KTBBSユーザーズマニュアル

 KTBBSユーザーズマニュアルをWWWブラウザ用に加工したものです。
(オリジナル=KT620USM.LZH=KTBSUSER.MAN)


【目次】

《テキストの先頭》
■始めに・・・
■このマニュアルの利用方法
■ KTBBS ユーザーの日常 - Opening story -
■ KTBBS にログインしてみよう!
 ●通信ソフトのセットアップ
 ●初めてのログインと会員登録方法について
  ◆初めてのログイン
  ◆入会方法を調べる【A:Apply】
  ◆オンラインサインアップの場合
  ◆ SYSOP 宛に電子メールを送って入会申込をする場合
■掲示板の利用方法
 ●新着メッセージをすばやく読む【N:News】
 ●電子掲示板を読む【R:Read】
  ◆メッセージ数の確認 〔#:Status〕
  ◆メッセージの一覧表示〔L:List〕
  ◆すべてのメッセージを読む〔R:Read〕
  ◆メッセージを探す〔S:search〕
  ◆メッセージ番号が分かっている時〔I:Individual〕
  ◆ヘルプメッセージ〔H:Help〕
 ●1行ボード
 ●電子掲示板にメッセージを書く【E:Enter】
  ◆メッセージの書き込み〔W:書込〕
  ◆関連書き込み〔R:関連〕
 ●1行ボードへの書き込み
 ●メッセージを削除する【K:Kill】
 ●関連メッセージ検索
■電子メールの利用方法
 ●電子メールが到着した!
 ●電子メールを送る【E:Enter】-〔M:メール〕
 ●電子メールを読む【M:Mail】-〔[RET]〕
 ●もう一つの電子メール【E:Enter】-〔B:Bメール〕
 ●Bメールを受けるには
 ●電子メールの配達報告
 ●電子メールの状況【M:Mail】-〔L:list〕
 ●メールに関連した便利な機能
  ◆同報メール
  ◆同報グループ
■ファイル転送機能の利用方法
 ●ファイルボードに入る【F:File】
 ●新着ファイルを調べる【F:File】-〔N:News〕
 ●ファイルリスト【F:File】-〔L:List〕
 ●ファイルの説明で探す【F:File】-〔B:Browse〕
 ●ファイルを検索する【F:File】-〔S:Search〕
 ●ファイル情報の編集【F:File】-〔E:Edit〕
 ●ファイルボードの使い方を見る【F:File】-〔H:Help〕
 ●FILE メニューを表示させる【F:File】-〔?:Fileメニュー〕
 ●ファイルをダウンロードする【F:File】-〔X/Y/Z/M〕-〔D〕,〔D〕
  ◆XMODEM〔X〕-〔D〕
  ◆YMODEM〔Y〕-〔D〕
  ◆ZMODEM〔Z〕-〔D〕
  ◆M-LINK〔M〕-〔D〕
  ◆UUCODEによるテキストダウンロード【F:File】-〔D:Down〕
  ◆テキストダウンロード【F:File】-〔D:Down〕
 ●ファイルをアップロードする【F:File】-〔X/Y/Z/M〕-〔U〕,〔U〕
  ◆XMODEMによるアップロード〔X〕-〔U〕
  ◆YMODEMによるアップロード〔Y〕-〔U〕
  ◆ZMODEM によるアップロード〔Z〕-〔U〕
  ◆M-LINKによるアップロード〔M〕-〔U〕
  ◆テキストアップロード
■その他の機能
 ●現在の接続状況【#:Status】
 ●ヘルプメッセージを見る【H:Help】
 ●会員リストを見る【U:Users】
 ●アクセス状況を見る【L:Log】
 ●自己紹介を登録する【O:prOfile】
  ◆プロフィールの一覧【O:prOfile】-〔L:一覧〕
  ◆個人のプロフィール【O:prOfile】-〔I:個人〕
  ◆プロフィールを検索する【O:prOfile】-〔S:検索〕
  ◆自分のプロフィールを書き込む/修正する【O:prOfile】-〔E:編集〕
  ◆自己紹介を登録する【O:prOfile】-〔W:書込〕
  ◆プロフィールの終了【O:prOfile】-〔0:end〕
 ●ホストシステムの情報【Y:sYsinfo】
 ●アクセスを終了する【G:Goodby】
 ●自分の情報を登録する【I:install】
  ◆行末送信コード〔D:改行コード〕
  ◆パスワードの変更〔P:パスワード〕
  ◆ハンドルネームの設定〔H:ハンドル〕
  ◆メモ〔M:メモ〕
  ◆巡回リスト〔N:巡回リスト(news)〕
  ◆エスケープシーケンス使用〔E:ESC 使用〕
  ◆YMODEM-g の動作モード
  ◆着信ベル
  ◆ログ中断
  ◆アクセスログ表示
  ◆インストールの終了
 ●ログイン状況を見る【W:Who】
 ●チャット【C:Chat】
  ◆アクセス状況を見る【C:Chat】-〔W:ログイン状況〕
  ◆他のチャンネルの相手を呼び出す【C:Chat】-〔T:電報を送る〕
  ◆エコーの ON /OFF【C:Chat】-〔E:ECHO ON/OFF〕
  ◆ログの ON /OFF【C:Chat】-〔L:LOG ON/OFF〕
  ◆相手のプロフィールを見る【C:Chat】-〔O:prOfile〕
  ◆シスオペを呼び出す【C:Chat】-〔S:SYSOP呼び出し〕
  ◆チャットモードから抜ける【C:Chat】-〔//〕
 ●電報を送る【T】
 ●メニューを消す【eXpert】
■コマンドの連続指定(複合コマンド)の使い方
■セキュリティチェック
■パケット通信によるアクセス方法
 ●パケット通信を始めるには
 ● TNC の設定
 ●RBBS(KTBBS 使用)にアクセスしてみる
 ●無線からアクセスする場合の制限事項
■ソフト紹介
 ●KPUCLOG
 ●XTERM
■圧縮ファイルについて
《テキストの最後》

《テキストの先頭》   (目次へ)


____________________________________________________________________________


    ****     KPUC版 TURBO−BBS(KTBBS)   ****


    *********    ユーザーズ  マニュアル    *********

____________________________________________________________________________


                                    最近改定:1994/04/10(Ver.6.20 初版準拠)


■始めに・・・   (目次へ)

 KPUC版Turbo BBS(以後 KTBBS と略称します)は、 当初久喜PCユ
ーザーズクラブが自局用に開発したものでしたが、数々のバージョンアップを経て一
般公開され、 現在では多くの BBS で使用されるようになりました。それに伴って、
ユーザーの数も相当数に登ると思われます。  そこで、  一般ユーザーのみなさんが
KTBBS で運営する BBS を利用する時の手助けとなるよう、ユーザーズ・マニュアル
を作成することになりました。
 このマニュアルでは、ごく一般的なログインからメッセージボードの読みだしと書
き込みを経てログアウトするまでを手始めに、KTBBS のすべての機能について解説し
ていきます。


■このマニュアルの利用方法   (目次へ)

 このユーザーズマニュアルは、1ページ60行、1行80文字以内で書いてありま
す。エディターやページャーで読んでいただくこともできますが、通信中に手軽に調
べるためにも、印字してお持ちになることをお薦めします。10×11インチの連続
用紙をお使いの方は、アーカイブ内にあるプリントアウトユーティリティを使えば、
10×11インチの連続用紙にきれいにページ割りして印字されます。使用方法は、
KTBSUSER.MAN、 LLIST.EXE、TYPEDOC.BAT を同じディレクトリに置いて、DOSのコ
マンドから TYPEDOC[RET] とするだけです。他の用紙をお使いの方はワードプロセッ
サなどで読み込み、印刷で1ページ行数60行、1行文字数80文字に設定し、ペー
ジ番号は2枚目から付ける設定を行って印字すれば同様の仕上がりとなるでしょう。
 本文の中では、電子掲示板機能・電子メール機能・ファイル転送機能・そしてその
他の機能の4種に大別して解説しています。これらを順にすべて読めば、KTBBS のす
べての機能を知ることができます。いつも手元に置いて、KTBBS の優れた機能を余す
ところなく活用していただけるようお願い致します。


■ KTBBS ユーザーの日常 - Opening story -   (目次へ)

 良一は愛用のパソコンの電源を入れた。日課となっているEAGLE−NETへア
クセスするのである。もう聞き慣れたモデムのキャリア音。やがて接続表示が出る。
 ID の入力も最初は緊張して間違ったものだが、最近は慣れたものである。


    CONNECT 2400/REL5

    ようこそEAGLE−NETへ!

    User ID を 7 文字でどうぞ。ゲストの方は GUEST をどうぞ。
    User ID  = YJO0038
    Password = @@@@@@@

    □□□□□□□□□□□□□□□□□
    こちらは、EAGLE−NETです。
    □□□□□□□□□□□□□□□□□

     ID /レベル : YJO0038   Level=2
    最終ログイン : 94/09/14 15:02:45
    今回ログイン : 94/09/15 11:52:26

    ハーロック さん、こんにちは!

 良一は、さっそく未読のメッセージを読み出した。

    *CH01*
    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>N@ 
    日付が 94/04/14 15:02:45 以降のものを読みます。
               :
        Message  #5327 is from: YJO0013 黒猫
        Time: 94/09/14 20:44:09 Section 13: おしゃべりサロン
        Subj: Re:5320)どなたか教えてください。
               :

        Message  #2048 is from: YJO0027 
        Time: 94/09/15 00:12:04 Section 4: 売りたい・探しています
        Subj: 3.5インチドライブ譲ります。
               :

 昨日、  「ハードウェア」のボードにRAMディスクの使い方について質問を書い
ておいたのだが、3人の会員から返事があった。 さらに、 「売りたい・買いたい」
ボードに前から欲しいと思っていた外付けの3.5インチドライブが安く出ていた。
  次に先ほど作っておいたアップロードファイルを使って書き込みをする。

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>E
        
        ENTER (M:メール W:書き込み R:関連 0:end)>W

        メッセージボード番号は? (?:ボードリスト 0:end)>13
               -------------------------//---------------------------
        題名をどうぞ >どなたか教えてください
        
        Message  #5327 is from: YJO0038 ハーロック
        Time: 94/09/15 11:44:09 Section 13: おしゃべりサロン
        Subj: どなたか教えてください。

    これでよろしいですか? (Y/N/Quit)>Y

    メッセージを入力して下さい  各行 255byte以内で 2000行までです。
    終了するには // と改行のみを押してください
    ----+----1----+----2----+----3----+----4----//---6----+----7----+---
    EMSボードの活用についてやさしく解説した本があれば教えて
    いただきたいのですが・・・よろしくお願いします。

                 '94/ 9/15 (Mon) 10:11 ハーロック
        //

        EDIT (S:送信  L:再読 C:追加 0:end)>S
    書き込み中 ... 終了しました。

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>G

 これで、一度目のアクセスは終了である。 電話代節約のためにすばやく G コマン
ドを送ってログアウトする。後は、ファイルにしまっておいた今の書き込みのうち、
必要なものに返事を書いてもう一度アクセスし、書き込むのである。1日1回これを
続けている間に、ずいぶんいろいろな知識を得ることができたし、多くの人と知り合
うことができた。良一は、これもパソコン通信の大きなメリットだと感じている。ホ
ストの使い方もだいぶ慣れてきたので、今度はプログラムのダウンロードを覚えて、
便利な公開ソフトを手に入れようと思っている。                                

 以上が最も簡単かつ日常的な使用方法と言えましょう。この間良一が入力したコマ
ンドは、 ID とパスワードを除けば、わずかしかありません。しかも、KTBBS の機能
と通信ソフトのオートログイン機能を活用すればまったく操作なしで済ませることも
可能です。しかし、このマニュアルでは、KTBBS の持つすべての機能についてどんな
時でも迷うことなく操作できるよう解説していきます。また、単なる操作マニュアル
としてではなく、パソコン通信入門者の方への手引きとなるよう、一般的知識やパソ
コン通信での習慣などもできる範囲で紹介します。


■ KTBBS にログインしてみよう!   (目次へ)

 さていよいよあなたも KTBBS のホストにログインしてみることにしましょう。 通
信を行うには、あなたのパソコンにモデムを介して電話線をつなぐことが最低限必要
です。電話回線は、特別なものは不要で、一般の加入回線でOkです。もちろん、通
信ソフトも必要です。これは、最近ではたくさん市販されていますし、公開ソフトウ
ェア(パソコン通信上で、自由に使用できるよう公開されたソフトウェア)にも市販
品に優るとも劣らないものが数多くあります。パソコン通信を活発に利用するにはい
つでも通信を行うことができる環境作りが大切です。自分の生活環境などに合わせて
これらを整備しておきましょう。


 ●通信ソフトのセットアップ   (目次へ)

   KTBBS で要求される通信条件は以下のようになっています。

    データビット :8
    ストップビット:1
    パリティ   :なし
    XON/XOFF   :有効(エラーフリーモードでは RS/CS)
    漢字コード  :シフトJIS
    回線速度   :300/1200/2400/4800/9600 ホストの仕様による
    接続判別   : CD(DCD) 信号の ON/OFF による

   最後の項目は大切です。 KTBBS は、CD(DCD)(Carrier detect)信号が ON にな
  ると接続したとみなし、OFF になると回線が切られたと判断します。AIWAやN
  ECのモデムではこの CD(DCD) 信号が常に ON になるような初期設定ですので、 
  ディップスイッチやモデムに送るコマンドでこれを設定する必要があります。詳し
  くはお使いのモデムの説明書や通信ソフトのマニュアルを調べてください。

   回線速度は、 モデムの性能によって決まってきます。 エラーフリープロトコル
  (通信中に発生するエラーを自動訂正する手順)を持ったモデムでは、回線速度と
  モデム−パソコン間速度を個別に設定する端末速度固定を使うことができます。ホ
  ストの仕様にもよりますが、自分の環境で許される範囲で速い速度で通信すること
  は、あなたの電話代の節約ばかりではなく、話し中を減らしてホストの利用効率を
  高めるためにも有効です。


 ●初めてのログインと会員登録方法について   (目次へ)


  ◆初めてのログイン   (目次へ)

 ホストに接続するには、モデムにダイアルコマンドを送ります。通信ソフトのほと
んどは、ホストを選べば自動でダイアルする機能を持っています。
 さて、目的のホストに回線がつながると、まず ID の入力を求めてきます。
( BBS によってはこの前に歓迎メッセージなどが表示される場合もあります)

    User ID を 7 文字でどうぞ。ゲストの方は GUEST をどうぞ。
    User ID  = 

  ID は、 BBS に入会申し込みをすると交付されます。ID は、通常英文字 3〜4 桁
   +数字 3〜4桁の 6〜8桁が使われます。ID の入力では、大文字/小文字の区別は
ありません。ただし、全角文字(日本語FEPで入力される漢字としての英数字)は
使えません。万一間違って入れてしまった場合は、3回まで再入力することができま
す。4回目で誤った ID を入力した場合は、ホストは不正なログインとみなして回線
を切ってしまいます。
  ID が無事入力されると、今度はパスワードの入力を求めてきます。

    User ID  = YJO0038
    Password = @@@@@@@

 パスワードは、入会登録の時に自分で決めるか、自動設定されます。パスワードを
入力しても '@'しか表示されないのは、例えばログインしている時にのぞき見られて
しまうのを防ぐためです。パスワードでは、大文字/小文字の区別をします。使用で
きるのは、半角の英数字とカナです。パスワードは、覚えやすく偽造されにくいもの
にするのはもちろん、時々変更するといっそう安心です。 ID とパスワードの両方が
合うと始めて BBS にログインすることができます。

     ID /レベル : YJO0038   Level=2
    最終ログイン : 94/09/23 21:32:15
    今回ログイン : 94/09/24 23:35:11

    ハーロック さん、こんにちは!

