Subject: [fem-women2000 196] WA2000 CSW: Daily News 6 - 日本語 - 03/07/00
From: "Oda Yukiko" <oda@kfaw.or.jp>
Date: Tue, 14 Mar 2000 11:24:32 +0900
Seq: 196

以下はWomenAction のDaily News の一部の抄訳です。lalamaziwaさんからの緊急の
お願い(北京+5
情報の翻訳)に答えて流します。間違っていたら訂正してください。おだ

CSW: Daily News 6 - 日本語 - 03/07/00

WomenAction Daily Bulletin Number 6 (3月7日)

編集部より:
3月3日の準備委員会以来、NGOは課題別または地域別コーカスに分かれている。限ら
れた文書に文言を入れるべく努力しているが、あまり進展は見られないようだ。サラ
・ロングェは「市民社会は具体的な行動につながるよう、再度政治的意思を奮い立た
せなければならない。もしそれが無くなってしまったのであれば、取り戻さなければ
ならない。まだあるならば政府に本気で取り組ませなければならない。取り組みある
場合は行動をもたらさねばならない」と言った。

適切なる情報コミュニケーション技術
WomenActionはJ.女性とメディア用のキットを用意し、3月6日午後各国政府代表に配
布した。それにはセクションJの実施に関するNGOの評価が含まれている。この英語版
はwww.womenaction.org/csw44/altrepeng.html。

インタビュー:
全英女性評議会議長、貴族院議員、前欧州議会議員、欧州議会女性の権利委員会議
長、クリスティン・クロウリィ<内容略>

東ヨーロッパにおける民主主義と透明性
ポーランドのキンガ・ローマンの話。北京以後地域の女性のネットワークの地ならし
を始めたが、本当に成長したのは昨年のCSW以降だ。共産主義からの移行と共に大規
模女性組織は小グループに分かれ、特定の分野だけを扱うようになっていた。しか
し、昨年のCSWでKaratという中央および東ヨーロッパの13カ国の女性組織の連合体を
組織し、制度的仕組みに関する共同提案をしたところ、その存在を認められるように
なり、NGOの皮をかぶった政府の代弁者としてではなく、専門家と見てくれるように
なった。Karatはリーダーを養成するよりも、定期的に集会を持ち、またできるだけ
多くの人を国連の北京+5の活動に送りこみ、実地で学ぶようにした。Karatは専門
家集団からなる民主的に選出された協議体で、E-メイルを使って協議し、すべての提
案は全員に知らされ、最終文書も全員が分かち合う。いかなる革新的取り組みも奨励
されている。

地域:
ジェンダー・メカニズム、資源、公正の21世紀は、ラテンアメリカおよびカリブ海地
域で元気なNGOのキーワードである。地域の多くの国は深刻な不況に直面しているた
め、女性の人権、とりわけ経済的、社会的、文化的権利の実施が最優先課題である。

NGOコーカス
国際犯罪法廷
1998年7月に採択されたICC付属文書(statute)はこれまでになくジェンダーの要素
が入っている。国際法としては初めて性的、ジェンダーに基く暴力による犯罪を認め
ただけでなく、女性に対する犯罪は尊敬と責任を持って調査し起訴するように求めた
条項を含んでいる。さらに、法廷およびあらゆるレベルのICCのスタッフに女性が含
まれるようにという条項もある。
この法廷の発足には60カ国の批准が必要であり、これまでのところ批准7カ国、署名
94カ国である。世界中の女性がこのICCの持つ可能性を認識し、これを発足させるた
めにどんな支援と提唱ができるかを知って欲しい。3月7日午後1:15-2:45ダグ・ハ
マーショルド講堂へ。

「北京行動綱領の実施のために効果的な連携を!」
3月6日のフォーラムでケニヤのカンゲミ女性エンパワーメントセンター代表のジェー
ン・キラグは、地域における女性の意識向上とコミュニティへの参加にとって北京行
動綱領がいかに関係しているかについて話した。特に地域のNGOにとっては女性の人
権という枠組みが有効だと述べた。

グローバリゼーションと女性の経済的権利:世界中からの声
パネルでは、構造調整や貿易と投資の自由化のようなマクロ経済政策が女性とコミュ
ニティにマイナスの影響を及ぼしているとの経験が共有された。カナダのサンドラ・
カーネギー・ダグラスは北京のフォローアップに当たっては新国際秩序を考慮すべき
であり、統合的フェミニスト分析(Integrated Feminist Analysis)が用いられるべき
と強調した。ユースコーカス代表のニカラグアのモニカ・アレマンは多国籍企業のマ
イナスの影響について話し、ブルガリアのジェノヴェヴァ・ティシェヴァは東欧にお
ける民営化の女性へのマイナスの影響について、特に、民営化に当たり、差別、女性
の二重負担、政治的法的汚職、および他の社会的・政治的要因が考慮されていないこ
とを、最近の調査に基いて述べた。ガーナのゾッツィ・ツカタはアフリカの女性は開
発を中心に据えた経済政策を、すなわち自由(free)貿易ではなく公正な(fair)貿易
を、求めていると賞賛した。

女性とメディア・コーカス:  3月7日 3時から
国別シャドウ・レポート:  3月7日午前11時から
持続可能な開発おおびCSWに関するCONGO委員会: 3月7日午後1:15-2:45
特別会期 特別会期のコーディネーションについての意見: 1-212-986-8557へ


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