2005年12月18日掲載
12月14日の第9回口頭弁論は、原告を含め13名の参加を得て開かれました。第9回口頭弁論の報告をします。
証人尋問に関する裁判所の判断は次回かと予想していましたが、裁判所はなかなか巧妙な決定をしました。今後、証人尋問の新しい段階に入ります。これからが正念場になると思います。
原告より「上申書」(被告高槻市関係の敵性証人、特に校長の採用を求めました)と被告大阪府の意見書に対する「反論書」(大阪府に関する敵性証人の採用を拒否してきたことへの反論及び大阪府が休憩時間取得調査票の提出を拒否してきたことへの反論)、「文書送付嘱託申立書2」、「準備書面8」(前回の大阪府準備書面で、原告準備書面7の「包括的職務命令論」に反論してきたことへの再反論)を提出しました。
裁判長が提示した今後の証人尋問の方向は、
1)5人の原告本人尋問から始める。
2)他の証人尋問については留保。本人尋問が終わった段階で決定する。
3)同様に文書送付嘱託等についても留保。
本人尋問については、
1)原告5人の陳述書提出(4月12日)
2)意見陳述は5~10分、被告反対尋問、裁判長の補充質問、原告側の質問で構成
3)次回弁論は4月26日(尋問の予定確定)
これは本人尋問のみで結審の可能性があると考えられますが、本人尋問から被告校長の尋問への道をねばり強く作っていく必要があると思います。
弁論後の交流会では、裁判所に本人尋問で不払い労働の事実認定をさせること、その上で被告校長等の尋問が必要との判断に持っていくべきであるという結論でした。
冬休み明けに原告会議を持ち、本人尋問の戦術の相談をしますので、本人尋問をどう進めていくかのご意見をぜひともいただけますように、また、今後ともご支援をよろしくお願いします。