Subject: [fem-women2000 226] Re: [fem-women2000 222] シャープ判決を考える
From: "Reiko Shoji" <hx7r-syuj@asahi-net.or.jp>
Date: Tue, 11 Apr 2000 17:45:41 +0900
Seq: 226
いつも最新の情報ありがとうございます。英語が十分出来ないのでいらつきな がら、でも国連への登録などさせていただきました。WWNの国際グループである WWINとして6月五日の六時半から八時まで、ニューヨーク大学のりプトンホール 〈ダゴスチノビルの中)で100人規模のワークショップをします。「住友裁判と 日本の男女平等」で、原告や弁護士、学者など二〇人で参加しますので、ぜひご 支援下さい。日本政府の報告の中に賃金裁判のことが全然紹介されていないの で、なんとしてでも世界の人に知ってもらわなくてはと,NGOレポートをつくる会 にも参加させてもらいました。つきましては、先日のシャープの判決が、慰謝料 は払ったが賃金差額は認めないという矛盾に満ちたものだったので、次のような 徹底討論の会を開きます。参加が無理でもぜひご意見お寄せ下さい。女性も男性 も職場での働き方がもっと自由でないと、活力ある日本にはなりません。本当の 意味の労使対等、一人一人の能力を生かせる職場を作る機運を生み出す裁判であ りたいのです。二〇近い裁判の判決が今年続々出る予定ですので、ぜひ運動を強 めてください.WWNのホームページも見てください。 http://www.ne.jp/asahi/wwn/wwin/ 徹底討論・シャープ判決を考える ――問題提起・宮地光子弁護士―― 2月23日に判決のあったシャープの賃金差別事件では、男女差別のあったこと を認めて、最高の慰謝料500万円の支払いを命じました。しかし、請求していた 過去の差額賃金については認めないという矛盾したものでした。 裁判所は男女格差を認めながら、「性別役割分担意識のもとで女性はすぐに退 職するから、企業もそれを前提に労務管理を行なったのである」と現状を追認し ています。また会社は原告のミスをあげつらい個人攻撃を繰り返して、能力差で あって男女差ではないと主張しました。「企業社会日本」の中で、男女差別を裁判 で立証するにはどんな問題があるのでしょうか。 羽田さんはこの秋に60歳の定年を迎えます。日本の経済成長のなかで会社のた めに必死で働き、公平な処遇を求めて上司と何度も話し合いました。そして最後 の手段として一人で裁判に踏み切って五年目のことでした。 民間企業で働きつづけた女性たちのほとんどは同じ状況に追いやられていま す。「女性だから単純な仕事で」と配置の差別を受けていたり、男性と同じ仕事 をしていても低い賃金しか受けとれない女性たちは、どのようにして平等の扉を 開けることが出来るのでしょうか。ぜひみんなで話し合いましょう。 4月25日<火曜日>6時半から9時 お話=宮地光子〈弁護士〉・羽田友子〈シャープ原告〉 ドーンセンター大会議室〈天満橋下車五分〉 資料代 500円 主催=ワーキング・ウイメンズ・ネットワーク 〒531-0074大阪市北区本庄東1-1-12正瑞園2f(電話&ファクス)06−6359−3 434 Eメール:WWIN@my.email.ne.jp URL:http://www.ne.jp/asahi/wwn/wwin/ _________________________________________________________________________ fem-Women2000@jca.apc.org for Women 2000, UN Special Session on Beijing+5 Searcheable Archive http://www.jca.apc.org/fem/news/women2000/index.shtml visit fem-net HomePage for other mailing lists http://www.jca.apc.org/fem