Subject: Re: アジア太平洋地域NGO会議からのレポート 09.02
From: lalamaziwa <lalamaziwa@jca.apc.org>
Date: Sat, 04 Sep 1999 11:55:19 +0700
Seq: 30

lalamaziwa@バンコックです。

9月2日、会議3日め午前中は、前日の12の主要課題のワークショプからの報告を
受け、質疑が行なわれました。各セッションの検討内容は個々のワークショップ
に参加された皆さんからの報告を参照してください。

このご前のワークショップの特記事項は、なんと言っても 若手女性が企てた
「会議ジャック」でしょう。20代女性がネットワークを組み、「若者が大切」と
いいながら特別扱いして別の場に隔離されるのはかなわないと主張しました。
「私の友人の声を聞いてください」とマイクロフォンをリレーした10分間も会議
ジャックするという画期的な戦略と行動は「古参」の参加者にも響いたようです。
この10分間が今後の女性運動の展開にどのような影響を及ぼすのか、ぜひ具体的
な行動に結び付けていきたいところですね。

午後は、「Interest Group」に分かれての小ワークショップ。
こちらも皆さんからの報告を期待したいところ。

私はIsis/AWORCで企画した「女性と通信技術」のワークショップに参加。AWORCメ
ンバでもあるAPWINをホストしている淑明女子大学の李学長(女性が次世代のリー
ダーとして活動するためには通信技術を身につけることが必要というビジ ョンに
基づき、淑大予算の1/3をコンピュター環境整備に使ったという決断力の塊の
ような方です。)と、先住民の権利という観点から技術のマイナス面を追っている
 Vicky Tauli Corpuz さん(先住民ネットワークの創設者でもあります)のキー
ノートの後で質疑とシンポジウムへの提案を作成しました。(別ファイルにメモ)

夕食は大学講堂で東アジアに始まる文化交流会。日本からはミスコン反対運動が
作ったという「ものさし音頭?」を披露。

この後、報告書(ロビーに使う文書)とシンポジウム宣言をドラフトするメンバー
は、徹夜の作業に戻るために会食の場を中途退席。私もVAWのドラフトに狩り出さ
れることになり、夕食から戻った牧田さんを狩り出して作業に加わってもらいま
した。これは「D-女性にタイする暴力」のワークショップのコーディネータが突
然出席できなくなったという変則事情のためですが、こういう部分を担える人材
を育てていくことも必要だよね、といいながらベッドにもぐり込んだのは3時過ぎ
のことでした。

-- lalamaziwa

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