Subject: [fem-women2000 165] WA2000 CSW: Daily News 1 - 日本語 - 29/02/00
From: "Oda Yukiko" <oda@kfaw.or.jp>
Date: Wed, 1 Mar 2000 17:06:38 +0900
Seq: 165
以下はDaily News の一部の抄訳です。lalamaziwaさんからの緊急のお願い(北京+5 情報の翻訳)に答えて流します。 CSW: Daily News 1 - 日本語 - 29/02/00 WomenAction Daily Bulletin Number 1 (2月29日) 編集部より: 第44回国連婦人の地位委員会(CSW)はNGOの声を伝える最後の重要な機会である。 WomenAction2000はこれからの3週間、月曜から金曜まで"Daily Bulletin"を出す。詳 しい情報はWomenActionのweb site (http://www.womenaction.org)参照。他に "Weekly News"を出し、会議の進展状況や新しく浮上してきた課題、NGOの活動などを レポートする。 ニューヨークにいる人は、チャーチセンター12階にある、WomenActionとCONGOが共同 で運営しているインターネット・カフェに来て欲しい。ここでは国にいる仲間と連絡 できるだけでなく、先端技術を通じてCSWに参加することも出来る。3月6日〜10日 は、クアラルンプールで開かれる"Global Knowledge II会議"ともつなぐ。 WomenAction 2000はNGO Media Caucusにも中心的にかかわり、重大問題領域Jメディ アに関して(国連の討議に)代替案を提案していく予定である。 インタビュー 「かなり満足している」 CSWの議長だったパトリシア・フロール(Patricia Flor)さんの2年の任期が終わっ た。彼女は振り返って、「任期中最も大変だったのはCEDAWの個人通報制度の制定 だった。ほぼ25カ国がこれに署名し、国連総会で採択され、国際的道具として使える ようになったことは政治的勝利だった。CSWは政治的権限があり、口頭での非難など の方法により政府や国連が積極的に介入するようにできる」と言っている。彼女の任 期中、人権委員会など他の機関との連携を強める開放政策をとり、CSWを主流化さ せ、その存在を知られるようにした。パトリシアは6月までは女性2000年会議準備委 員会の副議長を務め、その後はドイツの外務省に戻ることになっている。 NGOコーカス情報: 「女性とメディア」 2月27日にCSWの会合に提案する内容を詰めるための会合を持った。今後は、女性の 技術へのアクセス、メディアにおける女性の決定参加、メディアにおける女性につい ての固定的イメージの打破、女性の声をメディアに載せる、女性によるメディアの開 発などについての戦略を話し合う。また北京行動綱領Jの評価過程に影響するための 戦略や、(CSWで採択される予定の)「北京宣言と行動綱領実現のためのさらなる行 動と取り組み」(いわゆる"アウトカム ドキュメント")の第4章(「北京宣言と行 動綱領の実現を促進するにあたっての障害を克服し、新しい挑戦と方向を表明するた めの方策、行動、率先した取り組み」)に、全てにかかわる課題としてメディアを含 めるための戦略も話し合う。毎日午後2時、チャーチセンター3階で会合。 「武力紛争コーカス」 2月28日の全体会合に向けてNGOの意見を準備中。これはアジア太平洋地域コーカス を通じてNGOの意見表明に含めてもらうために29日朝までに配布する予定。 (http://www.womenaction.org参照)。小人数からなる起草委員会が国連文書をチェッ クする。会合は毎日午後2:15〜3:00。 「ユース・コーカス」 20人の女性が参加し、議長はシリーン・リー (shireen_lee@yahoo.com)。29日のNGO の意見表明に含めるべく、なぜ若い女性の問題が特に取り上げられなければならない かについての一般的な意見を用意することで同意した。ワーキング・グループで文書 を用意し、発表者を決めることになった。3月6日に若い女性の問題が話し合われる予 定。毎日午後1時半会合を持つ。 「貧困コーカス」 草の根の女性のプログラムや戦略についての経験を共有し始めたところ。今後毎日午 後3:15から会合を持つ。 NGOの活動: 28日のCSW、議題4「行動綱領の実施に関する包括的評価」において、イタリアのNGO 代表、バーバラ・テレンツィ・カラマイさんが、イタリアを代表して意見を述べた。 イタリア政府は市民社会の果たす重要な役割に気づき、今年は政府代表団にNGOの代 表を多数加えた。イタリアのNGOはボスニア、アルバニア、コソボ、パレスチナ、ソ マリア、中央アメリカなどにおける緊急事態に取り組んできており、これを通じて南 北の協力関係を育成し、移民(避難民)女性による、または女性のためのの活動を行 い、また女性の政治参加を促進するためのコースを行ってきた。彼女は、女性2000年 会議への幅広いNGOの参加を得、第5回世界女性会議を開催することは、政府と市民 社会の革新的なパートナーシップの視点から重要であると述べた。 世界27カ国のNGOによるオルターナティブ・レポートをEuropean WomenAction 2000 website (www.iiav.nl/european-womenaction-2000) で見ることが出来る。 WA 2000チーム: K. Banks, V. Berroa, B. Finke, I. Leon, S. Masters, Y. Matsumoto, J. Palmieri, L. Pugh, J. Small. WomenActionは地球規模の情報、コミュニケーション、メディアのネットワークで、 NGOが北京+5の見直し過程に参加でき、女性とメディアに重点を置きつつ女性のエ ンパワーメントという長期目標の達成に寄与することを目的としている。 このニュースレターの刊行は以下の団体からの資金援助により可能になった。 WomenWatch、スイス開発庁、Shaler Adams基金 以下のwebサイト参照。 新聞:http://www.womenaction.org/csw44/news.html 文書のテキスト:http://www.womenaction.org/csw44/resources.html