 これは、あなたが前回ログインした日時と今回ログインした日時を示しています。
そして、ホストからあなたへの挨拶です。「ハーロック」というのは、ハンドルネー
ムといって、通信上でのあなたの愛称です。挨拶の内容は時刻によって変化します。

 以上は会員の場合です。まだ ID を持っておらず、ゲストでアクセスする場合は、
 ID 入力で指定されたゲスト ID を入力します。次に、ハンドルネームの入力を求め
てきます。

    User ID を 8 文字でどうぞ。ゲストの方は GUEST をどうぞ。
    User ID  = GUEST

    初めまして GUEST さん、EAGLE−NETにようこそ!
                  ______________
    あなたのハンドルネームは? >ハーロック

 ここで入力したハンドルはログ記録(誰がいつアクセスしたかの記録)に残ります。

 GUEST     ハーロック    1  2400 MNP5  94/09/03  9:34:20 - 9:34:36  (0:00:16)
 YJO0024   てっちゃん    1  2400 LAPV  94/09/03  9:31:38 - 9:31:49  (0:00:11)

 ただし、ゲストの場合は ID とハンドルはすべて伏せ字(@@@)になってしまいますの
で、残念ながら見ることはできません。

 ログインが終了すると、以下のような MAIN メニューが表示されます。なお、それ
ぞれのメニューについては、各 BBS が独自のカラーを出すために変更をしている場
合がありますが、コマンドは共通です。

                                                               /   main menu
  BOARD/MAIL ------------- INFORMATION ------------ OTHERS -----------------
  News 新しいものを読む  | Apply 入会方法について | Goodby 回線を切る
  Read メッセージを読む  | Help コマンド解説      | Install 端末等の設定
  Mail メ ー ルを読む    | Users 会員リスト       | Who ログイン状況
  Enter メッセージの書込 | Log ログ記録           | Chat チャット・電報
  Kill メッセージの削除  | prOfile プロフィール   | File ファイルライブラリ
  # ステータスの表示     | sYsinfo ホストの紹介   | eXpert メニューON/OFF

 *CH01*
  MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>


  ◆入会方法を調べる【A:Apply】   (目次へ)

   MAINメニューから 'A' コマンドを選ぶと、入会規約などの情報が表示されます。
  BBS によって、その場で名前や住所をオンラインで書いて入会手続きが終了すると
  ころと、 手紙やSYSOP宛てに電子メールを送って改めて申し込みするところとがあ
  ります。前者(オンラインサインアップ)では、名前や住所を次々に聞いてきます
  ので、それらを正しく書き込むとその場で ID が交付されます。
  ではオンラインサインアップと、SYSOP 宛ての電子メールによる入会申込の具体
  例をそれぞれ見てみましょう。


  ◆オンラインサインアップの場合   (目次へ)

    *CH01*
    MAIN (A,C,D,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,T,U,W,X,Y,#,?,G)>A

       // 入会案内の文章が表示されます //


    登録開始してよろしいですか? (Y/N)>Y

    では、以下の質問に正確に答えてください。

     ID (予定):YJ00050        ←自動的に決められます
               ______________
    名前(カタカナ):サトウ ヨシオ
               ______________
    名前(漢字):佐藤 良夫
               _________________________________________________________
    住所      :東京都文京区湯島7−8−9
               ______________
    TEL    :03-5999-XXXX
               _________________________________________________________
    趣   味  :アマチュア無線、写真、ドライブ
               ____
    誕生日MMDD:0101      ←1月1日生まれの場合です。年は不要です。
               ______________
    ハンドル  :よっちゃん
        パスワードを自動作成しますか? (Y/N)>Y  ←Nとして自分でパスワードを
                                                  設定することも可能です。
        パスワードは C5BPAR7J です。確認のための入力を行って下さい。
                   ______________
        パスワード:C5BPAR7J

        登録していいですか? (Y/N)>Y

         ID  : YJ00050 パスワード: C5BPAR7J で登録終了しました。

        ありがとうございました。次回のログインから有効です。
         ID ・パスワードを忘れないようにしてください。


  ◆ SYSOP 宛に電子メールを送って入会申込をする場合   (目次へ)

    *CH01*
    MAIN (A,C,D,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,T,U,W,X,Y,#,?,G)>E

    ENTER (M:メール  W:書込  R:関連  0:end)>M

    Mail to: SYSOP


                  ______________________________________________________
    題名をどうぞ >入会申込をします。

    Private Message is from: @@@@@@@@  to: @@@@@@@@
    Time: 94/08/28 16:25:33
    Subj: 入会申込をします。

    これでよろしいですか? (Y/N/Quit)>Y

    メッセージを入力して下さい  各行 255byte以内で 2000行までです。
    終了するには // と改行のみを押してください
    ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5--- // --7----+---

     はじめまして。このたび貴 BBS に入会したいと思いますので
    入会申込書をお送りします。どうぞよろしくお願いします。

    氏名:佐藤 良夫(さとう よしお)
    住所:郵便番号113 東京都文京区湯島7−8−9
    電話番号:03−5999−XXXX
    誕生日:昭和37年1月1日
    趣味:アマチュア無線、写真、ドライブ
    希望パスワード:ABCD999
    希望ハンドル名 :よっちゃん

     以上です。

    //

    EDIT (S:送信  L:再読  C:追加  0:中止)>S
    書き込み中 ... 終了しました。

 これで SYSOP 宛に入会申込書が送られました。あとは、2・3日中にSYSOPが入会
手続きを終えて、 ID が交付されます。
 ID 番号の確認方法は BBS によって異なりますが、 通常、ID 発表の為のボードに
掲示するか、郵政省メール(郵便)で ID 番号を連絡する場合が多いようです。入会
したい BBS の入会案内をよく読んでください。


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////

  さて、これまで回線接続からログインして会員登録の方法までを見てきました。
 ここからは、KTBBS の機能を以下の4種類に分けて、それぞれについて解説してい
きます。

  1.電子掲示板
  2.電子メール
  3.ファイル転送機能
  4.その他の機能

 以下の説明で、メニュー項目を示す場合は、【】は MAIN メニューの、〔〕はサブ
メニュー内の項目を表します。また [] で囲まれた文字は、キーボードから入力する
ことを示します。[RET] は、リターンキー(キャリッジリターン、復帰改行などとも
呼ぶ)を示します。

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////


■掲示板の利用方法   (目次へ)

 BBS という名前の元にもなっている電子掲示板(Bulletin Board)は、KTBBS では
最大99まで作ることができます。BBS ごとにいろいろな主旨のものが設けられてお
り、さまざまな話題が取り上げられています。


 ●新着メッセージをすばやく読む【N:News】   (目次へ)

   定期的にログインしてメッセージを読んでいる BBS では、毎回前回にログイン
  した日時以降のメッセージだけを読めば、すべてのメッセージをもれなく読むこと
  ができます。MAIN メニューから 'N' コマンドを使います。

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>N

    NEWS: 日付指定 ([RET]:news)>

   ここで、[RET] を押せば前回ログイン以降のメッセージを続けて読むことができ
  ます。読む方法は【R:Read】と同様で、タイトルを表示してサブメニューで一度止
  まります。 〔R:Read〕と同じように、次々と [RET] を押していけばすべての新着
  メッセージを読むことができます。またゲストの場合は、日時を指定してそれ以降
  のメッセージを読むこともできます。日付の指定は次のようにします。

  94/09/01      94/09/01 以降のメッセージを読む
    94/09/10 21:00:00  94/09/10 の 21:00:00 以降のメッセージを読む
    21:00:00      前回ログインした日の 21:00:00 以降のメッセージを読む

   日付の指定の後にボード番号またはボードラベルを指定し、それ以降のボードだ
  けを News の対象にすることもできます。

    94/09/21 #3 94/09/21 以降のメッセージを 3番のボードから読む
    BOOK 前回ログイン以降のメッセージを BOOK のボードから読む

   日付指定で、'@' は特別な意味を持ちます。'@' が指定されると、指定日時以降
  ('@' のみだと前回ログイン以降)のメッセージをボードを連続して読み出ししま
  す。すべての新着メッセージをノンストップで読み出せるわけです。もちろん、日
  付やボード指定との組み合わせも可能ですので、「@ 94/09/20 18:00:00 #4」とい
  った指定もできます。
   このモードではすべて連続して読み出しますので、中止したい時は [C] または、
  [CTRL]+[C] を押します。


    News を続けますか? (Y/N)>

   と質問してきますので、続けたい場合は [Y] を、中断したい場合は [N] を選択
  してください。 [N] で中断した時は、MAIN メニューに戻り、再開する方法はあり
  ません。MAIN メニューから 'N@' と連続して指定することもできます。


 ●電子掲示板を読む【R:Read】   (目次へ)

   電子掲示板を読むには、MAIN メニューから 'Read' の 'R' を入力します。これ
  から解説するコマンドは、大文字/小文字,半角/全角にかかわらず使用できます。

    メッセージボード番号は? (?:ボードリスト 0:end)>

    と表示されます。 どんな電子掲示板(ボードと呼ぶ)があるかは '?' を入力す
  ると一覧が表示されます。

    メッセージボード番号は? (?:ボードリスト  0:end)>?

    0001: DEAR     DEAR BBS システムのお知らせ
    0002: BBS      他の BBS ニュース
    0003: AKIBA    秋葉原ニュース     (値段など)
    0004: URITAI   売りたい・探してます
    0005: EAGLE    EAGLE連絡ボード (例会など)
    0006: TOWN     タウン情報・レジャー情報
    0007: BOOK     本の話・映画の話
    0008: IBM      IBM-PC/J3100コーナー
    0009: WORD     ワープロコーナー
    0010: PC98     PC9801/PC286コーナー
    0011: PC88     PC8801コーナー
        0012: #TALK    トークボード
    0013: SALON    おしゃべりサロン
    ~~~~  ~~~~~    ~~~~~~~~~~~~~~~~
    (1)    (2)           (3)

    (1) がボード番号、(2) がボードラベル、(3) がボードの名前です。ラベ
    ルの前に '#' が付いているのは、 後で説明する1行書き込みのボードで
    す。

  読むボードは、ボード番号またはボードラベルで指定することができます。

        メッセージボード番号は? (?:ボードリスト  0:end)>1

  あるいは

        メッセージボード番号は? (?:ボードリスト  0:end)>DEAR

   と入力すると 'DEAR BBS システムのお知らせ' が選ばれたことになります。 次
  に、読むための READ メニューが表示されます。
                                                              / read menu
  COMMANDS ---------------  COMMANDS -----------  番号指定 --------------
   Read       順番に読む  | #       status      |  n   nから昇順に読む
   Individual 特定の番号  | ?       メニュー    | -n   nから逆順に読む
   Search     検  索   | 0       終  了    |  0   最初から昇順に読む
   List       タイトルのみ|                     |[RET] 最後から逆順に読む

  READ (R,I,S,L,#,?,0)>0


  ◆メッセージ数の確認 〔#:Status〕   (目次へ)

     とりあえずいくつのメッセージが書き込まれているか、  調べてみましょう。
    '#' を入力します。

    メッセージは #1 から #124 まで 124 個登録されています。

  のように表示され、READ メニューのプロンプト(入力を促す行)に戻ります。


  ◆メッセージの一覧表示〔L:List〕   (目次へ)

     ここで、いったいどんなメッセージがあるのかを見てみることにしましょう。
    READメニューのプロンプト(以下 READ メニューと略称します)から 'L'  コマ
    ンドを使います。
    
      READ (R,I,S,L,#,?,0)>L

      はじめの番号は? ([RET]:from end)>

        No. USERID    D A T E   T I T L E
      ----------------------------------------------------------//--------
      4166: SYSOP     94/04/19  KTBBS v6.20 になりました
      4165: YJO0034   94/05/04  Re:4163)RAMディスクですが・・・
      4164: YJO0024   94/05/04  Re:4163)RAMディスクですが・・・
      4163: YJO0038   94/05/06  RAMディスクですが・・・
                                 :
     No. はメッセージ番号で、1〜9999 の範囲で、9999 の次は再び 1 になります。
    USERID はメッセージを書いた人の ID です。DATE,TITLE はそれぞれ書き込まれ
    た日付と題名です。Re:4163) とついているのは、4163 のメッセージに対する関
    連書き込みを表しています。つまり、「RAMディスクですが・・・」という題
    名の書き込みに対して二人のメンバーから返事や意見があったことを示していま
    す。


  ◆すべてのメッセージを読む〔R:Read〕   (目次へ)

     ここで、'R' を入力すると、登録されているすべてのメッセージを読むことが
    できます。

  ★プロンプトがメッセージ前の場合

     最初に、「はじめの番号は? [RET]:from end」と表示されます。 ここでリタ
    ーンキーを押すと、最新のものからさかのぼってメッセージを表示していきます。
    メッセージの表示は、まずタイトルが表示されます。

