Subject: [fem-women2000 366] Fw: [WWN-Plaza:508] New York News 最終版
From: "Reiko Shoji" <hx7r-syuj@asahi-net.or.jp>
Date: Sun, 11 Jun 2000 23:32:10 +0900
Seq: 366
WWNの正路怜子です。いろいろな情報ありがとうございます。本日ニューヨー クから帰りました。さて、6月5日の夜のWWINのny大学でのワークショップは1 00人を超える参加者で、しかも外国人が半分を占め、パーティでさらに交流を 深めることが出来、大成功でした。 この件については、朝日新聞の《窓》にものりましたし、WWNとしての報告書 も出しますが、今回現地から写真を送ることが出来たのが快挙でした。wwnの ホームページにも一部掲載しておりますが、越堂さんが夜中の2時、3時まで頑 張って、ホテルからWWNのメーリングリストあてに送ったニュースを、みなさん にみていただきたく、転送します。 初めの人はアメリカの労働事件を次々勝利に導く辣腕弁護士であるブラディッ クさん、2人目はCEDAWの委員で、一昨年日本にもこられたショップ・シリ ングさんです。いずれも住友裁判への公正な判決を目指す署名に協力してくれて います。3つ目は日本政府のブリーフィング風景、四つ目は日本国憲法14条を 起草したシロタ・ベアて・ゴードンさんで、彼女の自宅でお昼をご馳走になりな がら、住友裁判への励ましの言葉をいただきました。 なお、7月31日に住友電工の裁判の判決が出ます。配置における男女差別が 正面からとわれる裁判です。国の責任も併せて問われています。実質的な男女平 等を確立するための第一歩を踏み出せるか。とても大切な事件です。 いま総選挙の最中ですが、女性の政治への進出とあわせて、労働権の確立も最 大の課題です。2000年にふさわしいいい判決が出ますよう、みなさんのご支 援をよろしくお願いします。 先日聞いた宮地弁護士の最終弁論によると、1966年の最初の結婚退職裁判 〔住友セメント)の時には、内閣法制局も「結婚退職制度は法律違反ではない」 という通達をだしていたそうです。それでも、裁判で《公序良俗違反》となり、 続々結婚退職の裁判が続き、1986年の均等法でやっと禁止規定となったそう です。また、 30年前のアメリカでは、黒人だと言うだけで低い評価の仕事に しかつけなかったが、今の日本の女性は同じような目にあっています。アメリカ では30年前に禁止されたことがまだ日本では続いているのです。 「間接差別禁止、均等待遇2000年キャンペーン」が始まっていますが、日 本の女性運動の総力をあげて、本当の《平等》が獲得できるよう、その一つのシ ンボルとして、住友裁判を位置付けていただきますようよろしくお願いします。 ----- Original Message ----- 送信者 : shizuko koedo <shizuko@my.email.ne.jp> 送信日時 : 2000年6月10日 22:48 件名 : [WWN-Plaza:508] New York News 最終版 > 皆様へ > > いよいよNew York からの、最終便をお送り致します。 > > これまで、お返事を送ってくださった皆さまどうも有難う > ございました。とても励まされ、疲れていてもメールを送ろう > というエネルギーになりました。 > > 今日は、有終の美を飾って、とてもいい報告ができます。 > > ■ ビラ配布の件 > > 英文ビラは国連にて本日すべて、配布し終わりました。 > WWIN・ニュース、藤沢さんの岡谷鋼機、野崎さんの昭和シエル石油 > 京都大學女性学部の英文ニュースは、国連のはかEEOC、NOW、UNITE > (繊維労組)、NGOセンター(旧税関)などでも配布しました。 > > ■署名の件 > > 本日は馬力をかけて署名を集めました。本日63名、こちらへ来て > からは90名なので、合計153名です。 > もっと署名タイムをとれば集めることは出来たのですが、スケジュール > いっぱいの状況の中で、皆良くがんばってくれました。 > > BIGな署名者は、国連・女性差別撤廃委員のショップ・シリングさん、イウ゛ァンカ・コルテイ > さんなど3名の委員、インド最高裁判所判事候補の女性弁護士、EU国会議員、 > 労働弁護士など計7名です。 > > ■ベアテ・シロタ・ゴードンさん訪問 > > 今回の旅行メンバーの一人である、TVデレクターの寺本さんは、日本憲法に男女平等 > の権利を草案した(第24条)ベアテさんのTV番組を製作されました。 > 今回7人にてご自宅を訪問、住友裁判に励ましのことばを頂戴しました。 > 正路さんが、VIDEOを撮りました。