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短時間再任用の働き方

2010年7月9日掲載

 定年退職後の自分の身の振り方を考え、迷った挙句週3日勤務・24時間の短時間再任用職員として再就職する道を選択した。もう1名の24時間再任用職員とセットで退職した小学校で引き続き勤務することになった。
 勤務条件を校長と話し合い、フル勤務者の持ち時間上限である週当たり24時間の3/5掛け≒14時間を上回らない時数を持ち時間として設定した。
 具体的には、4年理科専科の3h/クラス×3クラス=9h、4年学年クラブ担当1h、支援学級への支援2h、代休支援2hである。
 代休支援に当てられたのは4月以降、計2回である。学級担任が休むのが少ないわけではない。高学年優先の為4年理科は理科室の配当がなく、1Fの理科準備室から4Fの4年教室やランチルーム、視聴覚室に教材や実験準備物等々を運び込み設定し直さなければならず、多大な時間と労務を費やさざるをえない。4月からこのことを考慮するよう匂わし続けているので管理職も代休支援に当てるのを(今のところだが)躊躇しているようだ。
 実際、特別教室(ランチルーム、視聴覚室、後期は家庭科室)を時間割にあわせて事前に押さえる緊張感と、既に年間当初決まっている各学年への配当や行事があれば他教室への引越しを繰り返す流浪生活を強いられるストレスは相当のものである。
 4月に4年生遠足の付き添いに行った。支援の必要な児童が多い現場では遠足付き添いにほとんどの職員が借り出される。私の月・火・木の勤務日でない金曜日に全学年の遠足が実施されたため、非勤務日の勤務となった。非勤務日の勤務について公務災害の適用と
勤務日の振替(回復措置)を確認して出勤したが、理科授業と4年担任の空き時間等の絡みの関係上まだ回復措置が取れていない。校長は責任上丸1日取れと簡単に言うが。
 非勤務日の勤務をさせてはならないことを市教委・管理職に徹底させる必要があろう。原則として非勤務日に行事等を計画しない等、今後増える再任用者・高齢者部分休業者など様々な働き方に対し決め細かな配慮をしていかざるを得ないことを市教委・管理職に自覚させる必要がある。
 また、14時間の持ち時間が吹田の持ち時間(10h)と比較したら多いことも大きな課題としていかねばならない。(志摩)