        Message  #5327 is from: YJO0038 ハーロック
        Time: 94/08/15 11:44:09 Section 13: おしゃべりサロン
        Subj: Re:5325)どなたか教えてください。

        [RET]:read  N:next  P:prev  R:reply  +:frwd  -:back  0:end >

     ここで、[RET] を押せば本文が表示されます。 ここで、次々に [RET] を押し
  ていけば前のメッセージを続けて読むことができます。これも含めて、ここでの
  メニューの意味は次のようになっています。

  [RET]:そのタイトルの本文を読む
  [N]  :そのタイトルの本文を読み飛ばし、次に移る
  [P] :ひとつ前のメッセージを再読する
  [R] :そのメッセージに関連書き込みをする
    [+] :日付順に読む  (読み進む方向を旧→新に設定します)
  [-] :さかのぼって読む(読み進む方向を新→旧に設定します)
  [0]  :メッセージの読み出しを終了して、READ メニューに戻ります。

  ★プロンプトがメッセージの後の場合

     最初に、「はじめの番号は? [RET]:from end」と表示されます。 ここでリタ
  ーンキーを押すと、最新のものからさかのぼってメッセージを表示していきます。
  タイトルに続けて、メッセージ本文が表示されます。


        Message  #5327 is from: YJO0038 ハーロック
        Time: 94/08/15 11:44:09 Section 13: おしゃべりサロン
        Subj: Re:5325)どなたか教えてください。

     その場合は、仮想86モードで使わないとだめだと思います。

        [RET]:next  P:prev  R:reply  +:frwd  -:back  0:end >

   ここで、[RET] を押すと次のメッセージが表示されます。

  [RET]:次のメッセージに移る
  [P] :今読んだメッセージを再読する
  [R] :そのメッセージに関連書き込みをする
    [+] :日付順に読む  (読み進む方向を旧→新に設定します)
  [-] :さかのぼって読む(読み進む方向を新→旧に設定します)
  [0]  :メッセージの読み出しを終了して、READ メニューに戻ります。


  ◆メッセージを探す〔S:search〕   (目次へ)

     READ メニューから、'S' コマンドを入力すると、 条件によってメッセージを
  検索することができます。

        SEARCH (1:送信者  2:タイトル  0:end)>1

    「送信者」を選ぶと、特定の人の書き込みだけを選び出して読むことができます。

        送信者名は? (?:ユーザーリスト)>YJO0024
        はじめの番号は? ([RET]:from end)>

     ここで、[RET] を押した場合は、最新のものから始まって過去のものを読むこ
    とになります。番号を指定する場合は次のような方法が使えます。(n は番号)

    n    : n 番のメッセージから新しい方向へ順に読みます。
    -n   : n 番のメッセージから古い方向へ順に読みます。
    0    : 存在する最も古いメッセージから新しい方向へ順に読みます。

     「タイトル」を選ぶと、あるタイトルとそれに関する関連書き込みを読むこと
    ができます。

    SEARCH (1:送信者  2:タイトル  0:end)>2

    検索キーは? >うーむ、こんどはCH1が

    はじめの番号は? ([RET]:from end)>

     この場合は「うーむ、こんどはCH1が」と、それに対する関連書き込みであ
    る「Re:4163)うーむ、 こんどはCH1が」というタイトルを持つ書 き込みを順
    次表示します。検索キーは、その一部でも合っていれば該当するとみなされます。
    この場合ですと、「うーむ」「CH1が」なども検索対象となります。


  ◆メッセージ番号が分かっている時〔I:Individual〕   (目次へ)

     何番のメッセージかがあらかじめ分かっている場合は 'I'  コマンドを使うと
    即座に目的のメッセージを読むことができます。

    READ (R,I,S,L,#,?,0)>I

    何番を読みますか? (0:end)>4163

     この場合はタイトルを表示したあとのサブメニューはでません。タイトルと本
    文を一気に表示します。表示した後は番号の入力に戻ります。'0' を入力すると
    READ メニューに戻ります。


  ◆ヘルプメッセージ〔H:Help〕   (目次へ)

     READ メニューで、'?' を入力すると、READ メニューを再表示させることがで
    きます。


 ●1行ボード   (目次へ)

   一言で済むようなメッセージや、会話的な書き込みには1行ボードを利用するこ
  とができます。(設置されている場合)1行ボードの設定には、通常のボードと同
  様な表示形式とチャット風の表示形式があります。前者の場合は、通常のボードと
  同様なヘッダと1行メッセージが表示されます。

        Message  #5327 is from: YJO0038 ハーロック
        Time: 94/09/15 11:44:09 Section 12: トークボード

        昨日はお世話様でした。>ALL

   チャット風の表示形式が設定されている場合は以下のような表示になります。

    ハーロック    >昨日はお世話様でした。>ALL
  


 ●電子掲示板にメッセージを書く【E:Enter】   (目次へ)

   パソコン通信は、読むだけの一方的なメディアではありません。積極的に書き込
  みを行って、 BBS を盛り上げるのも会員の役割と言えましょう。
   書き込みを行うには、MAIN メニューから 'E' コマンドを使います。

        MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>E

        ENTER (M:メール  B:Bメール  W:書込  R:関連  0:end)>

   メールと関連については項を改めて説明しています。ここでは新たな書き込みを
 行うものとしましょう。


  ◆メッセージの書き込み〔W:書込〕   (目次へ)

     ここで、[W] を入力すると、ボード番号を聞いてきますので、【R:Read】と同
  じ方法でボードを選択します。

   メッセージボード番号は? (?:ボードリスト  0:end)>13 (SALON でもよい)
         __________________________________________________________
  題名をどうぞ >EMSのバージョンについて

     ここで、メッセージの題名を入力します。題名は、内容を分かりやすく表した
  ものがいいでしょう。上に表示されているラインは、その長さまで入力できるこ
  とを示しています。これを越えた分は切り捨てられます。
     ここで、仮のタイトルが表示され、確認を求めてきます。
    Message  # 229 is from: YJO0038 ハーロック
    Time: 94/09/04 23:07:52 Section 13: おしゃべりサロン
    Subj: EMSのバージョンについて

    これでよろしいですか? (Y/N/Quit)>

     ここで、'Y' を選べば本文の書き込みに進み、 'N' を選べば ENTER メニュー
    に戻ります。'Q' を選ぶと、書き込みを終了して MAIN メニューに戻ります。な
    お、ここで表示されるタイトルは仮のもので、実際に書き込まれる場合は番号が
    変わることもあります。(多回線運用で、複数のチャンネルから同時に書き込み
   を行った場合)'Y' を選んだ場合は、本文の書き込みに進みます。

    メッセージを入力して下さい  各行 4096byte以内で 2000行までです。
    終了するには // と改行のみを押してください
    ----+----1----+----2----+----3----+----4----//---6----+----7----+---
                 //本文//
    //

     1行は 4,096byte(半角文字で 4,096 文字)以内で、最大 2000行まで書くこ
    とができます。ただし、読み易さも考えると、1行最大 78 文字以内で改行を入
    れるとよいでしょう。
     メッセージを書き終わったら、最後の行の先頭で '//' を入力します。これ
    は半角の '//' でもかまいません。また、行の先頭以外に書いたり、余分なもの
    を書いてはいけません。次に、このようなプロンプトが表示されます。

    EDIT (S:送信  L:再読  C:追加  0:中止)>

     ここで、 'L' を指定すると、 今書き込んだ文章を読み返すことができます。
    'C'では、書いた文章にさらに書き足すことができます。 '0' を指定すると、書
    き込みを中止して、MAIN メニューに戻ります。 ここで、'S' を指定すると、始
    めてメッセージがホストに登録されます。
   また、バージョン 6.00 では '//' の代わりに、'.' や '/E' '..' なども終了
  のコマンドとして利用できます。


  ◆関連書き込み〔R:関連〕   (目次へ)

   誰かが書いたものに、返事や意見を書く場合には、これを使います。

        ENTER (M:メール  W:書込  R:関連  0:end)>R

       メッセージボード番号は? (?:ボードリスト  0:end)>13

        何番のREですか? (?:list)>

     ここで、返事や意見を書きたいメッセージの番号を入力します。分からない場
    合は '?' で list を指定してやると、【R:Read】-〔L:List〕と同様にリストを
    表示し、 再び番号の入力になります。 リスト表示を途中で止めたい場合は [C]
    あるいは[CT-RL]+[C] を入力します。
     メッセージ番号を入力すると、すぐに仮タイトルが表示されます。

    Message  # 231 is from: YJO0024 てっちゃん
    Time: 94/09/05 21:15:32 Section 13: おしゃべりサロン
    Subj: Re:229)EMSのバージョンについて

     これ以降は【E:Enter】-〔W:書込〕と同じです。
     一般に、関連書き込みをする場合は、まったく始めて読む人にもその経緯があ
    る程度分かるように、もとの書き込みの一部を引用する、といったことがよく行
    われています。たとえば...


    『元の文章』
    --------------------------------------------------
     4月14日、恒例の「お花見」OFFを行います。
               :
    --------------------------------------------------

    『関連書き込み』
    --------------------------------------------------
  > 4月14日、恒例の「お花見」OFFを行います。
  残念ながら、その日は用事があって参加できません。
    --------------------------------------------------

     このようにしておけば、関連書き込みだけを読んだ人にも話しの展開がある程
  度分かる、というわけです。'>' は元の書き込みから引用した、ということを
  表すマークで、'>' や '>' が一般的に使われています。
     関連書き込みで、注意したいことがあります。それは、関連書き込みを次々と
  続けていくうちに、話題が題名とかけはなれたものになってしまうことです。こ
  うなると、【R:Read】-〔S:Search〕で検索しても、 タイトルとはまったく違う
  内容のものが表示されてしまいます。適当なところで普通の書き込みで題名を話
  題に合わせて修正するとよいでしょう。


 ●1行ボードへの書き込み   (目次へ)

   1行ボードでは、通常/チャット風の設定によって書き込み時のメッセージが異
  なります。通常の場合は一般ボードとほぼ同様になります。チャット風の場合は、
  以下のようになります。

    1:ハーロック    >昨日はお世話様でした。>ALL


 ●メッセージを削除する【K:Kill】   (目次へ)

   うっかり誤ったメッセージを書いてしまったような場合は、自分の書いたものに
  限って削除することができます。

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>K

    メッセージボード番号は? (?:ボードリスト  0:end)>13

        何番を削除しますか? >229

    Message  # 229 is from: YJO0038 ハーロック
    Time: 94/09/04 23:07:52 Section 13: おしゃべりサロン
    Subj: EMSのバージョンについて

        削除してよろしいですか? (Y/N)>
        
   ここで 'Y' を指定すると削除されます。 'Y/N' どちらを選んだ場合も MAIN メ
  ニューに戻ります。削除の場合は、「削除してよろしいですか」の時に、タイトル
  のリストを見ることはできませんので、削除するメッセージの番号が分かっている
  ことが必要です。
   また、【R:Read】-〔R:Read〕等で、タイトルが表示されて

        [RET]:read  N:next  P:prev  R:reply  +:frwd  -:back  0:end >

  というプロンプトが表示されている時に 'K' コマンドで削除することもできます。


 ●関連メッセージ検索   (目次へ)

  上記のプロンプトが出ている時に、'S' コマンドでそのメッセージの関連メッセ
  ージを検索することができます。


■電子メールの利用方法   (目次へ)

 特定の会員に個人的な連絡をしたい場合には電子メールを使うことができます。電
子メールは、送った人と受け取る人以外は読むことができませんので、ある程度秘密
の内容を送ることもできます。しかし、ある程度のモラルに基づいたものでなくては
いけないのは言うまでもないでしょう。


 ●電子メールが到着した!   (目次へ)

   あなた宛の電子メールが到着した場合は、  ログインした直後に、

  'メールが届いています' あるいは、'You have mail.'

  と表示して知らせてくれます。その後、
 [RET] を入力すれば掲示板のタイトルとよく似たタイトルが表示され、本文が表示
  されます。

    Private Message is from: YJO0024 てっちゃん to: YJO0038 ハーロック
    Time: 94/09/17 21:19:05
    Subj: 明日は午後から伺います。

              // 本文  //

   電子掲示板と異なるのは、本文を表示したあと必ず「削除しますか?」と聞いて
  くることです。個人間のメールは、本人以外には意味のないものですから、ホスト
  コンピュータの容量の負担を減らす意味で、読み終えたものは削除するようにして
  ください。メールを削除していない場合は、ログイン時に毎回表示され、タイトル
  に '(配達済み)' と表示されます。


 ●電子メールを送る【E:Enter】-〔M:メール〕   (目次へ)

   せっかく電子メールをいただいたので、返事を書くことにしましょう。メールの
  書き込みも、 掲示板への書き込みと同じように MAIN メニユーから 'E' コマンド
  で入り、ENTER メニューで M:メールを選びます。 そして送り先の ID を指定しま
  す。 ID は「てっちゃん」のようにハンドル名でも指定できます。

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>E

    ENTER (M:メール  B:Bメール  W:書込  R:関連  0:end)>M

    送り先の ID は? (?:メンバーリスト  0:end)>YJO0024
    メール受付 No.1:YJO0024 てっちゃん

        Mail to: YJO0024  てっちゃん
                      ______________________________________________________
        題名をどうぞ >

    ID が分からない場合は、'?' でメンバーリストを見ることができます。
  次に、【E:Enter】-〔W:書込〕と同じように題名を入力すると、仮タイトルが表
  示され、確認したあと本文の書き込みに移ります。


    Private Message is from: YJO0038 ハーロック to: YJO0024 てっちゃん
    Time: 94/09/17 23:14:34
    Subj: 明日の予定ですが・・・

    これでよろしいですか? (Y/N/Quit)>Y

    メッセージを入力して下さい  各行 255byte以内で 2000行までです。
    終了するには // と改行のみを押してください
    ----+----1----+----2----+----3----+----4----//---6----+----7----+---
                                  // 本文 //
        //

    EDIT (S:送信  L:再読  C:追加  0:中止)>S

   細かい操作は【E:Enter】-〔書込〕と共通ですので、参照してください。これで
  電子メールはホストに保管され、次に相手がログインした時に配達されます。


 ●電子メールを読む【M:Mail】-〔[RET]〕   (目次へ)