詳しくは17日(土)の報告集会にて上映致 > し > ますので、お楽しみに。 > > ■ジュデイ・ブラデイック弁護士訪問 > > 林弘子教授の長年の友人で、この人にかかれば、必ず裁判に勝つという > アメリカでも超有名な、労働弁護士ジュデイ・ブラデイックさんと同じく弁護士の娘 > さんのアンさんを尋ねました。 > 岡谷鋼機・原告の藤沢さんは来るべき判決勝利を願って、ツーショットでカメラに > 収まりました。 > > ■日本政府ブリーフィング > > 国連開催中、3回の日本政府による国連審議のブリーフィングが行われました。 > 各NGO一回のチャンスにて、WWINは9日に参加がOKとなり夜8時から9時まで > 数名が参加しました。 > > 外務省の岡村氏が、合意を巡って前日は午前4時まで、会議をしこの時点でも > まだ採択案が出来ていないとの事。以下残された問題点の主たるもの。 > ・一方的制裁措置 アメリカ & キューバにて > ・女性の多様性ー完全な多様性をさらに発展させるとはどういうものか > ・リプロダクツヘルツ(性と生殖に関する権利) 堕胎の問題をめぐって > ・暴力撤廃 夫婦間の姦淫、暴力を言及するかどうか。 > ・家族 さまざまな、形態の家族における女性の役割を支援す > る。 > 表現方法をめぐって協議中。 > > > やっと、ここに来て、国連でなにが討議されているのか、かいま分かったと > という感じで、質問をまっさきにしました。 > > 「私たちは、小さな草に根のグループなので、国連にはいった途端に > どこでなにをやっているか分からない。日本代表のいわをさんが、なにを > 演説したのか要点を説明してほしい」 > > ここでやっと、日本語訳が配布されました。「日本は男女共同参画社会基本法 > で積極的改善措置をおこなっている」など、美しい言葉がならんでおりまし > た。 > > なお、国会議員末広真紀子氏、吉川春子氏があいさつ、両氏および日本 > 政府代表にWWINの国際シンポパンフと住友裁判の原告写真つきビラを手渡し > ました。 > > > ■ 朝日新聞のインタウ゛ュー > > 朝日の川名さんに「窓」の記事のお礼をいいました。宮地弁護士からもお礼を > 申しておりますとも伝えました。 > (窓の記事は、福岡のWWVの女性がFAXにておくってきてくれました。すごーい > 素晴らしい記事ですね) > > 川名さんと同行のジュネーブ支局長、東京本社外報部の記者から、「NGOとして > 今回の国連総会をどう思うか」とインタビューされました。 > > 「国連にくるまでは、インターネットでNGOの発信がいっぱいあって、北京会議と > の違いを感じていたが、一歩国連のなかに入ると、全くどこでなにをやっているの > か > どこへ行けばいいのか、なんのインフォーネーションもない。 > 初日は50名しか総会会場に入れないなんて全くしらされていず、政府よりの > NGOのみ情報が流されてるのではないかと思った。 > また、プレスリリースも3Fにあるなんてことも昨日知ったばかり。 > 政府はNGOの意見を聞き、一緒に考えていきたいとかいっているけど、国連の > 足元に来ててさえこの様子ですから、対応がとても不満です」とこたえました。 > > > 以上報告おわります。 > > > > Shizuko Koedo > ----------------------------- > shizuko@my.email.ne.jp > [添付] http://www.jca.apc.org/fem/news/women2000/366/Lawyer_judy_vladeck.jpg http://www.jca.apc.org/fem/news/women2000/366/beate_Gordon.jpg http://www.jca.apc.org/fem/news/women2000/366/briefing.jpg http://www.jca.apc.org/fem/news/women2000/366/shop_shilng.jpg _________________________________________________________________________ fem-Women2000@jca.apc.org for Women 2000, UN Special Session on Beijing+5 Searcheable Archive http://www.jca.apc.org/fem/news/women2000/index.shtml visit fem-net HomePage for other mailing lists http://www.jca.apc.org/fem