2005年10月28日掲載
10月26日(水)の第8回口頭弁論は原告を含め20名近くの参加を得て開かれ、立証段階へのターニング・ポイントとなりました。
原告は「証拠申出書」(証人の申請)、「文書嘱託申立書」(府教委の休憩時間調査結果等の文書開示要請)「検証申出書」(休養室の検証申出)を提出しました。
被告大阪府の対応としては、もう出してこないかと思いましたが、弁論の1週間前に前回の原告準備書面(包括的職務命令論)への反論の準備書面を出してきました。また、弁論の前日に証人申請した府教委教職員企画課グループ長の採用否認と文書嘱託への否認意見を出してきました。(おもしろいのは文書嘱託申立で要求した2つのうちの1つは書証で公開しました。これは効果ありです。)素早い対応です。
これに比して、高槻市はなんの対応もありませんでした。証人申請については拒否もせずでした。(こんなんありーとびっくりしました。)
裁判所は尋問の構想を立てていないことも分かりました。次回弁論までには大阪府の証人採用と文書嘱託に関しての否認についての原告の反論意見を出すこと、大阪府の準備書面への反論を出すことを確認しただけで終わりました。
原告から「できれば尋問日程を入れてもらいたい」と要請したのですが、次回弁論でも証人採用決定がないかもしれないという感触でした。(さらにその次の弁論時期に決定は遅れそうです)
それと被告高槻市の無対応ぶりをあわせると今が攻勢のしどきです。あらためて考え直すと、高槻市は4月から準備書面を出していません。今回の証人尋問についても拒否はしませんでした。なんかおかしい!単純に考えると裁判の体制ができていないのです。その推測が当たっているならば、今がチャンスだと思いました。
次回は弁論は、12月14日(水)午後1時15分から地裁809号法廷です。証人採用にとって重要な弁論になりますので、傍聴をよろしくお願いします。