   削除しないで残してあるメールや自分が送ったメールは、再読することができま
  す。MAIN メニューから 'M' でメールに入り、MAIL メニューから [RET] を入力す
  ると順次読むことができます。ここでは、送信/受信にかかわらず古いものから順
  に表示されます。


 ●もう一つの電子メール【E:Enter】-〔B:Bメール〕   (目次へ)

   電子メールは、メッセージだけでなく、データやプログラムも送ることが出来ま
  す。これらは、バイナリファイルといって、普通に文字として表示することは出来
  ません。 こういったファイルを送るのがバイナリメール( KTBBS では略してBメ
  ールと呼ぶ)です。送り方は普通のメールとさほど変わりはありません。

        MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>E

        ENTER (M:メール  B:Bメール  W:書込  R:関連  0:end)>B

        送り先の ID は? (?:メンバーリスト 0:end)>YJO0024

        Mail to: YJO0024 てっちゃん

        ファイル名は? (RET:end)>test.bin

    Private Message is from: YJO0038 ハーロック to: YJO0024 てっちゃん
        Time: 94/11/20 22:24:19
        Subj: TEST.BIN

        これでよろしいですか? (Y/N/Quit)>Y

        コメントを登録しますか? (Y/N) >Y

        メッセージを入力して下さい  各行 255byte以内で 2000行までです。
        終了するには // と改行のみを押してください
        ----+----1----+----2----+----3----+----4----//---6----+----7----+---
        先日お願いした件のデータです。
        //

        EDIT (S:送信  L:再読  C:追加  0:中止)>S

    BMAIL (X:XMODEM  Y:YMODEM  G:YMODEM-g  Z:ZMODEM  M:M-LINK  0:end)>


   ここで、ファイル転送を行うプロトコルを選んでアップロードします。プロトコ
  ルとアップロードの方法については、「ファイルをアップロードする」の項目を参
  考にてください。 

  〈注意〉バイナリメールを使えばどんなファイルでも送受信することができます。
      ただし、市販されているアプリケーションソフトなどを他人に渡したりす
     ることは、著作権法上の問題になります。このようなことはしないでくだ
     さい。


 ●Bメールを受けるには   (目次へ)

   あなた宛てのバイナリメールが到着すると、普通のメールと同じ様に、

  'メールが届いています' あるいは 'You have mail'

  のメッセージが表示されます。

        メールが届いています

        Private Message is from: YJO0038 ハーロック to: YJO0024 てっちゃん
        Time: 94/09/20 22:24:28
        Subj: TEST.BIN (Binary)     1307 bytes

        先日お願いした件のデータです。

        [RET]:Dload  N:next  P:prev  R:reply  +:frwd  -:back  0:end >

        BMAIL (X:XMODEM  Y:YMODEM  G:YMODEM-g  Z:ZMODEM  M:M-LINK  0:end)>

   ここでファイル転送プロトコルを選び、ダウンロードします。詳しいことは「フ
  ァイルをダウンロードする」の項目を参考にしてください。なお、プロンプトがメ
  ッセージの後の設定では、[RET]:・・・ のプロンプトは出ません。


 ●電子メールの配達報告   (目次へ)

   送信した電子メールを相手が受け取ると、次にあなたがログインした時に配達報
  告がされます。

     - メール送付状況 -
    YJO0024 : 94/09/25 08:11:31

  これで間違いなく相手に配達されたことが分かります。


 ●電子メールの状況【M:Mail】-〔L:list〕   (目次へ)

   現在自分が送信あるいは受信したメールの状況を能動的に知りたい場合はこのコ
  マンドを使います。

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>M

    MAIL ([RET]:read  L:list  0:end)>L

    MAILLIST ([RET]:すべて  S:送信  R:受信  0:end)>

   ここで、[RET] を入力すると自分が関連するすべてのメールを、[S] を送ると送
  信したメールが、[R] では受信済みのメールがリストアップされます。配達済みの
  場合は、タイトルの前に '*' がついて表示されます。


    FROM     T O      D A T E   T I T L E     ( BINARY SIZE )
    ---------------------------------//---------------------------------
        YJO0038  YJO0068  94/11/17 *先日はありがとうございました。
    YJO0024  YJO0038  94/11/18 *明日は午後から伺います。
    YJO0038  YJO0024  94/11/18  明日の予定ですが・・・
        YJO0038  YJO0024  94/11/20  TEST.LZH      (  1308 bytes )
        
   これは [RET] を送った場合の例です。 3行目は、2行目の返事として送ったも
  のがまだ相手に届いていないことを示しています。2行目は自分宛のメールですが、
  すでに配達済みで、削除されずに残してあることを表し、1行目はすでに相手に配
  達され、削除されずに残っていることを表しています。リストアップした後は再び
  'MAIL' のプロンプトに戻ります。 ここで、[RET] を送ると、直前にリストアップ
  したものを順次読むことができます。「すべて」を選んでリストした場合はすべて
  のメールを、[S] なら送信済みメールを、[R] ならば受信したメールを古いものか
  ら順に読むことができます。
   バイナリメールの場合は、ファイル名の後にファイルサイズがバイト単位で表示
 されます。ここで、メールを読む場合、タイトルが表示されたあとのプロンプトで
 [K] を入力するか、 本文を表示したあとの「削除しますか?」に 'Y' で答えると
 削除ができます。繰り返しになりますが、読み終えて不要になったメールはできる
 だけ早く削除して、ホストコンピュータの負担を減らすよう心がけてください。


 ●メールに関連した便利な機能   (目次へ)


  ◆同報メール   (目次へ)

    同報メール(同じ内容のメールを複数の相手に送る)が扱える設定の BBS で
    は ID 入力のところで最大16人まで連続して指定することで、複数の人に一度
    でメールを送ることができます。


  ◆同報グループ   (目次へ)

   同じ会員に頻繁にメールする場合、同報メールが使える BBS では頻繁に送る
    相手をグループとして登録しておくことができます。登録は、メインメニューか
    ら、'M' コマンドで行います。

        MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,T,U,W,X,Y,#,?,G)>M

        MAIL ([RET]:read  L:list  #:number  G:group  0:end)>G

        GROUP (L:list  W:登録  0:end)>W

        送り先の ID は? (?:メンバーリスト C:cancel 0:end)>YJO0013
        受付 No. 1:YJO0013   黒猫

        送り先(同報16通まで)の ID は? (?:メンバーリスト C:cancel 0:end)>YJO0024
        受付 No. 2:YJO0024 てっちゃん

        送り先(同報16通まで)の ID は? (?:メンバーリスト C:cancel 0:end)>YJO0038
        受付 No. 3:YJO0038 ハーロック

        送り先(同報16通まで)の ID は? (?:メンバーリスト C:cancel 0:end)>0

        Mail to: YJO0013   黒猫
                 YJO0024 てっちゃん
                 YJO0038 ハーロック

        登録番号は? (1-3 0:end)>1

        同報グループ No.1 登録しました。

     登録したグループは、リストで見ることができます。
      登録したグループへのメールの発信は以下のようにします。

        MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,T,U,W,X,Y,#,?,G)>E

        ENTER (M:メール  B:Bメール  W:書込  R:関連  0:end)>M

        送り先の ID は? (?:メンバーリスト G:group C:cancel 0:end)>G
        グループ送信の番号は? (1-3)>1

        Mail to: YJO0013   黒猫
                 YJO0024 てっちゃん
                 YJO0038 ハーロック


                      _____________________________________________________
        題名をどうぞ >

     これ以降の操作方法は普通のメールと同様です。バイナリメールの同報発信や
    グループ発信も同様です。


■ファイル転送機能の利用方法   (目次へ)

 パソコン通信の魅力のひとつに公開ソフトがあります。公開ソフトというのは制作
者がパソコン通信の会員に自由に使えるよう公開しているソフトウェアのことです。
プログラムファイルの場合は、掲示板のメッセージのように文字として読み出すわけ
にはいきません。こうしたプログラム(バイナリファイル)を転送するための手続き
(プロトコル)を使用する必要があります。転送プロトコルには、XMODEM,YMODEM,
ZMODEM,M-LINK 等いろいろありますが、KTBBS ではこの4種すべてをサポートしてい
ます。
 また、バージョン 6.00 からは、バイナリファイルをUUENCODEというテキスト形式
にリアルタイムに変換しながらダウンロード(表示)することが可能になりました。
バイナリファイルに戻すにはISHファイル(後述)と同じような方法を使います。ISH
ファイルとの互換性はありません。
 ホストに登録されているプログラムは、通信時間短縮のため、圧縮処理がなされて
おり、ダウンロードしたままでは使用できません。ファイルの圧縮/復元(解凍とい
う)を行うアーカイバというソフトウェアが必要です。アーカイバは、このように必
需品ですので、 ほとんどどこの BBS にも登録されているでしょう。初心者の方はま
ず最初にこのアーカイバを手に入れておくことをお薦めします。なお、一口に公開ソ
フトと言ってもいろいろなタイプがあります。 まったく自由に他の BBS にも転載が
許されているものから始まって、もし正式に使用するなら、制作者に対していくらか
の寄贈が必要なものまであります。いずれにしても制作者の善意で公開されているも
のがほとんどですから、一般的なルールと制作者への礼儀と感謝を忘れずに利用する
ようにしましょう。


 ●ファイルボードに入る【F:File】   (目次へ)

   ファイルボードに入るには、MAIN メニューから 'F' コマンドを使います。ファ
  イルボードも掲示板と同様最大30まで設置することができます。

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>F

    ファイルボード番号は? (?:ボードリスト  0:end)>

  ここで、'?' を入力するとボードリストが表示されます。

    0001: Utility  一般ユーティリティソフト
    0002: Term   通信関係ソフト
    0003: Arc      アーカイバ類
    0004: Art   画像通信関係

  ここで、希望のボードを選ぶと FILE メニューに移ります。

    0001: Utility  一般ユーティリティソフト

                                                                 / file menu
        COMMANDS ---------------  Down Load --------------  Up Load --------
        List      ファイルリスト| XD    : XMODEM          | XU  : XMODEM
        Browse   情   報    | YD    : YMODEM          | YU  : YMODEM
        Search    検   索  | YGD   : YMODEM-g        | YGU : YMODEM-g
        Edit      編   集  |
        Kill      削   除    | Y(B)D : YMODEM(Batch)   | 
        Help      利用の手引き  | Z(B)D : ZMODEM(Batch)   | ZU  : ZMODEM
        ?         Fileメニュー  | M(B)D : M-LINK(Batch)   | MU  : M-LINK
        0         終   了    | D     : TEXT            | U   : TEXT

    FILE (L,X,Y,U,D,S,E,K,H,?,0)>


 ●新着ファイルを調べる【F:File】-〔N:News〕   (目次へ)

   ボードを選択する時に、'N' を入力すると、特定の日付以降に登録されたファイ
  ルをリストアップすることができます。

    ファイルボード番号は? (?:ボードリスト 0:end)>N

    FILE NEWS: 日付指定 ([RET]:news)>

   日付の指定方法は、【N:News】と共通です(@を除く)。[RET] を指定した場合
  は前回ログイン以降に登録されたものをリストアップします。終了後は MAIN メニ
  ューに戻りす。なお、以下のコマンドは MAIN メニューでなく FILE メニューに戻
  ります。 MAIN メニューから 'FN' と指定することも可能で、こちらが一般的でし
  ょう。


 ●ファイルリスト【F:File】-〔L:List〕   (目次へ)

   では、どんなソフトが登録されているかを見てみましょう。〔L:list〕コマンド
  を使います。


    FILE (L,X,Y,U,D,S,E,K,H,?,0)>L
    はじめの番号は? ([RET]:from end)>

  番号の指定方法は【R:Read】-〔S:Serach〕と共通です。

   No FILENAME     SIZE  DL D A T E  FROM     C O M M E N T
  --------------------------------------------------------------//--------
   72:LHQ206.LZH    29K  12 94/03/29 YJO0027  圧縮ファイルを使うのが楽しくなる
   71:LHA212_D.LZH  12K  24 94/03/25 SYSOP    LHA Version 2.11->2.12 差分
   70:TML106FA.LZH  14K   9 94/03/17 YJO0018  TMLOG料金改訂対応版
   69*SAMPLE.DOC     2K  13 94/03/10 YJO0017  自動アップロードファイルのサンプル
                  :

   'SIZE' は、ファイルの大きさを KBytes 単位で表しています。 この数値が大き
  いほどダウンロードに時間が掛かります。 'DL' は、これまでにダウンロードされ
  た回数です。 ここで、ファイル名の前に '*' がついているものは、テキストファ
  イル、それ以外のものはバイナリファイルです。


 ●ファイルの説明で探す【F:File】-〔B:Browse〕   (目次へ)
  
   ファイルリストよりももう少し詳しく情報を見て見たいときに使います。ファイ
  ルリストよりも解りやすい形式で表示されます。また、ファイル紹介文が登録され
  ていればそれも表示されます。

      FILE (L,B,X,Y,Z,M,U,D,S,E,K,H,?,0)>B

      はじめの番号は? ([RET]:from end)>

      No.  3 --------------------------------------------------------------
      ファイル名 : TEST.BIN            属 性    : BINARY
      日 付     : 94/10/21 21:37:00   登録者      : SYSOP 【HAL】
      コメント   : KTBBS V6.20 テストデータ
      サイズ     :   64,230 bytes      ダウンロード:    1
      ---------------------------------------------------------------------
       これは、KTBBS のファイル転送の速度を比較するためのサンプルデータです。

      BROWSE ([RET]:next  0:end)>

   ここで、[RET] を押せば次のものを順次見ていくことができます。'0' を入力す
  るとファイルメニューに戻ります。


 ●ファイルを検索する【F:File】-〔S:Search〕   (目次へ)

   このコマンドを使うと、送信者、ファイル名、コメントでファイルを検索するこ
  とができます。

    SEARCH (1:送信者  2:ファイル名  3:コメント  0:end)>

   検索の方法は【R:Read】-〔S:Search〕と共通です。 検索キーは、送信者の ID 
  以外は全半角・大小文字・カナかなを区別しません。なお、ファイル名での検索で
  は正規表現,ワイルドカードは使えません。ファイル名やコメントで、どのような
  ものが該当するとみなされるかは【R:Read】-〔S:Search〕の項を参照してくださ 
  い。


