2012年10月8日掲載
大阪府・高槻市教委は教育を、教員を潰すつもりか?
許せない! 評価育成システム・授業アンケート導入
■大阪府教委は、8月24日に、生徒・保護者の授業評価を教職員の評価(査定)に導入する試行を行うことを決めました。今回の試行は、大阪維新の会が支配する府議会の「職員基本条例」「府立学校条例」決定を受けて「授業評価を教職員評価に反映させること」を強硬に具体化しようと、教育委員会の事務局で構成されるワーキンググループが一人歩きして作ったものです。校長を含む大半の教職員が「授業評価は逆効果」だと答えた府教委自身のアンケート結果さえ無視されています。
■高槻市教委は、府教委の実施通知が届かない内に、先陣を切って9月5日の校長会で授業アンケートの資料を下ろしました。市教委は、10月に実施通知、11月にアンケート実施の予定を考えていますが、現時点では、府教委の動きはありません。
■校長からも、/本格実施では、年2回アンケートをすることになり、管理職の負担が大きくなり、業務に支障をきたしかねない。/ すべての親が先生の授業を見ている訳ではない。子どもの意見に沿うしかなく、正確な評価とはなり得ない。/被評価者は、結果のみをグラフのような形で見せられて納得できるのか?情報公開を請求されたら、どのように応えるのか?/特に自由記述欄で混乱が予想される。・・などの意見が出されています。
■現場の人間ほぼ全員が猛反対するシステムは、教員を、子どもを、学校を間違いなく荒廃させるでしょう。あきらめず知恵を出し合い、システムを白紙撤回させましょう!
以下、9月20日の臨時校長会資料(PDF)を添付します。 >>>こちらです。