地域住民の反対、基地負担軽減のまやかし判明、守屋前事務次官の強引な采配と軍事汚職、米兵による少女暴行事件などの基地被害頻発、自公政権が支持支援したイラク侵略戦争の混迷。にもかかわらず、防衛省はアメとムチによる地元騙しを繰り返して「米軍再編」が「しゅくしゅく」と進められている。
こんな状況の中で、私たち「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」も少し輪を広げて大きな運動をと、「基地をけとばせ! ストップ!米軍再編 4・6防衛省『人間の鎖』」を実施した。沖縄の「へり基地反対協議会」と「沖縄平和市民連絡会」とで呼びかけ、岩国や関東各地の基地強化に反対する地元団体が参加し、多数の団体・個人の賛同を得て。6日(日)午後の防衛省前『人間の鎖』で防衛省を糾弾、夜に「基地強化を許さない交流集会」、7日(月)に防衛省と環境省との面談交渉、夜に月例防衛省前行動と、超ハードスケジュールで。
暖かい日ざしが射す防衛省正門の周りに約550人が集まり、2時45分・3時・3時15分の3回、全員が手を繋ぎ『人間の鎖』で正門付近を包囲し、米軍は出ていけ!基地はいらない!と訴えた。鎖の合間に、安次富浩さん(ヘリ基地反対協)、高里鈴代さん(沖縄平和市民連絡会)、田村順玄さん(住民投票の成果を活かす岩国市民の会)、木元茂夫さん(すべての基地に「No!」を・ファイト神奈川)、原順子さん(『バスストップから基地ストップ』の会)が、各地の怒りを訴えた。最後に、皆で「人間の鎖」の達成感を抱きながら、山内徳信議員の力強いアピールを聞いて昼の行動を終えた。
2時間後、文京区民センターで交流集会。昼にアピールした方々とともに、桧鼻達実さん(原子力空母の母港化に反対し、基地のない神奈川をめざす県央共闘会議)や井上森さん(横田行動実行委員会)も加わって、沖縄・岩国・神奈川(座間、相模原、横須賀)・横田の状況をじっくり聞いた。防衛省による地域騙しの手口は沖縄でも岩国でもどこでも同じ。そんな中で、ジュゴン訴訟、岩国での爆音被害訴訟、神奈川で浚渫差止め訴訟などの訴訟が有力な抵抗手段であり、「ヨコスカ住民投票を支援する市民基金」などとともに支援が要請された。最後に、「米軍は日本からでていけ、基地はどこにもいらない」と訴える集会アピールを採択した。
7日には、山内徳信議員、赤嶺政賢議員、安次富さん、高里さんとともに、辺野古実メンバー16名が、
防衛省に前日の集会アピールを突きつけるとともに、防衛省と約1時間半、環境省と約1時間面談交渉をした。
夜は、例月の防衛省前抗議行動。前日に続いての行動だが100名が集まり、
防衛省に『ストップ米軍再編」を強く訴えた。
新たな基地建設や基地強化を許すことは、「対テロ戦争」という名の侵略戦争に荷担して加害者であり続けるとともに、暴行事件や騒音や自然破壊などの基地被害を受け続けることだ。今回の行動をばねに、何としても米軍再編・基地強化・基地の恒久化・日米軍事一体化を止めたい。
連絡先
新しい反安保行動をつくる実行委員会
東京都干代田区三崎町3-1-18 近江ピル4階 市民のひろば気付
FAX:03-3234-4118
e-mail:hananpojitsu@jca.apc.org
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