 ●ファイル情報の編集【F:File】-〔E:Edit〕   (目次へ)

   自分の登録したファイルに限って、属性とコメントを編集することができます。
  FILE メニューから 'E' を選び、ファイルを選択します。ファイルの仕様が表示さ
  れ、確認を求めてきます。次に編集する項目を聞いてきます。属性は、変更する項
  目で'2' を選ぶたびに交互に変わります。


 ●ファイルボードの使い方を見る【F:File】-〔H:Help〕   (目次へ)

   このコマンドを送ると、ファイルボードの使い方に関する説明が表示されます。
  これをプリントアウトして、このマニュアルと併せてご利用になると便利です。


 ●FILE メニューを表示させる【F:File】-〔?:Fileメニュー〕   (目次へ)

   あとの項で説明しますが、メニューOFFに設定していて、 FILE メニューを見
  たい時につかいます。


 ●ファイルをダウンロードする【F:File】-〔X/Y/Z/M〕-〔D〕,〔D〕   (目次へ)

   ファイルをダウンロードするには、そのためのプロトコル(手順)を決める必要
  があります。現在 KTBBS では、以下のプロトコルをサポートしています。

    XMODEM : 128(SUM),128(CRC),1024(CRC)
  YMODEM : YMODEM,YMODEM-g,YMODEM-batch
    ZMODEM
    M-LINK
    UUENCODE(テキスト形式:ダウンロードのみ)

   このうち、XMODEM 128(SUM) は、最低どの通信ソフトでもサポートしているでし
  ょう。転送速度は、M-LINK → YMODEM-g → ZMODEM → YMODEM / XMODEM(1024) →
  XMODEM(128) の順で有利です。
   YMODEM-g , M-LINK は高速ですがエラー訂正機能がありませんので、非 MNP・非
  V42 接続ではお薦めできません。Flying-XMODEM もダウンロードは可能ですが、こ
  れもエラー訂正機能がないため、MNP 等と併用するのがいいでしょう。
 以上とは逆に、 エラー訂正機能を持つプロトコルと MNP 等を併用した場合、エラ
 ー訂正のチェックが二重に機能するため、転送速度が低下する場合がありますが、
 その差は XMODEM(128) 以外はそれほど大きなものではなく、通常は支障ないでしょ
 う。
  UUENCODE方式は、通常のLZH形式等のバイナリファイルをホスト側でリアルタイム
 にテキスト形式に変換しながら表示させるものです。ISHファイルに比べてエラー訂
 正機能は多少劣るのですが、MNP5や、V42bisのような圧縮機能のあるモデムを使用
 すると、比較的高速に転送出来ます。また、無線のチャンネルからバイナリファイ
  ルを直接ダウンロード出来るため、バイナリとISHテキスト形式の2つに分けてアッ
  プロードする手間が省けます。
   なお、以後の説明では〔X〕-〔D〕のように解説しますが、 以下のようなコマン
  ド連続指定が可能で、この方が操作しやすいでしょう。この場合は以下の説明中の
  ※の印のついたメニューはスキップされ、表示されません。

   XD  : XMODEM ダウンロード     YD  : YMODEM ダウンロード
   YGD : YMODEM-g ダウンロード    YBD : YMODEM-batch ダウンロード
      ZD  : ZMODEM ダウンロード          MD  : M-LINK ダウンロード


  ◆XMODEM〔X〕-〔D〕   (目次へ)

    それぞれのプロトコルでダウンロードするには、まずプロトコルを選択します。

    FILE (L,X,Y,U,D,S,E,K,H,?,0)>X

   ※XMODEM (U:upload  D:download  0:end)>

    ここで、〔D:ダウンロード〕を選びます。すると、

   XMODEM ダウンロード: ファイルの番号は? (?:list 0:end)>

    と聞いてきますので、ダウンロードしたいファイルを番号で指定します。

    -------------------------------------------------------
    ファイル名 : KPLOG337.LZH
    コメント   : KTBBS ログカッター V3.23
    ブロック数 : 192  (24)
    所要時間   : 最短  1分 55秒          Remain  :  0:17:25
    -------------------------------------------------------

    これでよろしいですか? (Y/N)>Y

     ここでは、ファイル名、コメント、ブロック数、所要時間の情報が表示されま
    す。所要時間はおおむねの目安です。 Remain は、あなたに与えられた制限時間
    がどれだけ残っているかを表しています。制限時間内にダウンロードが終了でき
    ない場合は拒否されます。 確認に 'Y' で答えると XMODEM の区別を聞いてきま
    す。

    プロトコル (1:SUM(128)  2:CRC(128)  3:CRC(1024)  0:end)>1

    XMODEM によるダウンロードにうつります。
    CTRL-X で中断します。

     ここで、 XMODEM を起動します。方法はお使いの通信ソフトのマニュアル等で
    調べてください。 XMODEM では、ファイル名の転送ができませんので、起動後に
    ファイル名を指定するようになります。中止したい場合は、転送プロトコル起動
    前なら [CTRL]+[X] で、起動後はそのソフトウェアによります。ダウンロード終
    了後はファイル選択に戻ります。


  ◆YMODEM〔Y〕-〔D〕   (目次へ)

     YMODEM によるダウンロードも手順は XMODEM とほとんど同じです。 最近の市
    販通信ソフトはほとんどが標準装備になりました。 WTERM,ULTm 等の公開ソフト
    では以前より標準装備されています。 YMODEM でのダウンロードの手順はつぎの
    ようになります。

    FILE (L,X,Y,U,D,S,E,K,H,?,0)>Y

   ※YMODEM (U:upload  D:download  B:batch  G:ymodem-g  0:end)>D

    YMODEM ダウンロード: ファイルの番号は? (?:list 0:end)>1

    -------------------------------------------------------
    ファイル名 : KPLOG337.LZH
    コメント   : KTBBS ログカッター V3.23
    ブロック数 : 192  (24)
    所要時間   : 最短  1分 55秒          Remain  :  0:17:25
    -------------------------------------------------------

    これでよろしいですか? (Y/N)>y

    YMODEM によるダウンロードにうつります。
    CTRL-X で中断します。

     YMODEM の区別選択の B:batch G:ymodem-g は、YMODEM の動作モードを切り替
    えるだけでサブメニューに戻り、ダウンロードは開始されません。最初のモード
    は、「その他の機能」で説明する【I:Install】-〔YMODEM-g〕で設定したものに
    なっています。 指定していない時はbatchになっています。 YMODEM-batch
    では、一度に10ファイルまでまとめてダウンロードが可能です。そ
    の場合、 ファイル番号の指定で '0:end' を選択するまで次々にファイルを選ぶ
    ことができます。また、'C:Cancel' で中止することができます。
   ZMODEM と M-LINK についても同様にバッチモードになっています。


  ◆ZMODEM〔Z〕-〔D〕   (目次へ)

     ZMODEM は、 エラー訂正機能があり、かつ高速なプロトコルです。操作手順は
    YMODEM などと同様です。なお、CCT98-3 や、WTERM、まいとーくっ!等の通信ソ
    フトには標準装備されていますが、市販品を含む一部の通信ソフトでは、ZMODEM
    を使うに為に、 ZM.EXE というフリーソフトウエアを子プロセスから呼び出して
    ZMODEM  を起動する必要があります。  
    ( ZM.EXE は、ZMA.LZH あるいは ZM00702.LZH というファイル名で各 BBS に登
    録されています。但し MS-DOS 使用機種のみ。)

    FILE (L,X,Y,U,D,S,E,K,H,?,0)>Z

   ※ZMODEM (U:upload  D:download  0:end)>D

    ZMODEMダウンロード: ファイルの番号は? (?:list  C:cancel 0:end)>1

    -------------------------------------------------------
    ファイル名 : KPLOG337.LZH
    コメント   : KTBBS ログカッター V3.23
    ブロック数 : 192  (24)
    所要時間   : 最短  1分 55秒          Remain  :  0:17:25
    -------------------------------------------------------

    これでよろしいですか? (Y/N)>Y

    ZMODEMダウンロード: ファイルの番号は? (?:list  C:cancel  0:end)>0

    ZMODEM によるダウンロードにうつります。
    CTRL-X で中断します。


  ◆M-LINK〔M〕-〔D〕   (目次へ)

     M-LINK は、 MNP などのエラー訂正機能に依存して、データチェックをほとん
    ど行わず、 高速な転送を行うプロトコルです。ですから、MNP や V42 などのエ
    ラーフリーモードで接続されていないと使用できません。

    FILE (L,X,Y,U,D,S,E,K,H,?,0)>M

   ※M-LINK (U:upload  D:download  0:end)>D

    M-LINK ダウンロード: ファイルの番号は? (?:list  C:cancel  0:end)>1

    -------------------------------------------------------
    ファイル名 : KPLOG337.LZH
    コメント   : KTBBS ログカッター V3.23
    ブロック数 : 192  (24)
    所要時間   : 最短  1分 55秒          Remain  :  0:17:25
    -------------------------------------------------------

    これでよろしいですか? (Y/N)>Y

    M-LINKダウンロード: ファイルの番号は? (?:list  C:cancel  0:end)>0

    M-LINK によるダウンロードにうつります。
    CTRL-X で中断します。

     M-LINK と ZMODEM では、YMODEM のところで説明したバッチモードで動作しま
    すので、一度に10個までのファイルを連続してダウンロードすることが可能で
    す。


  ◆UUCODEによるテキストダウンロード【F:File】-〔D:Down〕   (目次へ)

      バージョン 5.20 までは、バイナリファイルを指定してテキストダウンロード
    をしようとすると、エラーメッセージを表示しましたが、バージョン 6.00 より
    UUENCODE方式でバイナリファイルのテキストダウンロードが出来ます。

        FILE (L,C,U,D,S,E,K,H,?,0)>D

        テキストダウンロード: ファイルの番号は? (?:list  0:end)>1


    -------------------------------------------------------
    ファイル名 : KPLOG337.LZH
    コメント   : KTBBS ログカッター V3.23
    ブロック数 : 192  (24)
    所要時間   : 最短  1分 55秒          Remain  :  0:17:25
    -------------------------------------------------------

        これでよろしいですか? (Y/N)>Y

        KPLOG337.lzh は全体で 430行です。何行目から送信しますか? [RET]:top)>

        begin 644 KPLOG337.lzh
        Y)',M;&@U+9H6   13   +9E,&2 !"TM054-,3T<N4$%3!3--    // S ?IWB^ KVXEC
        YQ-5%+31YJ)S))%2*)))YI-IRIIN<B>*/1%'CB>3,08@$7Q&L;:B // U4LEVL$L%%CE6
        YUPLDC@3N PG@NVFM@V&>;FTP5$\<$\'__]]]]W=Q)))**3;4<;D // \>PWX [P[\*-%

        ・・・・・・ 途中略 ・・・・・・

        Y%HFW[$-$2QCD*]PJ9(_9A:>@%_\87_V!W[#]ZBP^"'^%>G[_2^D // X,OMGQ5R&YG)"
        Y/WWGR@8+/R+V27C:30Z<YG'/B[GW?EN%U0>..H_[\OQIK__T$6M // L(].WL["VK;0W
        DP@X75/Q>*Z1:O[^!!?^6%65A76URV$Z]Y5T[KS_.=;P3\P  !
          
        end
        size 24489

      特に RBBS からのダウンロードでは、  制限時間内にダウンロードが終了しな
    いことが予想されます。その場合は、次回のログイン時に指定行からのダウンロ
  ードが可能になっています。ダウンロード開始前にリターンキーのみだと全ての
  行を表示しますが、行を指定してやる(出来れば、50,100等の50行単位の指定が
  後ほどのファイルの結合が簡単です)と、その指定行の1行前から表示を開始し
  ます。
   UUENCODEされたファイルのデコード(復元)には、UUDX.EXE などのプログラム
  を利用します。UUDX.EXE は、UUDX_V26.LZH などの名前で登録されています。


  ◆テキストダウンロード【F:File】-〔D:Down〕   (目次へ)

     目的のファイルがテキストファイルなら、転送プロトコルを使用せず、このコ
  マンドでダウンロードできます。この場合は掲示板の読みだしと同じように、普
  通の文字として送られてきます。ISH ファイルなどをダウンロードするには、こ
  の方法を利用することも出来ます。ただし、目的のファイルが表示を始める前に
  ログファイルの記録を始めておくことが必要です。


    FILE (L,X,Y,U,D,S,E,K,H,?,0)>D

    テキストダウンロード: ファイルの番号は? (?:list  0:end)>6

    -------------------------------------------------------
    ファイル名 : SAMPLE.DOC
    コメント   : アップロードファイルのサンプル
    ブロック数 : 9  (2)
    所要時間   : 最短  0分  2秒          Remain  :  0:57:38
    -------------------------------------------------------

    これでよろしいですか? (Y/N)>Y

    これは、自動アップロードのためのファイルのサンプルです。
                 :


 ●ファイルをアップロードする【F:File】-〔X/Y/Z/M〕-〔U〕,〔U〕   (目次へ)

   自分の作った公開ソフトをホストに登録する、あるいは他の BBS で手にいれた
  公開ソフトを登録するには、アップロードを行います。 以下の説明、〔X〕-〔U〕
 のようにしますが、ダウンロード同様複合コマンドが使用でき、 ※のメニュ ーは
 出ません。

   XU  : XMODEM アップロード     YU  : YMODEM アップロード
   YGU : YMODEM-g アップロード    YBU : YMODEM-batch アップロード
   ZU  : ZMODEM アップロード      MU  : M-LINK アップロード


  ◆XMODEMによるアップロード〔X〕-〔U〕   (目次へ)

    FILE (L,X,Y,U,D,S,E,K,H,?,0)>X

   ※XMODEM (U:upload  D:download  0:end)>U

    XMODEMアップロード: ファイル名は? (RET:end)>MYFIRST.COM

                      ____________________________________
    コメントをどうぞ >私の初めて作ったプログラムです

    ファイル紹介を登録しますか ? (Y/N)>Y

    -- ファイル紹介 --


    メッセージを入力して下さい  各行 255byte以内で 2000行までです。
    終了するには // と改行のみを押してください
    ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5-- // --7----+----
    初めて作ったプログラムです。

