2005年9月21日、水戸地方裁判所土浦支部は、布川事件の再審請求人、桜井昌司さん・杉山卓男さんの裁判のやり直しを命じる「再審開始決定」を下しました。決定は唯一の直接証拠とされた「自白」は殺害方法や手順の食い違い、捜査官の暗示・誘導によるものとしてその信用性を否定し、最高裁の決定をも批判しています。
37年間も重要な証拠を隠しつづけた検察庁は不当にも即時抗告を申し立てましたが、本決定の重みは消えません。「権力犯罪」ともいうべき「捏罪」布川事件の真実を知るために、この決定を学び、広めましょう。
「無実のものを無罪に」するために一層のご支援をお願いいたします。