『中原佑介美術批評選集』第2回配本記念トークセッション
椹木野衣×北川フラム
「3.11後の今、中原佑介は何を語っただろうか」
戦後美術批評の地平を拓き、2011年3月、東日本大震災の直前に亡くなられた美術評論家・中原佑介氏。その膨大な仕事をまとめた『中原佑介美術批評選集』(全12巻)の刊行が昨夏スタートしました。
中原氏のデビュー作をおさめた第1巻『創造のための批評ー戦後美術批評の地平』と、日本の現代美術界に大きな影響を与えた「人間と物質」展をめぐる第5巻『「人間と物質」展の射程―日本初の本格的な国際展』の書評で、美術批評家・椹木野衣氏は、次のように述べています。
「かつて理論物理を学びつつ詩を書いた氏は、学問への志も詩人への憧憬も断ったあと、批評に両者の対立ではなく融合を求めていたのではないか。だからこそ、機械文明の危機を思わせる震災下に氏が美術を通じて何を語ったか。同じ批評家として、本書を読み考えずにはいられない」(読売新聞)
私たちは、美術を出発点として、私たちはどこにいるのか、現代をどうとらえるのか、という問いに向き合いたいと思います。その時、中原佑介氏の仕事は大きな道標になるはずです。椹木氏と、その問いに越後妻有や瀬戸内などの地域と関わるなかで答えようと格闘する北川フラム氏とのトークセッションを開催します。
◆日時:2012年4月24日(火)19:00-20:30
◆会場:ヒルサイドプラザ *アクセスマップ
◆定員:150名(予約先着制)
◆入場料:1500円*当日、会場で『中原佑介美術批評選集』をご購入された方は、割引があります。
*一冊購入で入場料1000円、2冊購入で500円、3冊以上購入で無料
◆主催:クラブヒルサイド/BankART1929
◆共催:現代企画室
◆ご予約・問合せ:ヒルサイドインフォメーション
Email:info@hillsideterrace.com
TEL:03-5489-3705
▼イベントチラシ
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