    //

    EDIT (S:送信  L:再読  C:追加  0:中止)>S

    書き込み中 ... 終了しました。

    XMODEMによるアップロードにうつります。
    CTRL-X で中断します。

     ここで転送プロトコルソフトウェアを起動します。
     ファイル名は、ホストに登録されるファイル名です。すでに登録されているも
    のと同じ名前のものは登録できません。この場合はメッセージが表示されます。
     コメントは、ファイルの内容や機能が一目で分かるものを付けてください。中
    止したい場合は、転送プロトコル起動前なら[CTRL]+[X] で、 起動後はそのソフ
    トウェアによります。


  ◆YMODEMによるアップロード〔Y〕-〔U〕   (目次へ)

    FILE (L,X,Y,U,D,S,E,K,H,?,0)>Y

   ※YMODEM (U:upload  D:download  B:batch  G:ymodem-g  0:end)>U

   ここで、'B:batch' と 'G:ymodem-g' は、ダウンロードと同じようにモードを
    切り替えるだけです。なお、YMODEM-Batch でも、 複数のファイルを一括アップ
    ロードすることはできません。


    YMODEM アップロード: ファイル名は? (RET:end)>myfirst.com
             __________________________________________________
    コメントをどうぞ >私の初めて作ったプログラムです

    ファイル紹介を登録しますか ? (Y/N)>Y

    -- ファイル紹介 --

    メッセージを入力して下さい  各行 255byte以内で 2000行までです。
    終了するには // と改行のみを押してください
    ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5-- // -7----+---

    初めて作ったプログラムです。

    //

    EDIT (S:送信  L:再読  C:追加  0:中止)>S

    書き込み中 ... 終了しました。

    YMODEM によるアップロードにうつります。
    CTRL-X で中断します。

   ファイル名の入力や中断の方法は XMODEM と共通です。


  ◆ZMODEM によるアップロード〔Z〕-〔U〕   (目次へ)

      おおまかな手順は YMODEM と同様です。


  ◆M-LINKによるアップロード〔M〕-〔U〕   (目次へ)

      おおまかな手順はYMODEMと同様です。


  ◆テキストアップロード   (目次へ)

   テキストファイルは、通信ソフトがテキスト送信機能があれば直接アップロー
    ドできます。 UUCODE 方式のテキストファイルをバイナリファイルに変換しなが
    らのアップロードは対応していません。

    FILE (L,X,Y,U,D,S,E,K,H,?,0)>u

    テキストアップロード: ファイル名は? (RET:end)>llist.doc
             ------------------------------------
    コメントをどうぞ >自動アップロードファイルのサンプル

    ファイル紹介を登録しますか ? (Y/N)>Y

    -- ファイル紹介 --

    メッセージを入力して下さい  各行 255byte以内で 2000行までです。
    終了するには // と改行のみを押してください
    ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5-- // -7----+---

    初めて作ったプログラムです。

    //

    EDIT (S:送信  L:再読  C:追加  0:中止)>S

    書き込み中 ... 終了しました。
    メッセージを入力して下さい  各行 255byte以内で 2000行までです。
    終了するには // と改行のみを押してください
    ----+----1----+----2----+----3----+----4---//----6----+----7----+---
    これは、自動アップロードのためのファイルのサンプルです。
                 :
    //

    EDIT (S:送信  L:再読  C:追加  0:中止)>S

    書き込み中 ... 終了しました。

   細かい操作関係は【E:Enter】の項を参照してください。


■その他の機能   (目次へ)


 ●現在の接続状況【#:Status】   (目次へ)

  このコマンドを実行した時点での接続状況を表示します。

     ID /レベル : YJO0038   Level=2 ・・・  ID とユーザーレベル
    最終ログイン : 94/09/23 21:32:15 ・・・ 前回ログイン日時
    今回ログイン : 94/09/24 23:35:11 ・・・ 今回ログイン日時

    現在時刻   : 94/09/24 23:56:47 ・・・ 現在時刻
    接続時間   :  0:21:36     ・・・ 接続時間
    残り時間   :  0:38:24     ・・・ 残り制限時間

  制限時間は、ラッシュ時には通常より短く設定されている BBS も多くあるよう
  です。その場合、ログイン時に

    ただいま接続時間規制中 (20 分) です。

 と表示されます。制限時間が来ると、以下のように警告が表示されます。

        ============================================================
    制限時間を超えました。至急回線を切ってください。
    ============================================================

 これを過ぎてさらに5分すると

       ============================================================
       制限時間を超えていますので回線を切断します。
       ============================================================

 と表示され、ホストは強制的に回線を切断します。
  また、ファイルのダウンロードで、ファイル名を指定した時点で、予想所要時間
  が制限時間内に納まらないと判断した場合はダウンロードは拒否されます。YMO
  DEM−batchの場合は複数のファイルを選択した合計 時間によってこの判
  断がなされます。アップロードに関しては、所要時間の目安が付けにくいのでこう
  した判断は行っていませんが、ホスト利用のマナーとして必要以上に回線を占有す
  るのは避けるべきであるのは言うまでもないでしょう。


 ●ヘルプメッセージを見る【H:Help】   (目次へ)

   通信中にコマンド等の簡易解説を見ることができます。印字してこのマニュアル
  と併せて利用されるとよいでしょう。


 ●会員リストを見る【U:Users】   (目次へ)

   どんな会員がいるかを知るには、'U' コマンドを使います。このコマンドでどの
  程度の情報を公開するかは BBS によって異なる設定がなされています。ゲストの
  場合は会員数のみ表示されます。


 ●アクセス状況を見る【L:Log】   (目次へ)

   今までにどの位のアクセスがあり、誰が、いつログインしたかを見るコマンドで
  す。ゲストアクセスの場合は ID とハンドルが伏せ字で表示されます。


 ●自己紹介を登録する【O:prOfile】   (目次へ)

   会員の住所、趣味、誕生日を見る、自分のものを修正する、また、自己紹介文を
  書き込みます。


  ◆プロフィールの一覧【O:prOfile】-〔L:一覧〕   (目次へ)

   指定した ID 以降のメンバーのプロフィールを一覧表示します。

    PROFILE (L:一覧  I:個人  S:検索  E:編集  W:書込  0:end)>L

    はじめの ID は? ([RET]:all)>YJO0038

    ID/NAME  : YJO0038   ハーロック      清水 良一
    ADDRESS  : ミナトク ロッポンギ 1-23-6
    HOBBY    : オンガク,バイク
    BIRTHDAY : 1113

    ユーロビートを聞きながらバイクに乗るのが好きな私です。

    ID/NAME  : YJO0039   やっさん        矢島 光輔
    ADDRESS  : トシマク モミジガオカ 1-2-31-102
    HOBBY    : シャシン
    BIRTHDAY : 0421


     住所は、ホストの設定によって表示されない場合もあります。


  ◆個人のプロフィール【O:prOfile】-〔I:個人〕   (目次へ)

   ID が分かっている場合は、特定の個人のプロフィールを見ることができます。

    PROFILE (L:一覧  I:個人  S:検索  E:編集  W:書込  0:end)>I

    ユーザーの ID は? (?:ユーザーリスト)>YJO0024

    ID/NAME  : YJO0039   てっちゃん       沼田 哲夫
    ADDRESS  : エドガワク ヒガシハナエ 4-5-6
    HOBBY    : プログラミング,モケイセイサク
    BIRTHDAY : 0819

    最近、とうとうアセンブラにも手を出してしまったアマチュアプログラマー
    です。Cは得意!


  ◆プロフィールを検索する【O:prOfile】-〔S:検索〕   (目次へ)

   住所、趣味、誕生日の3項目からひとつを選んで検索することができます。

    PROFILE (L:一覧  I:個人  S:検索  E:編集  W:書込  0:end)>S

    検索項目は? (1:住所  2:趣味  3:誕生日  0:end)>2

    検索キーは? >


   これによって、あなたと同じ趣味のメンバーを探したり、近所に住んでいるメ
    ンバーを探すことができます。


  ◆自分のプロフィールを書き込む/修正する【O:prOfile】-〔E:編集〕   (目次へ)

   自分のプロフィールを書き込んだり、変更があった場合に修正を行うコマンド
    です。

    PROFILE (L:一覧  I:個人  S:検索  E:編集  W:書込  0:end)>E

       ID/NAME  : YJO0039   てっちゃん       沼田 哲夫
    1- ADDRESS  : エドガワク ヒガシハナエ 4-5-6
    2- HOBBY    : プログラミング,モケイセイサク
    3- BIRTHDAY : 0819

   まず書き込み/修正する項目を選び、書き込みます。修正の場合は新しい内容
    を書けば更新されます。住所等が変更になった場合は速やかにシスオペさんに連
    絡すると共に、ここで修正しておきます。


  ◆自己紹介を登録する【O:prOfile】-〔W:書込〕   (目次へ)

   自分の自己紹介の文章を書き込みます。

    PROFILE (L:一覧  I:個人  S:検索  E:編集  W:書込  0:end)>W

    メッセージを入力して下さい  各行 255byte以内で 2000行までです。
    終了するには // と改行のみを押してください
    ----+----1----+----2----+----3----+----4---//----6----+----7----+---
                  //紹介文//
    //

    EDIT (S:送信  L:再読  C:追加  0:中止)>s

    書き込み中 ... 終了しました。

   以上のように、書き込む手順は掲示板やメールと共通です。


  ◆プロフィールの終了【O:prOfile】-〔0:end〕   (目次へ)

     以上のコマンドは終了すると PROFILE メニューに戻ります。 PROFILE メニュ
    ーで '0' を入力すると MIAN メニューに戻ります。


 ●ホストシステムの情報【Y:sYsinfo】   (目次へ)

  あなたが利用している KTBBS  のホストがどのような機器構成で運用されている
かの情報を表示します。また、KTBBS の開発経歴の一部も紹介されるかもしれません。


 ●アクセスを終了する【G:Goodby】   (目次へ)

   アクセスを終了するには、MAIN メニューで 'G' コマンドを送ります。ホストは
  あなたのログイン/ログアウトした時刻などの情報を保存して回線を切ります。K
  T BBS では、'G' コマンドを送ると確認を求めずに即座に回線を切ります。


 ●自分の情報を登録する【I:install】   (目次へ)

    インストールコマンドでは以下のようなメニューが表示されます。

                                                             / install menu
---------------------------------- INSTALL --------------------------------
D:改行コード    | P:パスワード     | H:ハンドル       | M:メモ          
N:巡回リスト    | E:ESC 使用       | Y:YMODEM-g       | B:着信ベル      
L:ログ中断       | S:アクセスログ表示     |                   | 0:end           


  ◆行末送信コード〔D:改行コード〕   (目次へ)

     1行のメッセージを送信した最後は、キャリッジリターンコードを送りますが、
    接続する機種によっては、これだけでは改行せず、同じ行に重なって表示されて
    しまうことがあります。その場合は、さらにラインフィードコードを送る設定に
    します。

  [1]:CR+LF  2:CR  0:end)>

     ここで、[ ]で囲まれているのが現在の設定です。以下、番号選択の項目では、
    いずれもこの表示がなされます。


  ◆パスワードの変更〔P:パスワード〕   (目次へ)

   大事を期するなら、パスワードは時々変更するといっそう安心です。

    現在のパスワードは? >@@@@@@@
    新しいパスワードは? >@@@@@@@
    もう一度お願いします >@@@@@@@

   まず、現在使用しているパスワードを入力します。そして、新しいパスワード
    を入力します。すると新しいパスワードをもう一度聞いてきますので、入力しま
    す。ここで、新しいパスワードを間違って入力した場合はパスワードの変更はで
    きません。当然のことですが、パスワードは忘れないように・・・
   バージョン 6.00 からはパスワードの自動作成を選択できます。

        現在のパスワードは? >@@@@@@@@

        パスワードを自動作成しますか? (Y/N)>Y

        新しいパスワードは GRHUS866 です。確認のための入力を行って下さい。

        新しいパスワードは? >@@@@@@@@


  ◆ハンドルネームの設定〔H:ハンドル〕   (目次へ)

   ハンドルネームは、オンライン上でのあなたの愛称です。これは、メッセージ
    のタイトルやログ記録に書かれます。ある意味では、パソコン通信の世界でのも
    う一人の自分を表現するものと言えます。素敵なハンドルを考えてください。


  ◆メモ〔M:メモ〕   (目次へ)

   一言メモです。これは、【W:who】コマンドでログイン状況を見た時に表示さ
    れます。
    メモをどうぞ >チャットしましょう

   こんなメモを登録しておいてログインすると、他のチャンネルからログインし
    た人が 'W' コマンドを使うと

    CH00 ログインされていません
    CH01 YJO0038   ハーロック  [ 2400 MNP ]  News   チャットしましょう
    CH02 YJO0024   てっちゃん    [ 2400 MNP ]  Who
    CH03 ログインされていません

  このように表示されます。


  ◆巡回リスト〔N:巡回リスト(news)〕   (目次へ)

     多くのボードを設置した BBS では、ユーザーによっては、「このボードはど
    う考えても読む必要がない」という場合も考えられます。このような場合はこの
    巡回リスト指定で読むボードを決めておくことができます。これで、【N:news】
    を行った時に指定以外のボードをスキップします。
     設定は、表示される現在の設定状況を確認しながら4 種のコマンドを使って行
    います。

        INSTALL (B,D,E,H,J,L,M,N,P,S,Y,?,0)>N
        0        1    
        12345678901234
        oooooooooooooo

    ・Reset:すべてのボードを巡回リストから外します。

        ENTRY (A:add  D:del  S:set  R:reset  0:end)>R

        0        1    
        12345678901234
        ..............

    ・Add:番号で指定したボードを巡回リストに加えます。

        ENTRY (A:add  D:del  S:set  R:reset  0:end)>A13

        0        1    
        12345678901234
        ............o.

    ・Del:番号で指定したボードを巡回リストから外します。

        ENTRY (A:add  D:del  S:set  R:reset  0:end)>D13

        0        1    
        12345678901234
        ..............
        
