沖縄で6月17日に「普天間飛行場へのオスプレイ配備等に反対し、固定化を許さず早期閉鎖・返還を求める宜野湾市民大会」が開催された10日後、東京では参議院議員会館で「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」が院内集会を開催した。社民党山内徳信参議院議員の紹介で、外務省・防衛省に対して「米軍による普天間基地不法使用」と「オスプレイ配備の危険性」にかかわる抗議・要請・質問書をあらかじめ提出しておき、当日両省担当から回答を得ながら抗議・質問を続けた。
14時過ぎからの質疑応答は2時間半に及び、沖縄から駆けつけた新垣仁英さん(宜野湾訴訟団)と安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会)が沖縄の怒りを厳しく訴えるとともに、参加者が口々に防衛官僚に抗議・要請した。外務省は米軍の普天間占領について法律的根拠を明らかにすることもできず普天間返還についてまともに交渉したことがないこと、防衛省はオスプレイの安全性について米軍の説明を信じて繰り返すのみで、米国政府に対して何らまともな交渉をしていないことが再確認できた。特に、防衛省は、鳩山政権時に普天間の移設先について佐賀や関西空港など41か所を検討したと答えながらそれらが駄目であった理由を明らかにせず(比較表を防衛省サイトにアップさせたいぐらい)、オスプレイMV-22が既存のCH-46よりも事故率が高いこと、MV-22が事故率が13.47とべらぼうに高いCV-22とハード的にはほとんど(90%以上)同じであるにもかかわらず米軍の指示に従って別扱いで捉えていることが明らかになり、参加者の抗議の声はやまなかった。
院内集会は、山内徳信議員の執拗な要請により防衛省から30ページに及ぶ文書回答を事前(当日午前)に提出させたこと、多数の参加を得てかつ動画生中継や録画によって原発問題では頻繁に行われている公開院内交渉を実現したこと、JUCONの協力でオスプレイ模型を会場に配置してその姿を皆で共有化できたこと、など多大な収穫があった。山内議員、赤嶺議員ほか5名の議員秘書さんにも参加していただき、特に両議員に厳しく追及していただいたことも印象深い。
なお、当日夕刻には防衛省前に80名が集い、院内集会の報告を受けるとともに、防衛省への抗議行動を実施し、あいち沖縄会議から送られた294名の署名とともに3団体から要請書を提出した。
院内集会と防衛省抗議行動詳しくは次のサイトをご覧願います。
(1)院内集会
【IWJチャンネル5】
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi5
【USTREAM】 撮影:U PLAN
http://www.ustream.tv/recorded/23605866
【Youtube】 撮影:U PLAN
アップ予定
(2)防衛省行動
【USTREAM】 撮影:U PLAN
20120627 http://www.ustream.tv/recorded/23598194
【Youtube】 撮影:U PLAN
http://www.youtube.com/watch?v=RGf8cseXwb8&list=UUhjEbWVGnGHhghoHLfaQOtA&index=1&feature=plcp
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