2016年11月9日掲載
1枚目(8月21日・小倉) 進藤さん一家とロック
全学労組の小倉集会会場に、進藤悦子さん(北九州がっこうユニオン・うい)治さん、清張さんが、故家保組合員の愛猫ロックを連れてきて下さいました。ロックの毛並みはぴかぴかでおっとりしていて、愛情深く飼って頂いているなあと感激しました。悦子さんの暖かいお人柄に惹かれます。家保さんもあの世からそう想っているかもしれません。
2枚目(7月30日・クラクフ・ポーランド)
ウィソカシナゴーグで展示されていたTaube Familyのアルバム。赤ちゃんとお母さん、スキー、プール、遊園地、小学生のやんちゃな1枚、あまりに平凡で幸せな家族写真です。全部でおよそ20家族(150人位?)の写真が展示されていました。「この中で生存されている方は何人ですか?」と尋ねると、「4人位です」という事でした。なかでも少年の表情に心が奪われました。私が日頃接している大阪の子どもと全く同じなのです。彼ら老いも若きも没年が1943~44年に集中していました。
3枚目(7月31日・アウシュヴィッツ・ポーランド) フリードリッヒ・ケーンの鞄。
鞄の後ろは、虐殺されたユダヤの人達の靴の山です。ナチの徹底した分別収集癖にぞっとすると同時に、フリードリッヒ・ケーンってどんな人、どんな仕事をしていたのだろうと想いました。ナチに拉致された時、紛失しないようにあわてて記名したのでしょうか。鞄には何が入っていたのでしょう。ナチは、北はオスロ、南はアテネから、約130万人のユダヤ人をここへ拉致しましたが、あなたはどこから来たのでしょう。アウシュヴィッツの彼は、私の心の印画紙に刻まれ、日本にやってきました。私が戦争反対のデモに向かう時、彼と一緒に歩けたらと夢みています。
(長谷川)