    ・Set:すべてのボードを巡回リストに食えます。

        ENTRY (A:add  D:del  S:set  R:reset  0:end)>S

        0        1    
        12345678901234
        oooooooooooooo
        
   なお、ここで読むボードから外されていても、【R:Read】コマンドでボード指
    定すれば読むことができます。


  ◆エスケープシーケンス使用〔E:ESC 使用〕   (目次へ)

   メッセージ中に、エスケープシーケンスを使用すると、カーソルを移動させた
    り、色を変えたりといったことができます。しかし、これは機種に依存する部分
    があり、対応していない機種だと、表示が乱れてしまうことがあります。その場
    合はしないを選んでください。


  ◆YMODEM-g の動作モード   (目次へ)

     ファイル転送時に、 YMODEM-g の動作をバッチモード/1ファイルモードの設
    定を行います。 ULTm をお使いの方は1ファイルモードに設定しますが、他の通
    信ソフトではそのままで結構です。


  ◆着信ベル   (目次へ)

     電報や自分宛のメールが届いた時に、ベルを鳴らすことができます。初期状態
    では OFF になっていますので、鳴るようにしたい場合は設定し直してください。


  ◆ログ中断   (目次へ)

     ログ記録を見る時に、普通はホストに残っているすべての記録を出力しますが、
    一般には前回自分がログインしたところまで見れば充分です。この設定を行いま
    す。


  ◆アクセスログ表示   (目次へ)
    
     アクセスログは会員が閲覧する事ができます。しかし、誰にでも見られてしま
    うのは生活時間を見られていうるようで気分が悪い場合があります。ここで「非
    表示」設定しておくと、一般会員には見られなくなります。
    


  ◆インストールの終了   (目次へ)

   以上の各コマンドは終了後 INSTALL メニューに戻ります。ここで、〔0:end〕
    を選ぶと MAIN メニューに戻ります。なお、ここまでで設定した内容はログアウ
    トする時にホストに記録され、 次回ログイン時から有効になります。 正式にロ
    グアウトせず、回線の強制切断を行ったりすると正常に記録されません。


 ●ログイン状況を見る【W:Who】   (目次へ)

   自分がログインした時に、他のチャンネルの利用状況を調べます。

    CH00 ログインされていません
    CH01 YJO0038   ハーロック  [ 9600 LAPV]  Who
    CH02 YJO0024   てっちゃん    [ 2400 MNP5]  File
    CH03 YJO0013   黒猫     [ 2400 LAPM]  News

   ここでは、自分がチャンネル1にログインしており、チャンネル2に他のユーザ
  ーがいてファイル転送を行っており、チャンネル3では News を見ていることを示
  しています。今何をしているかは以下のように表示します。

  コード   内容                   該当メニュー
  EnterID  :  ID を入力中
  EnterPas : パスワードを入力中
    Login    :  ID とパスワードを入力してログインした
  MAIN     : MAIN メニュー
  Apply    : 入会登録                  【A:Apply】
  Chat     : チャット中                                【C:Chat】
  Enter    : メールあるいはメッセージを書き込み中      【E:Enter】
  File     : ファイルの操作を行っている                【F:File】
        Bメールを送受信しているときもこの表示。
  Help     : ヘルプメッセージを読んでいる              【H:Help】
  Install  : 個人情報を登録中               【I:Install】
  Log      : ログ記録を見ている             【L:Log】
  Kill     : メッセージまたはファイルの削除を行っている【K:Kill】
  News     : 新着メッセージを読んでいる        【N:News】
  prOfile  : プロフィールを登録あるいは読んでいる      【O:prOfile】
  Read     : メッセージを 'R' コマンドで読んでいる     【R:Read】
  Users    : 会員リストを見ている            【U:Users】  
  Who      : ログイン状況を見ている                    【W:Who】
  sYsinfo  : システム情報を見ている                    【Y:sYsinfo】
  Logout   : 'G' コマンドを送ってログアウトした    【G:Goddby】
  CallSYSOP: チャットからシスオペ呼び出しを行っている 【C:Chat】
                                                            -〔S:CallSYSOP〕
  SYSOP    : シスオペ専用コマンド実行中


 ●チャット【C:Chat】   (目次へ)

   複数のチャンネルで運営する BBS では、別のチャンネルからログインしている
  メンバーとオンラインでメッセージを交換することができます。「チャット」とい
  うのは、「おしゃべり」といった意味です。普通の会話ではなく、キーボードを経
  由してのおしゃべりは、パソコン通信の魅力のひとつに挙げる人もいます。ただし
  アクセスが込み合う時間帯にチャットで長時間回線を塞ぐのは他のメンバーの迷惑
  となりますので控えるようにしましょう。チャットに入ると、最初に他のチャンネ
  ルの利用状況とチャットモードで使えるコマンドが表示され、チャットモードに入
  ります。これらのコマンドは、必ず行の先頭で、半角文字で入力してください。

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>C
                                                                   chat menu
     ------------------------------ CHAT -----------------------------------
     Who     : ログイン状況 | Echo : ECHO ON/OFF | Telegram   : 電報を送る
   prOfile : プロフィール | Log  : LOG  ON/OFF | Sysop call : SYSOP呼び出し

        現在時刻   : 94/09/15 23:28:57

    CH00 ログインされていません
    CH01 YJO0024   てっちゃん  [ 2400 MNP5]  News
    CH02 YJO0038   ハーロック    [ 9600 LAPV]  Chat    チャットしましょう

        02:ハーロック    > == Chat in ==


  ◆アクセス状況を見る【C:Chat】-〔W:ログイン状況〕   (目次へ)

   チャット中に、誰が現在ログインしているかは、'W' コマンドで知ることがで
    きます。内容は、チャットに入ったときに表示されるものと同じです。


  ◆他のチャンネルの相手を呼び出す【C:Chat】-〔T:電報を送る〕   (目次へ)

   さて、一人ではチャットできません。たまたまチャンネル1に他のメンバーが
    いますので、呼び出してみましょう。

    02:ハーロック    > == Chat in ==
    T

    電報を送るチャンネルは? ([ret]:取消)>1
    メッセージは? >こんばわぁ!

  こうして電報を送ると、相手には

    ============================================================
    電報です。発信人は CH02 ハーロック さんです。
    こんばんわぁ!
    ============================================================

  というメッセージが届けられます。ここで、相手が 'W' コマンドを使えばあな
    たがチャットモードに入っていることが分かります。電報についての詳細は、 
    【電報】の項で詳しく説明します。


  ◆エコーの ON /OFF【C:Chat】-〔E:ECHO ON/OFF〕   (目次へ)

   エコーとは、自分の打ち込んだメッセージを返して表示することです。チャッ
    トモードに入った時は、 ON になっています。この状態だと、入力したメッセー
    ジが再表示されます。


    てっちゃん、こんばんわ。
    02:ハーロック  >てっちゃん、こんばんわ。
    01:てっちゃん  >やぁ、こんばんわ。

  これが見にくいときには 'E' コマンドでエコーをOFFにします。


  ◆ログの ON /OFF【C:Chat】-〔L:LOG ON/OFF〕   (目次へ)

     チャット中に、新たにチャットに参加してきた人には、それまでの会話のいき
    さつが判るように、そこまでの会話の内容を10行分さかのぼって表示する、チ
    ャットログ機能があります。極めてプライベートな会話で、見られたくないとき
    は、この機能を停止することができます。チャット中のメンバーで話し合って、
    誰か1名が 'L' コマンドを使うことによって、ON/OFF 交互に切り替わります。

        01:てっちゃん   >じゃ、その件は明日詳しく…
        02:ハーロック   >判りました。ちょっとログ切りますね。
        L
        CHAT LOG は ON です
        変更しますか? Y/N y
        LOG OFF

     ログが OFF の時は、プロンプトの形状が '>' から ')' に変わります。


  ◆相手のプロフィールを見る【C:Chat】-〔O:prOfile〕   (目次へ)

     チャット中に、任意のメンバーのプロフィールを見ることができます。特にチ
    ャット中の相手の趣味などを調べるのに便利でしょう。 表示等は【O:prOfile】
    コマンドを参照してください。


  ◆シスオペを呼び出す【C:Chat】-〔S:SYSOP呼び出し〕   (目次へ)

   シスオペさんがホストマシンの近くにいる時は、呼び出すことができます。

    S
    SYSOPを呼び出し中…

     しばらくして、 シスオペさんがチャットに入ってくれれば呼び出し成功です。
     一般に、専門でシスオペを担当しているケースは少なく、 仕事のかたわらでホ
     ストを動かしている、といったケースが多いですから、 むやみにシスオペ呼び
     出しをするのは控えた方がいいでしょう。


  ◆チャットモードから抜ける【C:Chat】-〔//〕   (目次へ)

   チャットモードから抜けるには、行の先頭で '//' あるいは '//' を入力し
    ます。相手には、次のように表示されます。

    01:ハーロック  >ではこの辺で。おやすみなさい。
     (この後、チャンネル1では//を実行しています)
    01:ハーロック  > == Chat out ==

  このメッセージは、エコー ON なら自分にも表示されます。


 ●電報を送る【T】   (目次へ)

   他のチャンネルにログインしているメンバーに直接メッセージを送るのに、電報
  を使うことができます。電報はメニューのどこでも有効です。各メニューのプロン
  プトから 'T' を入力することによって電報を発信することができます。 チャット
  モードを除く電報発信では、 'T1' のようにチャンネル番号までまとめて入力する
  ことができます。指定したチャンネルに誰もログインしていない時は、

    そのチャンネルはログインされていません

   と表示されます。また、あいにくタイミング悪く相手がログアウトしてしまった
  場合は

    YJO0024さんがログアウトしました

  と報告されます。
   電報は、相手が何らかの操作を行った時に配達されます。相手がファイル転送を
  行っていたりすると、それが終了するまでは配達されません。相手が電報を受け取
  ると以下のように報告されます。
    YJO0024さんが電報を読みました

   この報告も、発信側が何らかの操作をしないと表示されませんので、リターンキ
  ーを空送りする、などの操作が必要です。
   電報は、連続して5本まで送ることができます。電報のバッファがいっぱいにな
  ると、「電報バッファがいっぱいです」と表示され、それ以上電報は受け付けられ
  ません。相手が読めばその分バッファが空きますので、さらに続けて送ることがで
  きます。


 ●メニューを消す【eXpert】   (目次へ)

   KTBBS の操作に習熟してきた場合や、通信ソフトで自動アクセスする時は、随所
  で表示されるメニューが邪魔になる場合が出てきます。そのような場合は、メンメ
  ニューから 'X' コマンドを送ることによってメニューの ON/OFF  を設定すること
  ができます。ON/OFF は 'X' を送るたびに交互に切り替わります。
   メニューを OFF にしていて、 何かの事情でメニューを見たい時は、メニュー内
  に '?'コマンドがあれば表示させることができます。


■コマンドの連続指定(複合コマンド)の使い方   (目次へ)

 ファイルのアップ/ダウンロードの項で触れましたが、KTBBS では各メニューをつ
なげた文字列で指定することができます。つまり、必要な選択文字を連ねておくと、
先頭から順次判別して動作を進めていきます。
  例えば、13番のボードの 264番のメッセージを読む場合

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>R13;I246

 これは、MAIN メニューから 'R' コマンドを送り、13番のボードを選択し、READ
メニューで 'I' を選び、メッセージ番号に 246 を指定したのと同じです。書き込み
でもこれが使えます。

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>EW13;ありがとう;y

 これは、13番のボードに「ありがとう」という題名のメッセージを書き込みます。
これをうまく利用すると、以下のようなファイルを作っておいてテキスト送信で一気
に書き込みを行うことができます。

    EW13;ありがとう
     Y
    先日はさっそくお返事いただき、ありがとうございました。

               '94/ 8/19 (Tue) 10:53 ハーロック
    //
     S

 これで書き込みに必要な一連のキー操作を省略することができます。複合コマンド
では、';' はリターンキーを押したのと同じ動作をします。(ということは題名の中
では ';' は使えません)
 複合コマンドは、他の場所でもその一部を使うことができます。例えば、あるボー
にいる時に

    READ (R,I,S,L,#,?,0)>012

とすると、即座に 12番のボードに移動できます。 つまり、ボード選択に戻らずにボ
ードを渡り歩くことができます。このように、複合コマンドをうまく使うと、大変便
利かつ能率的に作業を進めることができます。 ただし、MAIN メニューを経由するよ
な複合コマンドは使えません。1文字で済むコマンドはそのまま書き、数字など複 
数文字が必要な場合は ';' で区切ります。


■セキュリティチェック   (目次へ)

 BBS での個人情報は、 本人あるいは BBS の管理者しか触れることのできないもの
です。しかし、よく言われるハッカーといった種類の人々は、思いもよらぬ方法で他
人の ID とパスワードを盗みだしていたずらする、といったようなこともないとは限
りません。KTBBS では、これを監視するために ID 入力後不正なパスワードが入力さ
れた場合はこれをチェックし、 ID を盗用されたメンバーに報告する機構が組み込ま
れています。万一以下のような表示が出た場合は至急SYSOPに報告することをお
薦めします。

User ID  = YJO0038
Password = @@@@@@@@
Illegal ID : 3

 これは、YJO0038 の ID でログインした人が、3回誤ったパスワードを入力したこ
とを示しています。


■パケット通信によるアクセス方法   (目次へ)

 KTBBS では、一般公衆回線の他にアマチュア無線を使用したパケット通信からのア
クセスも可能になっています。もちろんあなたがアマチュア無線の免許を持っている
ことが大前提です。また、パケット通信には F2 という電波形式を使用します。通常
音声は F3 という電波形式です。許可を受けていない場合は、変更申請をしてからパ
ケット通信を始めましょう。


 ●パケット通信を始めるには   (目次へ)

