法改悪の動きなどが
リンクしています。
私たちは、日本が再び「戦争のできる国」の道を歩みつつあるいま、あらためて日
本の朝鮮半島に対する100年におよぶ加害の歴史を直視し、来年の節目の年に向け
て、日本と朝鮮半島の不正常な関係に終止符を打ち、イラクの平和とともに東北アジ
アの平和をめざす日韓民衆共同の運動をつくっていきたいと思います。
いま「冬ソナ」ブームの中で何が起きているのか―10月23日、この運動の出発点
となるシンポジウムを開催します。多くの皆様のご参加を。
●テーマ
朝鮮侵略の100年を問う
朝鮮半島の統一問題と日本
米軍再配置と日本の戦争国家化
日韓自由貿易協定(FTA)と東アジアの経済統合
●パネリスト
北川広和さん(日韓ネット共同代表・「日韓分析」編集)
大野和興さん(脱WTO草の根キャンペーン実行委事務局長)
池田五律さん(新しい反安保行動をつくる実行委\)
ほか
◆日時 10月23日(土)午後5時半開場 6時開会
◆場所 文京区民センター 2F大会議室
(地下鉄「春日」or「後楽園」下車すぐ)
【主催】
朝鮮侵略100年、朝鮮解放・分断60年、日韓条約から40年を問う2005年運動
【連絡先】
日韓民衆連帯全国ネットワーク(03‐5684‐0194)
新しい反安保行動をつくる実行委\(03‐5275‐5989)
許すな!憲法改悪・市民連絡会(03‐3221‐4668)
基地はいらない!女たちの全国ネット(03‐5870‐4837)
脱WTO草の根キャンペーン実行委(03‐3813‐6492)
在日韓国民主統一連合(03‐3862‐6881)
(郵便送付先) 東京都文京区小石川1‐1‐10‐105 日韓ネット気付
|