日豪作家フォーラム 2017年10月14日(土)
「アボリジニ作家と語る―キム・スコット氏を迎えて」
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2017年5月に長編小説『ほら、死びとが、死びとが踊る』(「オーストラリア現代文学傑作選」第5巻、下楠昌哉訳、現代企画室刊) の邦訳が刊行されたオーストラリアの作家、キム・スコット氏がこのたび来日します。
アボリジニにルーツをもち、自らの民族の記憶をこれまでにない斬新な手法で小説化してきたキム・スコット氏は、国際的にも注目を集めるオーストラリアを代表する現代作家のひとりです。著作の刊行とスコット氏の来日を記念して行われる本フォーラムでは、自身の作品や先住民のことばを再生するプロジェクトについてスコット氏に講演していただくとともに、日本ペンクラブの副会長を務める作家の下重暁子氏、西木正明氏をトークゲストに迎え、オーストラリアの文化や文学の魅力、多文化・多民族の状況で文学が果たす役割などについて語りあいます。
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キム・スコット(Kim Scott)
1957年、パースに生まれる。オーストラリア南西部のアボリジニ、ヌンガルの人びとを祖先にもつ。これまでに3作の長編小説を発表。オーストラリア最高の文学賞マイルズ・フランクリン賞を受賞した最初のアボリジニにルーツをもつ作家である。オーラルヒストリーや短編、詩などの著作があるほか、共同プロジェクトでヌンガル 語の絵本などを発表している。2011 年よりカーティン 大学(パース)メディア・文化・創造芸術学部の教授を 務める。 |
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下重暁子(しもじゅう・あきこ)
日本ペンクラブ副会長。作家、評論家、エッセイスト。栃木県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。女性トップアナウンサーとして活躍後、フリーとなる。民放キャスターを経て、文筆活動に入る。ジャンルはエッセイ、評論、ノンフィクション、小説と 多岐にわたる。財団法人 JKA 会長等を歴任。日本旅行 作家協会会長。『持たない暮らし』『老いの戒め』『この 一句 108人の俳人たち』『家族という病』など著書多数。 |
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西木正明(にしき・まさあき)
日本ペンクラブ副会長。獄中作家・人権委員長。作家。1940年、秋田県生まれ。早稲田大学中退後、平凡出版で編集者生活を送り、1980年に作家活動に入る。デビュー作「オホーツク諜報船」で日本ノンフィクション賞新人賞、「凍れる瞳」で直木賞、「夢幻の山旅」で゛新田治郎文学賞、『夢顔さんによろしく』で柴田錬三郎賞。テレビドラマ、ミュージカル、舞台化された作品多数。「ルースベルトの刺客」は中国中央電視台で2010年大河ドラマとして放映。植村直己冒険大賞、大宅壮一ノンフィクション賞、さきがけ文学賞等の選考委員。 |
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[日時]2017 年 10 月 14 日(土)19:00-21:00
[会場]東京ウィメンズプラザホール
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-53-67 tel. 03-5467-1711
[資料代]500 円(逐次通訳付き)
[ご予約・お問い合わせ]氏名と同行者氏名を書き、「10月14日 日豪作家フォーラム参加希望」と記載の上、gendai@jca.apc.org までメールにてお申込み下さい。
[プログラム]
挨拶:リチャード・コート駐日オーストラリア大使
講演:キム・スコット「アボリジニにルーツをもつ作家として」
鼎談:下重暁子(日本ペンクラブ副会長・作家)× 西木正明(日本ペンクラブ副会長・作家)× キム・スコット(作家) 司会:佐藤アヤ子(日本ペンクラブ常務理事、明治学院大学特命教授)
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