  パケット通信では、モデムの代りに TNC という無線機とパソコンをインターフ
 ェイスする機器を使用してデータのやりとりをします。AX25 というプロトコルを
 内蔵した TNC (タスコや東京ハイパワー等のメーカー)であればOKです。
  パケット通信とはデータをある一定のサイズにまとめて、無線で送れるように加
 工しています。通信速度は 1200 か 9600 がほとんどですが前述のようにデータを
  まとめてやりとりするために、電話回線の場合とは一概に比較できません。
  ここでは無線機やアンテナの取扱をある程度知っている方を対象に説明していき
 ます。無線機やアンテナの取扱で不明な部分は、ローカル(近所)のOMさん(先
 輩格の方)に聞いてみるのがよいでしょう。
  無線機は通常、FM電波を出せる無線機ならどれでも使用できますが、R BBS 
 (無線の BBS をこう呼びます。)は一般的に 144MHz、430MHz、1200MHz に多い
 のでローカル局に聞いてみるか、 データ通信を行なえるエリア帯をワッチして、 
 「ガーピー」あるいは、「サー、サー」というノイズ音が一定して聴こえるかを確
 認していればパケット通信が行なわれているかどうかが解ります。
  前者は1200ボーでのパケット通信、後者は9600ボーの時の音です。
   TNC と無線機の接続は TNC のマニュアルを見て確実に行なってください。
 無線機の種類(モービル機とハンディ機)によって接続方法が異なります。固定機
 やモービル機ではマイクコネクタの部分からデータの入出力を行なうのが一般的で
 すが、無線機のメーカーによってピンの配置が異なります。こちらも無線機のマニ
 ュアルと TNC のマニュアルを熟読の上接続ケーブルを確実に作成してください。
 (最近は無線機メーカー別の接続ケーブルが TNC メーカーから出ています)
 ハンディ機では、タスコのようにマイク端子とスピーカ端子にケーブルを接続すれ
 ば直ぐに使用できるものもあります。
  ボーレートはパケット通信の世界では1200ボーがまだまだ主流です。9600ボーは
 無線機や TNC を改造する必要があるので普及が遅れているようです。しかし、最
 近では TNC メーカーから改造の必要の無い TNC が売り出されてきていますので
 、無線機の改造さえ出来れば簡単に9600ボーの高速パケット通信が楽しめるように
 なりそうです。


 ● TNC の設定   (目次へ)

  パケット通信でも通信ソフトが必要になります。ここでは代表的なフリーソフト
  ウエアの PC-9801  用パケット通信ソフト「DXTERM」を使用しながら説明していき
  ます。DXTERMの細かい操作方法の説明は省きます。ヘルプかリファレンスマ
  ニュアルをご覧になってログドライブの設定や、コールサインの登録等を行なって
  ください。
   TNC は、 モデムの AT コマンドの様にあらかじめ設定をする必要があります。
  ほとんどの方がまずこの設定でつまずいてしまっています。TNC のマニュアル通り
  に設定しようと思ってもごく一般的な説明しか載っていないためです。  無線機と
  TNC と空中線(アンテナ)の組み合せによって TNC  の設定は微妙に変える必要が
  あります。
   TNC の設定の中には、**DELAY という TNC のウエイト設定をするコマンドがあ
  ります。リレー式の無線機はパケット通信にはあまり適しませんが、使うとすれば
  この DELAY を大きく取る必要があります。一般的に操作の反応が速い (キレが良
  い無線機などと言います) 無線機は DELAY の数字を小さく、逆に遅い無線機はそ
  の分、ウエイトを大きく取ってデータの送出を待ってやらねばなりません。
  以下は、 2段 GP・C520・TNC -22 という組み合せで設定をしたときの例です。
  ロケーション(地理的な状況)によっても DELAY 等の設定は変わってきますので、
  あくまでも参考です。**の部分はご自分の名前やコールサインに変えて
 ください。


8BITCONV ON
AX25L2V2 ON
ASYRXOVR 0
AUTOLF   ON
AWLEN    8
AXDELAY  10
AXHANG   0
BEACON   EVERY 0
BBFAILED 0
BBSMSGS  ON
BKONDEL  ON
BTEXT    
BUDLIST  OFF
CBELL    OFF
CONPERM  OFF
CHECK    30
CMDTIME  1
CMSG     ON
CMSGDISC OFF
CPACTIME OFF
CR       ON
CTEXT    コネクトありがとうございます、J*****(QRA:**)です。
CANLINE  $18
COMMAND  $03
CANPAC   $19
CONOK    ON
CONMODE  CONVERSE
CONSTAMP OFF
DAYSTAMP ON
DAYUSA   OFF
DELETE   OFF
DWAIT    16
DIGIPEAT ON
DIGISENT 0
DTEXT    J*****(QRA:**)です、不在にしております、MBをご利用ください。
ECHO     ON
ESCAPE   OFF
FLOW     ON
FRACK    3
FULLDUP  OFF
HEADERLN OFF
HEALLED  OFF
HID      OFF
HOVRERR  0
HUNDRERR 0
KNJ      ON
LCOK     ON
LFADD    OFF
LFIGNORE OFF
LCALLS   
LCSTREAM ON
MONITOR  ON
MBOD     ON
MAIL     ON
MALL     ON
MCON     OFF
MFILTER  $00
MRPT     ON
MSTAMP   OFF
MRCALL   
MTCALL   
MTEXT    コネクトありがとうございます、J*****(QRA:**)です。
MTR      OFF
MMUI     OFF
MYCALL   J*****-1
MYALIAS  J*****-2
MYMCALL  J*****-3
MAXFRAME 4
MCOM     ON
MNET     OFF
NEWMODE  ON
NOMODE   OFF
NUCR     OFF
NULF     OFF
NULLS    0
PACLEN   128
PARITY   0
PASS     $16
PASSALL  OFF
PACTIME  AFTER 10
PERSIST  63
PPERSIST OFF
RCVDFRMR 0
RCVDIFRA 0
RCVDREJ  0
RCVDSABM 0
RETRY    5
REDISPLA $12
RELINK   OFF
RESPTIME 5
ROOT     OFF
RXBLOCK  OFF
RXCOUNT  0
RXERRORS 0
SCREENLN 0
SENDPAC  $0D
SENTFRMR 0
SENTIFRA 0
SENTREJ  0
SLOTTIME 10
SOFTDCD  OFF
START    $11
STOP     $13
STREAMSW $01
STREAMCA OFF
STREAMDB OFF
TIME     $14
TRFLOW   OFF
TRIES    0
TRACE    OFF
TXCOUNT  0
TXDELAY  40
TXFLOW   OFF
TXQOVFLW 0
TXTMO    0
UNPROTO  ID
USERS    1
XFLOW    ON
XMITOK   ON
XOFF     $13
XON      $11


  このファイルを SET.TNC 等の名前で DXTERM  のあるディレクトリに保存してお
  きます。
  無線機と TNC とパソコンの結線が終ったら DXTERM を起動します。f・10 キーを
してリターンキーを押し、画面に次のような文字が表れれば取り敢えずボーレートの
設定は成功です。

cmd:

  もし何の反応も無いようでしたら、STOP キーを2・3度押してから f・4 キーを
  押して「RS232パラメータ設定」を選び、 「自動ボーレート検索設定」を実行します。
  うまく TNC とパソコンのボーレートが合えば、「設定中です」のウインドウが消
 えます。ウインドウをESCキーで消して、もう一度F10キーを押します。cmd:
 が表示されればOKです。これは、MS-DOS のプロンプトのようなもので、この状
 態で各コマンドを入力します。
  次に、コマンド待ち状態で「DISP」を実行します。すると上記のコマンドに似た
 文字列が表示されます。これが、現在の TNC の中の設定ですので、SET.TNC を自
 分用に書き換えたら、DXTERM から f・3 キーを選び 「コマンドファイルのロード」を実行し
  ます。 同じディレクトリに SET.TNC があれば自動的にウインドウが開きますので
  SET.TNC を選ぶと、TNC の内容が書き換えられ SET.TNC の内容が TNC に記憶され
  ます。
  コマンド待ち状態から、

cmd:MY

 として自分のコールサインが表示されれば、コマンドのロードも済みました。これ
 でいよいよアクセスが出来ます。


 ●RBBS(KTBBS 使用)にアクセスしてみる   (目次へ)

   あらかじめ、KTBBS を使用して RBBS を開局している周波数に無線機の周波数を
  合わせます。無線機のスケルチはあまり絞らずに音声で話す程度、ボリュームは、
  耳で聞くよりはちょっと低めが良いでしょう。
  アクセスの方法をログ風にしてみると....

    cmd:C JR7ZJO-1

    *** CONNECTED to JR7ZJO-1
    [ EAGLE BBS ] << TEL BBS in 0246-34-7877 Please TRY ACCESS !! >>

    ようこそEAGLE−NETへ!


    User ID を 7 文字でどうぞ。ゲストの方は GUEST をどうぞ。

    User ID  = YJO0040


    □□□□□□□□□□□□□□□□□

    こちらは、EAGLE−NETです。

    □□□□□□□□□□□□□□□□□


     ID /レベル : YJO0040   Level=1

    最終ログイン : 94/09/14 15:02:45


    ハーロック さん、こんにちは!

    *CH04*

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>W


    CH00 ログインされていません

    CH01 YJO0024   てっちゃん    [ 2400 MNP5]  File

    CH02 YJO0013   黒猫     [ 2400 LAPM]  News

    CH03 YJO0050   よっちゃん  [ 2400 LAPM]  News

    CH04 YJO0040   ハーロック  [ JE7OQR   ]  Who


    *CH04*

    MAIN (A,C,E,F,H,I,K,L,M,N,O,R,U,W,X,Y,#,?,G)>

  電話回線からのアクセスと異なるのはパスワードの入力が無いことです。パスワ
 ードは自分の TNC に設定されたコールサインがパスワードになります。
  会員登録されていない場合のアクセスでも同様にパスワードの入力は必要ありま
 せんが、この場合は電話回線からのゲストと同様の扱いになります。
  ここで、ログが1行おきに表示されていることに気づかれると思います。KTB
 BSではインストール画面で改行コードの初期値が 「CR+LF」になっていますが、
 パケット通信からのアクセスでは「CR」のみにしないとこのような表示になります。
 ゲストアクセスでも改行表示の設定は可能ですので、 メインメニューで「ID2」と
 すればきちんと表示される様になります。
  あとは、電話回線の場合のアクセスと同様です。ゲストでアクセスして気に入っ
 たら SYSOP にメールを出すなりして会員登録してみましょう。


 ●無線からアクセスする場合の制限事項   (目次へ)

  パケット通信ではバイナリファイルは扱えませんので、ファイルシステムのバイ
 ナリファイルにはアクセス出来ません。 通常、公開ソフト等はISHファイルでやり
  取りしていましたが、バージョン 6.00 からは、バイナリファイルを UUENCODE と
  いう方式でリアルタイムにテキストファイルに変換しながらダウンロードが可能に
  なりました。しかし、ファイルサイズが大きく、制限時間内にダウンロードが終了
  しない場合もあるために、指定行からの再ダウンロードを有効に使うことが秘訣で
  す。
  また、電話回線と無線とで同時にチャットをすることは、法律に触れる可能性が
 あるため、KTBBS では原則として有線(電話)と無線のチャットは禁止しています。
  ただし、電報については、ネットによってシスオペさんの判断で禁止していない場
  合があります。その場合は他チャンネルに合図を送ることは可能です。
  パケット通信では電話回線と違って、セキュリティがそれほどしっかりしていま
 せん。その為、電話回線からのアクセス会員と違って会員レベルが低い場合が多い
 ようです。これは運営者の判断に拠りますが、会員レベルの違いによって BBS 内
 で一部のサービスが受けられないことがあります。ある程度の諦めは必要でしょう。


■ソフト紹介   (目次へ)

 KPUCでは、KTBBS ホストプログラムの他に、いくつかの周辺ソフトを公開して
います。その中で、KTBBS へのアクセスに便利なものを紹介しましょう。


 ●KPUCLOG   (目次へ)

    KTBBS へアクセスした通信記録を整理してファイルにまとまるツールです。 不
   要なものを削除し、 メッセージだけを切り出してボード毎のファイルにまとめま
   す。また、メールの送受新記録も一つのファイルにまとめてくれます。


 ●XTERM   (目次へ)

   従来、 XNET+XTURBO という形式で公開していましたが、現在は統合し、名称も
  「 KTBBS 純正ターミナルソフト XTERM」として公開されています。 
   XTERM は、KTBBS 専用の自動通信手順を内蔵した通信ソフトです。新着メッセー
  ジの読みだしから自分のメッセージの書き込みまでをすべて自動で行うことができ
  ます。仕事中や、他の用事をしながらでもすべて XTERM が処理してく
  れます。 ファイル転送では、公開ソフトの WTP(H.Inoue さん、TOMTOM さん)
  を使用することで、XMODEM,YMODEM,M-LINKを、ZM.EXE を使用することで、ZMODEM
  を利用することができます。アクセスには、「常時アクセス先登録」や、アップロ
  ードファイルの作成されている BBS を選びだして自動で書き込む「オートレスポ
  ンスモード」を使うことで、ワンタッチで日常の処理ができます。また、頻繁に使
  用するツールやエディターを組み込んで起動でき、お好みの環境を作ることができ
  ます。


■圧縮ファイルについて   (目次へ)

 ファイルボードにアップロードされているファイルは主に通信時間短縮のために圧
縮処理がされています。圧縮処理とそれを元に戻す処理(解凍と呼ぶ)をするプログ
ラムをアーカイバと呼びます。現在最も一般的で広く使われているのは、LHA です。
 圧縮ファイルは、拡張子で判別することができます。 *.EXE や *.COM となってい
るものはおそらく自己解凍形式でしょう。 これらは実行形式ですので、MS-DOS のコ
マンドラインからファイル名を入力して [RET]  を押すと自分自身で元のファイルに
復元します。
 通常、*.LZH という拡張子の付いたファイルの解凍方法は、

    LHA X(E) filename

とします。
 アーカイバには、この他に PKXARC (*.ARC) や LARC (*.LZS) があります。それか
ら、アーカイバとは違いますが、ISH もよく使われます。これは、プログラムファイ
ルをコントロールコードを含まないテキスト形式に変換するものです。これを使うと、
転送プロトコルを使わなくてもテキスト形式で読み書きできるので、メッセージ中に
小さなプログラムを入れたり、メールでプログラムを送るのに使われます。この形式
のものを元に戻すには、

    ISH filename

 とします。ほとんどの場合、アーカイバで圧縮したものをISH化することが多い
ので、復元したファイルが *.LZH などの場合はさらにアーカイバで解凍します。
 同様にUUENCODEされたファイルの復元は、

        UUDX filename

 とします。


1994.04.10(Ver.6.20)
                    KPUC(久喜PCユーザーズクラブ)
                     KPU226 【HAL】
                     KPU316 K.たかまつ(校正・訂正)
                                          KPU233  J.FB(ちょっとだけ加筆)

============================= END OF KTBSUSER.MAN ===========================
《テキストの最後》   (目次へ)
y_okada@st.rim.or.jp